花粉症の時期です。この時期には、水分の摂りすぎに注意しましょう。

花粉症の代表的な症状は、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの鼻炎症状と、眼のかゆみなどです。
それらの症状は、“水湿(体の中の余分な水分)が体内に余分にあればあるほど強く現れます。

例えば、前の年の夏に冷たいジュースやビールをがぶがぶ飲んで体を冷やした場合には翌年の花粉症は強く出るといわれています。これは、冷たい飲み物が“脾胃”を傷め、水湿の運化機能が衰えるため体に余分な水分が残ってしまい、それが水湿となって体内に残るためです。

花粉症体質の方は一年を通して食生活での工夫が大切です。まず簡単にできることとして“冷たい飲み物を摂り過ぎないこと”を実践されてみてはいかがでしょうか。※飲み会などでどうしても飲まなければならない場合には、漢方薬の“利水剤”が効果的です。これは、多く摂りすぎた水分を上手く代謝排泄させてくれるお薬です。飲む前と飲んだ後に服用すると“水湿”の予防に役立ちます。二日酔いの予防にもなります。
~薬剤師 鳥居英勝~

鳥居薬局では“漢方薬による周期療法”に取り組んでおります。

周期療法とは、女性の月経のリズムを大きく『月経期・卵胞期・排卵期・黄体期』と4つの時期にわけ、それぞれの時期の体の状態に合わせて漢方薬を飲み分けることにより、体に元々備わっている自然なバランス取り戻す療法です。
生理痛・生理不順ほか、女性特有の症状の改善に有効です。また、自然に妊娠しやすい体に導いて行くこと
もできます。

不妊症・生理の悩み・更年期など、様々な女性特有の症状でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

※詳しくお知りになりたい方は、メインページの“周期療法への取り組み”をご覧ください。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

インフルエンザ治療薬について、厚生労働省より以下の通知がありました。

・10歳代に対してはタミフルの使用を原則禁止する

これは、タミフル服用後に異常行動をとる患者が多発したためです。

9歳以下に対してはこれまで通り使用が認められています。これは、この世代ではインフルエンザ感染時のインフルエンザ脳症の発症率が高いために、タミフルを使用して少しでも早くインフルエンザを抑えることが大切と判断されたためです。
ただ、この世代でもタミフル服用後の異常行動のリスクがないわけではありません。看護に当たる方は、服用後2時間は特に、また服用から2日間は患者さんから目を離さないことが大切です。その際には、インフルエンザが染らないように注意してくださいね。

また、20歳以上でも、タミフル服用後の異常行動の症例はあります。この世代でも注意は必要です。

今回、このように『9歳以下は服用可』『10歳代は服用不可』『20歳以上は服用可』となった背景には、“インフルエンザウィルスを抑えることとインフルエンザ脳症が発現するリスクの問題”と、“異常行動が起きた場合に、その行動を抑えきれるかどうか”
があるようです。

ちなみに小児科の先生の中には、“10歳以上でも子供のうちはインフルエンザ脳症が起きる可能性はある。その世代にもできれば使いたい”と考えている先生もいらっしゃります。

安全で有効な使用のために、一日も早く“タミフル服用と異常行動の関係”が医学的に解明されることが望まれています。
また、代替薬として吸入式の“リレンザ”や内服薬の“シンメトレル”という薬もインフルエンザウィルスを抑える薬として認可されています。患者さんのコンプライアンスやインフルエンザの型に応じて、これらの薬を使ってウィルスの増殖を抑えることも、適宜取られていくことと思います。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

鳥居薬局は、全国町の駅ネットワークの“健康応援の駅”に認定されています。

市内外からいらっしゃった方々に対し、おもてなしの心で『鹿沼市の観光情報』『トイレの提供』『休憩所の提供』などを行い、鹿沼市の活性化に寄与して行きたいと考えております。
また、その際に『ちょっとした健康のご相談』にも応じて参ります。

現在鹿沼市には、80箇所を超える町の駅が設置されております。今後は、町の駅のネットワークを介して色々なイベントを開催していく予定です。その際はぜひご参加頂けると幸いです。『これまで知らなかった鹿沼市の魅力の発見』にもなると思いますよ。イベント開催の際は、このホームページでもご案内いたします。

