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漢方薬は筋肉を保つ支えになります。

五臓六腑の『脾』は肌肉を司り、脾を強くする漢方製剤は筋肉を強くすると考えられています。

また、亀板・鹿茸・紅参・枸杞子の4味からなる漢方製剤(亀鹿二仙膠)には、マウスの実験で、筋肉細胞の代謝・タンパク質合成を高め筋肉量低下を防ぐことが確認されています。

80才以上では、女性で2人に1人、男性では3人に1人がサルコペニアに該当するとのこと。年を重ねたら筋肉量の維持に努めなければなりません。

良い筋肉を造り筋肉の収縮力を高めるためには、アミノ酸・カルシウム・鉄などの栄養素が必要です。近年、ω3系脂肪酸のEPAも筋力の維持に役立つことが分かっています。

これらの栄養素と漢方で、一生歩ける筋肉が維持できれば最高だなと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

今朝の下野新聞健康面に、『健康長寿は菌トレから 腸内環境整え筋肉増量』の大見出しでフレイル対策の記事が載っています。腸内で酪酸菌が産生する短鎖脂肪酸である酪酸には、筋肉を溶かす酵素の働きを阻止することで加齢に伴う筋委縮を抑える働きがあると考えられているという内容です。

腸内細菌は様々は発酵代謝生成物を産生します。その中でも酪酸菌が産生する酪酸は多様な生理活性を有していて、大変注目されています。

紙面には、この酪酸菌を増やすには、酪酸菌のえさとなる水溶性食物繊維を摂って酪酸菌の活動を活発にすると良い。食材としてはわかめ・昆布・もずく・あおさ・のりなどの海藻類、豆類、野菜、果物など。中でも海藻類は良いと記してあります。

当店では植物発酵エキス(酵素)を永く推奨させていただいております。この中には、自然な発酵で生まれた多様な菌と様々な発酵代謝生成物が存在しています。原料に海藻も使われており、酪酸も確認されています。まさに『筋活』の支えにもなりそうです。

元気で長生きのためには、筋肉を落とさないことが大事です。そのために、運動、たんぱく食と合わせて、腸活も取り入れてはいかがでしょうか?

☆この時期恒例の梅酵素が今年も入荷しました。紀州南高梅をたっぷり漬け込んでいて風味豊かに仕上がっております。栄養素が腸からスムーズに吸収されるので、食欲が落ちやすい夏の栄養に最適です。腸活、筋活にもお役立ていただければ幸いです。

~薬剤師 鳥居英勝~

はぐきが痛くてものが噛みにくい、口内炎を繰り返して食べる時に痛い、このような方におすすめしたい漢方薬があります。

豊心:四君子湯と四物湯を合わせた八珍湯をベースに、寒熱・痰湿など余分なものをさばく生薬を加味した処方構成。効能効果/歯ぎん炎(歯肉炎)、口内炎、食欲不振。

抵抗力を高めながら炎症と痛みをおさえてくれる製剤で、長く飲んでも安心なのが特徴です。

口腔内の環境が悪くなると十分に食べられなくなり、全身の体力の低下につながりかねません。お口の健康はフレイル対策の第一歩です。

元気で長生きはみんなの願い、食べ物からの栄養をしっかりと取り入れられるように、お口の中もていねいにケアーして参りましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

一気に春めいてきました。この辺の桜も、3日前には三分咲きでしたが今朝は八分咲きになっています。

さて、コロナで長く行動が制限される中で、このようなことが気になる方はおられませんか?

☑昨年よりも体重が減少している ☑何もしていないのに疲れを感じる ☑歩くのに時間がかかる

これらは、筋肉の衰弱かも知れません!

