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水は潤す働きがあるので、適度な量なら身体を潤してくれますが、同時に冷やす働きもあるので、多く飲み過ぎると身体を冷やしてしまいます。
特に冷たい飲み物は体温まで温度を上げないと吸収できないので、「胃がチャポチャポするのにのどが乾く」といった様なことが起こります。

暑い夏こそ温かいものを摂りましょう。
また、水分は少しずつ摂るよう心がけましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

私たちは食物からエネルギーを取り出し生命を維持していますが、そのエネルギーを取り出すために、胃では食べた物を消化する時に、またエネルギーを消費します。
一度に多く食べると消化する時のエネルギー消費も多くなり、一時的にエネルギー不足が起こります。
すると不消化が起こり、からだに必要なたんぱく質やミネラルの吸収が悪くなって、エネルギー源の糖や脂肪ばかり吸収されてしまいます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ひとの胃の中は、ほぼ38℃に保たれています。
冷えると血液が集まってきて温度を上げ、熱くなり過ぎると汗をかいて放熱し、温度調節しています。
また、食べ物が入ってくると、消化するために血液が集まってきます。
この時に生ものや果物など体温以下の物が多く入ってくると、温度の低下を防がなければならないので、皮膚から血液が胃に集まってきます。
すると皮膚の血液が少なくなり、循環も悪くなるので、トラブルを起こし易くなります。

このように、胃腸を冷やす食べ物が多いと、皮膚のトラブルを起こす原因になります。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

身体が冷えるのは、寒いときだけだと思っていませんか?実は暖かい時の方が身体の中は逆に冷えるのです。
暖かくなってくると、冬の寒い間身体の中に入り込んでいた血液が身体の表面に出てきます。
「春は発陳」と表現されるように、草木が新しく芽を出すように、身体も発散力を高めるため、血液をどんどん体表に移動させます。
このように胃腸など内臓に流れる血液は温かくなると少なくなり、春や夏の方が冷え易くなるのです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

厚生労働省の調査では、ビタミンB6・ビタミンB2・葉酸の摂取量と心筋梗塞などの虚血性心疾患との関係が明らかになりました。
これらの栄養素が足りないと、虚血性心疾患のリスクが高まるということです。

不規則な食生活や食事の多様化。普段の食事からこれらの栄養素を十分にバランスよく摂取するのは非常に難しい状況です。
医薬品の総合保健剤を利用して、日頃から虚血性心疾患の予防を心がけましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ドライシンドロームという言葉をご存知でしょうか?
様々な原因で『身体の渇き』をきたし、渇きに関わる色々な症状が現れることをいいます。

口の渇き、眼の乾き、のぼせ、ほてり、めまい、寝汗、肌の乾燥、しわ等・・・
特に病気ではないのにこれらの症状が気になる方には、漢方薬が効果的です。

余分な熱をとりながら必要な体液を補うことで、身体全体を潤すことができます。
熱がたまる原因を治すことも大切です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

①血液は約1分で全身を1回りする!
ドクンという拍動で心臓を出た血液は、脳や足先まで張り巡らされた長い血管をたどって全身を回り、いったん心臓を通過。肺で二酸化炭素と酸素を交換して再び心臓に戻ります。この間わずか1分!行きの動脈を通過するほうが帰りの静脈よりも圧倒的に速く、血圧も高くなっています。

②全ての血管をつなぐと地球を2周する
体内の細胞にはいつも新鮮な血液が必要です。全身にくまなく血液を届けるために張り巡らされた血管には、大きく分けて動脈・静脈・毛細血管の3種類がありますが、これらを全て一本につなげると、およそ9万kmにも達します。これは、地球2周分に相当する長さ!血液の旅路は、はるかに長いものなのです。

③体内を流れる血液の量は牛乳パック4~5本分
私たち体内の血液量は体重の約8%。50kgの人なら4kg(約4ℓ)60kgの人なら4.8kg(約4.8ℓ)となります。つまり、常に1ℓの牛乳パックを4~5本分もの血液が身体の中を循環しているというわけ。月経(生理)の時や献血した時、おなかを壊した時、汗をかいた時などには一時的に量が減りますが、すぐに元に戻ります。