近くをお通りの際にはお気軽にお立ち寄りください。
~鳥居薬局・鳥居英勝~

痴呆症の改善には“イチョウ葉エキス”が有効です。

アルツハイマー・脳萎縮性・脳梗塞後遺症など、痴呆症の原因はさまざまです。
どのタイプの場合にも進行防止と改善のために大切なことは“脳の血流を改善”することです。
イチョウ葉エキスは、血液をサラサラに保ち動脈硬化を防ぎ、血液の流れを良くすることが分かっています。

日本においては、“アリセプト錠”という薬が唯一アルツハイマーの治療薬として認可されています。イチョウ葉エキスは、アルツハイマー性痴呆症の進行防止と改善に対してアリセプト錠以上の効果が認められています。

患者さんご自身のコンプライアンスと、介護される方の負担軽減のためにも、痴呆症でお悩みの方は“イチョウ葉エキス”を積極的に服用されるとよろしいと思います。
      ~薬剤師 鳥居英勝~

逆子をなおすツボがあります。
足の“三陰交”というツボです。

赤ちゃんが母体内で自由に回転できる妊娠25~32週くらいの間にこのツボにマッサージかお灸を施すことで、逆子の赤ちゃんが“頭が下”の正常な姿勢になおります。

意外なもので、妊娠中期までは約3割の赤ちゃんが逆子の状態だそうです。それが、妊娠32週くらいまでには自然に頭が下になります。
逆子の状態によっては、自然分娩できる場合もありますが、帝王切開が必要になる場合もあります。

いずれにせよ、妊娠後期の赤ちゃんにとっては、“頭が下”が正常な姿勢ですので、エコー検診で逆子と分かった場合は、積極的に施術を試みると良いかもしれません。
      ~薬剤師 鳥居英勝~

市販の便秘薬には色々な種類があります。
その中でも、漢方薬は“やさしく働いて無理なく出してくれる”ことで知られてます。
ただ、体に合った漢方薬を使わないと、その時は通じがついても長い間にはかって便秘体質がひどくなる場合もあります。
例えば、“冷え体質の方が体を冷やすタイプのものを服用した場合”や、“虚弱体質の方が攻めるタイプのものを服用した場合”などです。
その場合、一時的に通じがついても、繰り返し服用すると体のバランスを崩してしまい、よけい便秘しやすい体質になってしまいます。
毎日の快腸のためには、体に合った漢方薬を適正な用法で服用することが大切です。
       ~薬剤師 鳥居英勝~

つらい鼻づまりには“上星”と“迎香”の2つのツボが効きます。
 上星:手首のしわを鼻のてっぺんに合わせ、そのまま手のひらを額方向に当てたときに中指の先が触るところ。その辺りを押したときにぷよぷよっとするところが要点です。
 迎香:小鼻の付け根。
ちょうど両小鼻を外側から挟むように指をおいて、その辺りをグーッと押した時に程よい圧痛を感じるところです。
この2ヶ所を『鼻がつまったな~』という時に指圧してみてください。
人によっては点鼻薬と同じくらいの効果が得られます。
    ~鍼灸師 鳥居安奈~

①手始めに 高血圧から 治しましょう
②糖尿病 放っておいたら 悔い残る
③不整脈 見つかり次第 すぐ受診
④予防には タバコを止める 意志を持て
⑤アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
⑥高すぎる コレステロールも 見逃すな
⑦お食事の 塩分脂肪 控えめに
⑧体力に 合った運動 続けよう
⑨万病の 引き金になる 太りすぎ
⑩脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
   ~日本脳卒中協会より~

しびれでお悩みの方はとても多いようです。
しびれの原因は様々です。その中で、頚背腰の圧迫骨折(加齢により骨がもろくなることが原因)やヘルニア(頚・背・腰に強い負荷がかかって関節がつぶれた状態)が原因で神経が圧迫されておきたしびれには、鍼灸療法が効果的です。

圧迫骨折やヘルニアの部位に針やお灸を施すと、神経の流れが改善されしびれが和らぎます。
また、しびれを感じる場所に直接施しても効果があります。

毎日施すのが理想ですが、週に1回でも継続して行うとより楽になるようです。

すでに何らかの治療を受けているのになかなか症状が改善されない方は、是非試されるとよいと思います。
    ~鍼灸師鳥居安奈~