» 2007 » 4 月 » 16のブログ記事

『習慣性流産』中医学では、“基本的に腎の機能が弱い体質”と考えます。

改善のために、主に次の対処法をとります。

①補腎健脾・・・腎陽を補い、健脾により気血を高める。
※そもそも脾と腎の機能を高める方剤には、安胎・養胎薬が多いので、それ自体が流産の予防になります。

②養血・・・血を増やす

③活血化お・・・血をめぐらせ、滞りをなくす。

また、抗リン脂質抗体陽性により流産を繰り返す場合には、『活血』に主眼をおき対応することで、良い結果が得られています。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『卵管障害』卵管の詰まりは、不妊症の原因の一つです。
中医学的には、感染症と子宮内膜症を主たる原因と考えます。

対処法は次のようになります。

①感染症の場合:湿熱をとる
②子宮内膜症の場合:気と血の滞りを改善する
※子宮内膜症の原因は様々です。証にあった治療を施し、必要に応じて周期療法を取り入れると改善率が高まります。

また、排卵期に理気活血を施すことにより、スムーズな排卵を促します。
周期療法を併せて行うことが大切です。

 

      ~国際認定中医師 鳥居英勝~