» 2007 » 3 月 » 21のブログ記事

生理痛・生理不順などでお悩みの方には、“三陰交”というツボがおすすめです。
このツボは読んで字のごとく“3つの陰に属する経絡(肝経・脾経・腎経)が交わるところ”であり、人体の臓器の働きを整える要点です。
足の内くるぶしを頂点として膝の方に指を横に4本並べた所、押すとちょっと窪んだ感じがする所が“三陰交”です。
女性で月経や妊娠にかかわる不具合がある方は、このツボにお灸やマッサージを施すと症状が和らぎます。針治療も効果的です。
1日1回、毎日続けると良いようです。午前中に行うと、さらに効率よくバランスが整います。
気になる症状でお悩みの方は、試してみると良いと思います。

ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)は、カロテンやビタミンK・Eを多く含み、栄養価に富んだ食品です。
近頃の研究で、ブロッコリースプラウトがピロリ菌を抑制することが分かりました。
ピロリ菌は、胃炎・胃潰瘍、ひいては胃癌の発生に関わる菌です。高齢になればなる程補菌率が高くなります。
ブロッコリースプラウトは、抗酸化酵素を誘導することで胃の損傷を防ぎ、胃粘膜を安定させ胃の防御昨日を高め、ピロリ菌を抑制することがわかっています。
毎日普通に食べる量でも胃炎予防に十分な効果が得られると報告されています。胃に不安がある方はお試しになられてはいかがでしょうか?
  ~日本補完代替医療学会誌2007・2月号より~

抗酸化物質が、喫煙者のDNA損傷抑制に役立つことが金沢大学医学部の研究で明らかになりました。

タバコを吸うと、肺がんを代表とした癌のリスクが高まることが報告されています。
タバコの中の有害物質が活性酸素を発生し、それが細胞(DNA)を損傷することが発癌に大きくかかわっています。
今回の研究で、ビタミンE・ピクロジェノール・イチョウ葉エキスなどの抗酸化物質を服用することで、DNAの損傷が抑制されることが分かりました。

タバコによる健康障害は、癌だけに留まらずアレルギー、動脈硬化、呼吸疾患など様々です。また最近では受動喫煙といって、タバコを吸わない方への被害も報告されています。
“吸わないことが最大の防御”ですが、どうしても吸わないといられない方は、今後の健康を考えて“抗酸化物質”を飲んでみてはいかがでしょうか。
  ~参考・日本補完代替医療学会誌・2007・2月号~

アミノ酸には、免疫を調整する作用が報告されています。
近頃の研究で、アミノ酸を添加した餌を食べさせた鶏は、添加しなかった鶏に比べて死亡率が30%減少したとの結果が出ています。
このことから、人においてもインフルエンザの感染予防にアミノ酸が助けになると推測できます。
  ~日本補完代替栄養学会誌2007・2号より~

運動をすると、脂質と糖の代謝が亢進します。それにより肥満や糖尿病を予防します。
あたりまえの事のようですが、それが近頃の研究で分子レベルで解析されています。
今後生活習慣病対策として、各個人の嗜好、遺伝的背景を考慮にいれた個人別の運動・食事療法が開発されていきそうです。
  ~日本栄養食糧学会誌2006・6vol59より~