このような場合は、筋肉を強くする栄養を補いましょう。大事なのは・・・

〇筋肉の原料となるアミノ酸 〇筋肉の収縮に必要なカルシウム 〇筋肉に酸素を送る鉄

この3つを身体に吸収させていくことが重要になります。

とはいっても、食事だけではどうしても摂りきれないものです。そこで、とても良い栄養剤があります。

コンクレバン:20種類のアミノ酸配合 肝臓の働きを良くして体内でのタンパク質の合成を助けます

バイランCaⅡ:カルシウムと鉄の栄養剤 イオン化されていて吸収率が抜群です

~続けて服用していると、筋肉量と筋力を保つ支えになります。十分に食べられなかったり、食べているのに体重や筋肉が減ってしまうという方は、すぐにでもお飲みいただくとよろしいと思います。~

元気で長生きはみんなの願い、そのためには筋肉を十分に保ち歩けることが大事だと思います。筋活のキーワードは『アミノ酸+カルシウム+鉄』 これらの栄養素をしっかり補って、お元気にお過ごしください。

~薬剤師 鳥居英勝~

昨日に続きフレイルの話です。
フレイルの予防法に『②身体を鍛えて筋肉の衰えを防ぐ』と記しましたが、これも言うが易し・・・だと思います。そこで、比較的簡単にできる筋トレをご紹介します。
スロースクワットという筋トレをご存じでしょうか。『膝を伸ばし切らず、膝を曲げ切らない。この間でできるだけゆっくりと、とめることなく曲げ伸ばしする。』という運動です。
このスクワット法には、ゆっくり行うのでケガをしにくいという利点があると思います。さらに、思いっきり負荷をかけてガシャガシャスクワットするよりも、筋肉が大きくなるというデータも出ています。
私もやってみましたが結構きついです。回数の目安は10回弱、逆にそれぐらいでいっぱいいっぱいになるようにゆっくり行うと良いとのこと。
大腿部などどこか一か所の筋肉を強くすると、そこだけではなく全身の筋肉が強くなることが分かっています。実際に、スクワットで太ももの筋肉を強化したら握力も上がったという実験結果が得られています。
家の中で、その気になれば隙間時間でできる筋トレですので、試してみてはいかがでしょうか。
~薬剤師 鳥居英勝~

一昨日のフレイルの話しの続きです。

フレイルの予防法として、『①しっかり食べて栄養状態を保つ・・・』とありますが、これは言うが易し行うは難しかもしれません。

ご高齢な方からは、『あまり動かないから食欲がわかない、歯が悪くて食べられない、つい適当なもので間に合わせてしまう。』このようなことを良くお聞きします。

さらに、歳を重ねると消化酵素の分泌が少なくなるので、食べてはいても消化吸収されにくくなっています。特にタンパク質分解酵素は若い時の1/3にまで減ってしまうそうです。

栄養面でのフレイル対策の基本は、何といっても筋肉量を維持するようにタンパク質をしっかり摂ることです。様々な状況で難しい場合もあるかと思いますが、肉や魚などの高タンパクの食べ物を多めに、できるだけ良く噛んで食べるよう心掛けることがとても大切だと思います。良質のアミノ酸製剤も、筋肉を保つ支えになります。

また、消化液が細胞から分泌されるにはカルシウムが必要です。筋肉を収縮させるのにもカルシウムは欠かせません。カルシウムは骨と筋肉の大切な栄養素ですので、フレイル対策と寝たきりにならないためのカギになります。

~薬剤師 鳥居英勝~

『フレイル』、ご存じの方も多いと思います。

フレイルとは、筋肉や運動機能が低下した虚弱状態のことをいいます。☆健康⇒フレイル(虚弱)⇒要介護

フレイルになると、筋肉や関節などの運動機能や身体活動が低下するだけではなく、うつや認知機能などの精神的虚弱症状や、外出減少や孤食などの社会性の虚弱症状も現れてきます。

フレイルの最も大きな原因は、筋肉(体力)の低下です。そこで予防法は・・・

①しっかり食べて栄養状態を保つ・・・『筋肉の栄養・原料となるアミノ酸』、『筋肉を滑らかに強くするカルシウム』、『筋肉の酸素供給を高め力を強くする鉄』、この3つをバランスよく体に吸収させていくことが非常に重要になります。歳を重ねると消化力も低下しますので、食べた物がしっかりと消化吸収されるように、食事の量とバランスにも気をつけることが必要です。

②身体を鍛えて筋肉の衰えを防ぐ・・・出来る範囲で、筋肉に負荷をかける運動を継続していきましょう。運動が難しい方は、今ある筋肉の働きが良くなるように、栄養素などを意識的に補っていくようにしましょう。