④涙や母乳も元血液
血液は、ときには意外なものに変身して、身体のあちこちで栄養素や老廃物のやりとりを行っています。たとえば、汗や尿はもともと血液で、老廃物を外に排出しているもの。涙も血液からつくられ、悲しいときに流す涙はストレス成分を排出しているといわれます。また、母乳は血液から必要な栄養素や免疫成分を選んでつくられたものです。

⑤足踏みすると赤血球が壊れる
赤血球はとてもデリケート。足を踏み込むような動作をするとショックで膜が破れ、壊れてしまいます。もちろん赤血球は次々に送り込まれてきますが、踏み続けていると壊れる量が新しく到着する量を上回り、貧血を招きます。
マラソンやサッカーなど、長時間走り続けるスポーツの選手は、こうした理由から『スポーツ貧血』になることもあるそうです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

不眠には色々なタイプがあります
・布団に入ってもなかなか寝付けない
・少しの物音ですぐ目が覚める
・たっぷり寝たのに寝た気がしない
・朝早く目が覚め、まだ眠りたいのに眠れない
・神経が高ぶって眠れない
・気分がふさいで眠れない
など

それぞれのタイプに応じたお薬があります
・寝つきが悪い 眠りが浅い
  →ジフェンヒドラミン塩酸塩製剤
・気分が高ぶっている 神経が高ぶっている
  →抑肝散加芍薬黄連水製乾燥エキス
・心身が疲れ、弱っている
  →酸棗仁湯
その他、タイプに応じて漢方薬を服用することで良い睡眠が得られます。
また、ギャバ(γーアミノ酪酸)などの健康食品も不眠の解消に役立ちます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

貧血はダイエットの大敵です。
その理由は・・・
鉄が少なくなるとヘモグロビンが減り、酸素を全身に配れなくなり酸欠状態になる。
→細胞に酸素が行き渡らなくなる
 →細胞は酸素がこないので働けなくなり、脂肪細胞は燃えなくなる
  →運動しても動悸・息切れで続かなくなり、代謝が悪くなり脂肪がたまりやすくなる。

貧血にならないためには、『鉄分をきちんと摂取すること』が鉄則です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

不眠の原因
①生活パターンの変化
②高齢になり体が必要とする睡眠量が減ったり、体内時計の周期が短くなること
③薬やカフェインなどの飲食物の影響
④ストレスなどの心理的な原因
⑤体の痛みなどの身体的な原因
⑥夜間頻尿や睡眠時無呼吸症候群のような不眠の原因になる病気がある場合

睡眠障害対処12の指針
①睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分
~睡眠の長い人、短い人、季節でも変化する、8時間にこだわらない、歳をとると必要な睡眠時間は短くなる~
②刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
~就寝前4時間のカフェイン摂取、就床前1時間の喫煙は避ける。軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、香り、筋弛緩トレーニング~
③眠たくなってから床に就く・・・就床時刻にこだわりすぎない
~眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝付きを悪くする~
④同じ時刻に毎日起床
~早寝早起きでなく、早起きが早寝に通じる。日曜に遅くまで床ですごすと、月曜の朝が辛くなる。~
⑤光の利用でよい睡眠
~目が覚めたら日光を取り入れ、体内時計をスイッチオンする。夜は明るすぎない照明を~
⑥規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
~朝食は心と体の目覚めに重要、夜食はごく軽く。運動習慣は熟睡を促進~
⑦昼寝をするなら、15時前の20~30分
~長い昼寝はかえってぼんやりのもと。夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響~
⑧眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
~寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る~
⑨睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
~背景に睡眠の病気。専門治療が必要~
⑩十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
~長時間眠っても日中の眠気で仕事・学業に支障がある場合は専門医に相談。車の運転に注意~
⑪睡眠薬代わりの飲酒は不眠のもと
~睡眠薬代わりの寝酒は、深い睡眠を減らし、夜中に目覚める原因となる~
⑫睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安心
~一定時刻に服用し就床。アルコールとの併用をしない~

 厚生労働省 睡眠障害の診断治療ガイドラインより

       ~薬剤師 鳥居英勝~