痴呆症の改善には“イチョウ葉エキス”が有効です。

アルツハイマー・脳萎縮性・脳梗塞後遺症など、痴呆症の原因はさまざまです。
どのタイプの場合にも進行防止と改善のために大切なことは“脳の血流を改善”することです。
イチョウ葉エキスは、血液をサラサラに保ち動脈硬化を防ぎ、血液の流れを良くすることが分かっています。

日本においては、“アリセプト錠”という薬が唯一アルツハイマーの治療薬として認可されています。イチョウ葉エキスは、アルツハイマー性痴呆症の進行防止と改善に対してアリセプト錠以上の効果が認められています。

患者さんご自身のコンプライアンスと、介護される方の負担軽減のためにも、痴呆症でお悩みの方は“イチョウ葉エキス”を積極的に服用されるとよろしいと思います。
      ~薬剤師 鳥居英勝~

逆子をなおすツボがあります。
足の“三陰交”というツボです。

赤ちゃんが母体内で自由に回転できる妊娠25~32週くらいの間にこのツボにマッサージかお灸を施すことで、逆子の赤ちゃんが“頭が下”の正常な姿勢になおります。

意外なもので、妊娠中期までは約3割の赤ちゃんが逆子の状態だそうです。それが、妊娠32週くらいまでには自然に頭が下になります。
逆子の状態によっては、自然分娩できる場合もありますが、帝王切開が必要になる場合もあります。

いずれにせよ、妊娠後期の赤ちゃんにとっては、“頭が下”が正常な姿勢ですので、エコー検診で逆子と分かった場合は、積極的に施術を試みると良いかもしれません。
      ~薬剤師 鳥居英勝~

市販の便秘薬には色々な種類があります。
その中でも、漢方薬は“やさしく働いて無理なく出してくれる”ことで知られてます。
ただ、体に合った漢方薬を使わないと、その時は通じがついても長い間にはかって便秘体質がひどくなる場合もあります。
例えば、“冷え体質の方が体を冷やすタイプのものを服用した場合”や、“虚弱体質の方が攻めるタイプのものを服用した場合”などです。
その場合、一時的に通じがついても、繰り返し服用すると体のバランスを崩してしまい、よけい便秘しやすい体質になってしまいます。
毎日の快腸のためには、体に合った漢方薬を適正な用法で服用することが大切です。
       ~薬剤師 鳥居英勝~

つらい鼻づまりには“上星”と“迎香”の2つのツボが効きます。
 上星:手首のしわを鼻のてっぺんに合わせ、そのまま手のひらを額方向に当てたときに中指の先が触るところ。その辺りを押したときにぷよぷよっとするところが要点です。
 迎香:小鼻の付け根。
ちょうど両小鼻を外側から挟むように指をおいて、その辺りをグーッと押した時に程よい圧痛を感じるところです。
この2ヶ所を『鼻がつまったな~』という時に指圧してみてください。
人によっては点鼻薬と同じくらいの効果が得られます。
    ~鍼灸師 鳥居安奈~

①手始めに 高血圧から 治しましょう
②糖尿病 放っておいたら 悔い残る
③不整脈 見つかり次第 すぐ受診
④予防には タバコを止める 意志を持て
⑤アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
⑥高すぎる コレステロールも 見逃すな
⑦お食事の 塩分脂肪 控えめに
⑧体力に 合った運動 続けよう
⑨万病の 引き金になる 太りすぎ
⑩脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
   ~日本脳卒中協会より~

しびれでお悩みの方はとても多いようです。
しびれの原因は様々です。その中で、頚背腰の圧迫骨折(加齢により骨がもろくなることが原因)やヘルニア(頚・背・腰に強い負荷がかかって関節がつぶれた状態)が原因で神経が圧迫されておきたしびれには、鍼灸療法が効果的です。

圧迫骨折やヘルニアの部位に針やお灸を施すと、神経の流れが改善されしびれが和らぎます。
また、しびれを感じる場所に直接施しても効果があります。

毎日施すのが理想ですが、週に1回でも継続して行うとより楽になるようです。

すでに何らかの治療を受けているのになかなか症状が改善されない方は、是非試されるとよいと思います。
    ~鍼灸師鳥居安奈~

“春眠暁を覚えず”という言葉があるように、春は昼間でも眠くなりやすいです。どうしてでしょうか?

春には、草木がグーンと成長します。それと一緒で、人間の体も新陳代謝が活発になります。
そうすると、ビタミンやミネラル、酵素が不足して体がお休みモードになるのです。
それが、眠くなる原因です。

その対策として、この時期にはビタミン・ミネラル・アミノ酸を補給すると良いでしょう。
これらの栄養素は、新陳代謝に関わる酵素と、その酵素の働きの助ける補酵素の原料になります。

バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じてサプリメントを服用して、この時期を元気に過ごしましょう!

生理痛・生理不順などでお悩みの方には、“三陰交”というツボがおすすめです。
このツボは読んで字のごとく“3つの陰に属する経絡(肝経・脾経・腎経)が交わるところ”であり、人体の臓器の働きを整える要点です。
足の内くるぶしを頂点として膝の方に指を横に4本並べた所、押すとちょっと窪んだ感じがする所が“三陰交”です。
女性で月経や妊娠にかかわる不具合がある方は、このツボにお灸やマッサージを施すと症状が和らぎます。針治療も効果的です。
1日1回、毎日続けると良いようです。午前中に行うと、さらに効率よくバランスが整います。
気になる症状でお悩みの方は、試してみると良いと思います。

ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)は、カロテンやビタミンK・Eを多く含み、栄養価に富んだ食品です。
近頃の研究で、ブロッコリースプラウトがピロリ菌を抑制することが分かりました。
ピロリ菌は、胃炎・胃潰瘍、ひいては胃癌の発生に関わる菌です。高齢になればなる程補菌率が高くなります。
ブロッコリースプラウトは、抗酸化酵素を誘導することで胃の損傷を防ぎ、胃粘膜を安定させ胃の防御昨日を高め、ピロリ菌を抑制することがわかっています。
毎日普通に食べる量でも胃炎予防に十分な効果が得られると報告されています。胃に不安がある方はお試しになられてはいかがでしょうか?
  ~日本補完代替医療学会誌2007・2月号より~

抗酸化物質が、喫煙者のDNA損傷抑制に役立つことが金沢大学医学部の研究で明らかになりました。

タバコを吸うと、肺がんを代表とした癌のリスクが高まることが報告されています。
タバコの中の有害物質が活性酸素を発生し、それが細胞(DNA)を損傷することが発癌に大きくかかわっています。
今回の研究で、ビタミンE・ピクロジェノール・イチョウ葉エキスなどの抗酸化物質を服用することで、DNAの損傷が抑制されることが分かりました。

タバコによる健康障害は、癌だけに留まらずアレルギー、動脈硬化、呼吸疾患など様々です。また最近では受動喫煙といって、タバコを吸わない方への被害も報告されています。
“吸わないことが最大の防御”ですが、どうしても吸わないといられない方は、今後の健康を考えて“抗酸化物質”を飲んでみてはいかがでしょうか。
  ~参考・日本補完代替医療学会誌・2007・2月号~