フレイルになると、転倒して骨折するリスクが高くなります。骨折・転倒は、日本人の寝たきりの原因の第4位です。寝たきりになると、ご自身も家族も生活が一変してしまいます。そうならないためにも、栄養と運動を工夫して筋肉を維持することがとても大切だと思います。

当店には、アミノ酸を豊富に含んだ栄養剤と、鉄イオンが配合されたとても吸収の良いカルシウム剤があります。毎日元気で楽しくお過ごしになりますように、筋肉量や体力の低下をお感じの方は、是非お飲みいただくと良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

あいにくの雨の週明け、後になって今日あたりから梅雨入りだったということになりそうな週間天気予報です。

今朝のラジオで、このところ栄養剤の需要が増えていると経済のコメンテーターが話していました。

栄養剤の需要が増えている理由として、コロナ禍で体力が低下していることが考えられるそうです。先日ご紹介した、筋肉量が減っていて熱中症が増えていることとつながります。

自分で栄養剤を選ぶときに注意していることがあります。それは、結構な量のカフェインが入っているものは避けるということです。カフェインは頭をすっきりさせるのには良いのですが、血圧を上昇させる可能性があります。

そこで、私は漢方のものを選ぶようにしています。質の良い薬用人参、牛黄、遠志、蝦夷ウコギなどがバランスよく配合されていものを飲むと、心も身体も楽になるものです。

週明けで憂鬱な気持ちを吹き飛ばそうと栄養剤を飲む方もおられると思いますが、月曜日は1週間で一番脳血管疾患が多い曜日だそうです。アラフィフ以上の方はご注意ください。

~薬剤師 鳥居英勝~

どうしてツバメが低く飛ぶと雨が降ると思う?

⇒餌が低いところを飛ぶからじゃない?

ツバメが目線の高さを飛んでいるのを見て子どもと話したのは一昨日の夜のこと、そうしたら昨日はしっかりと雨が降りました。

ツバメの餌になる小さい虫は湿度が上昇すると羽が重くなって高く飛べなくなるそうです。 雨が降る前は自然と湿度が上がるので餌になる小さい虫は低いところを飛ぶ→それを食べようとツバメは低いところで捕食をする→だからツバメが低いところを飛ぶとその後雨が降る。 こういうことだそうです。

ツバメで思い出すのが高級食材で知られるツバメの巣。ツバメの巣は薬膳では肺と腎を潤すのに用いられます。

ツバメの巣というとなかなか手に入りにくい印象がありますが、同じく肺と腎を潤す食材に枸杞の実があります。杏仁豆腐の上にちょこっとのっている赤い実がそれです。

ちなみに杏仁豆腐に使われていて名前にもなっている杏仁という生薬には、肺に作用して咳をおさめる働きがあり、多くの咳止めの漢方薬にも配合されています。本格的な中華料理の最後に出てくる杏仁豆腐は、実は肺をいたわるデザートだったんですね。

ツバメの低空飛行から杏仁豆腐、思わぬところに話が着地してしまいました。何かがご参考になれば幸いです。

~薬剤師 鳥居英勝~

便通だけでなく免疫・ダイエット・認知症などいろいろなことに関係していることが分かっている腸内細菌。

実はこの腸内細菌は、生まれてくる赤ちゃんのためにも大切です。

自然分娩の場合、赤ちゃんはお母さんの産道を通るときにうんちを飲み込んで生まれてくるそうで、そのうんちの中の微生物は赤ちゃんのお腹に根付き、自分の腸内細菌の基礎になるとのこと。

赤ちゃんに良い腸内細菌を伝承するためにも、出産をお考えの方は腸内の環境を調えておくとよいようです。

ちなみに、うんちを食べる『食糞』をする野生動物は結構いるそうです。代表的なのは象。小とのこと象はお母さん象のうんちを食べることで、かたい葉っぱや木の幹を消化するための微生物を得ているとのこと。ここでも母から子への腸内細菌の伝承が行われています。

~薬剤師 鳥居英勝~