» 2007 » 3 月 » 26のブログ記事

トランス型脂肪酸は、心臓病・糖尿病・アルツハイマー病の主要要因のひとつです。
近頃の研究で、“トランス型脂肪酸の摂取が不妊と顕著に相関”することが明らかになりました。

トランス型脂肪酸を多く摂取した人は、そうでない人に比べて妊娠率が低下します。
また、妊娠後の胎児へのトランス脂肪酸の影響にも注意しなければなりません。胎児は母親の摂取したものを直接吸収するということだけでなく、体も非常に小さいので、大人よりもはるかに多くの影響を受けてしまいます。

妊娠にあたっては、妊娠前からの体造りと妊娠中の母体と胎児への影響を考えた栄養管理が必須です。
妊娠していなくても妊娠可能な全ての女性は、普段からトランス脂肪酸の摂取は避けるようにしなければなりません。

妊娠したくて色々試みてもうまくいかない方は、食生活から整える必要があるかも知れません。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

American Journal of Clinical Nutrition(2007/2)において、次の発表がありました。
『妊娠期間最後の4週間にアレルギー性食品やオメガ6系多価不飽和脂肪酸の豊富な食品を摂った場合、子供のアレルギー性疾患の危険度が増加する。
また、オメガ3系多価不飽和脂肪酸の豊富な食品を摂取すると危険度が減少する。』

当然のことながら妊娠中の食事は胎児に大きな影響を与えますが、この研究では『妊娠中の食事が、生まれた子供のアレルギーの発現に大きく影響する』ことが
示されています。

“医薬品の胎児への影響”を気にするのと同じくらい“毎日の食事の胎児への影響”を考えることは大切なようです。

危険度を増加させる食品:マーガリン・植物性油・揚げ物油・柑橘類・生カラーピーマン・セロリ
危険度を減少させる食品:魚・食性抗酸化栄養素

       ~薬剤師 鳥居英勝~

中国のことわざに『薬補不如食補、千補万補不如食補(薬補は食補に如かず、千補万補するといえど食補に如かず)』という言葉があります。
これは、たとえ山のように薬を飲んだとしても、食事療法には到底及ばないということを教えた格言です。

自分や家族の健康は、自分の手で守らなければなりません。そのためには薬でも食べ物でも、安全性の疑わしいものは口にしない断固とした姿勢が大切です。
日頃から食生活に気を付けて、自然に備わっている自己免疫力を高めること。薬に頼らず、体調のすぐれないときは早めに睡眠や休養を充分にとることが、風邪だけでなく万病の予防に有効な生活の基本であることを忘れてはいけません。

       ~予防医学ニュース 2007・3号より~

関節痛で悩む方は非常に多くいらっしゃいます。
“膝の痛み・腰の痛みなど関節の痛みで整形外科や整骨院にかかってるんだけどなかなかよくならない”という声を多くお聞きしますが、そのような方はコラーゲンを積極的に摂られると良いようです。

歳を重ねるにつれてひどくなる膝・腰の痛みの多くは、“関節の軟骨の磨り減り”“関節の腱の弱り”が原因となっておこります。コラーゲン・グルコサミン・コンドロイチンは、磨り減った軟骨を補い、弱った腱をしなやかにし、関節の潤滑油を増やすことで、痛みの原因の回復に大変役に立ちます。

当店で取り扱っております“コラーゲンGスーパー(全薬工業)”は、Ⅰ型コラーゲン・Ⅱ型コラーゲン・コンドロイチン・グルコサミンをバランス良く配合した商品です。
状態がひどい時には1日に4~6包を、症状が軽い場合や改善されたのを維持する場合には1日2包を服用すると、痛みが楽になります。どちらの場合も、続けることが大切です。

コラーゲン・コンドロイチン・グルコサミン商品はたくさんありますが、大切なのは“コラーゲンの型”と、“3つの成分の配合比率”です。
コラーゲンGスーパーは、“軟骨の原料となる型のコラーゲンを使用”し、“3つの成分も関節に最もなじみやすいバランスで配合”されている、最高の商品です。

積極的な治療と合わせて、歳をとるにつれて足りなくなるものを補うことが、症状の改善にはとても大切です。
毎日服用されると良いと思います。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

爪白癬(爪にできる水虫)は、外用薬ではなかなか良くなりません。
それは、発症場所が血管に近いところにあるために、つけた薬が患部にとどまらず十分に効かないためです。

近頃では、内服薬の抗真菌剤を服用することでかなりの改善効果が得られているようです。
しかしこの薬は、医師の処方の元、肝機能の検査や併用薬との相性を確認しながら注意して使う必要があります。

副作用の心配が少ない内服薬として、漢方薬も効果があるといわれています。
体質と症状に合わせて選択し服用すると、症状の改善が期待できます。

爪白癬は、ほうっておくとひどくなる一方です。
お悩みの方は内服薬を試してみるとよいと思います。

       ~薬剤師 鳥居英勝~