» 2021 » 6 月のブログ記事

今朝のNHK朝いちで、発酵性食物繊維が取り上げられていました。

発酵性食物繊維とは、おなかの中で腸内細菌の働きを受けて発酵されやすい食物繊維のことです。腸内細菌は、これらの食物繊維を発酵代謝して、様々な発酵代謝生成物を作り出します。

ちらっと見たときには、オートミールが紹介されていました。

当店には、何十年も前からお勧めしている植物エキス発酵飲料(酵素)があります。この酵素飲料には、腸内細菌のエサとなる酵母の細胞壁成分であるβーグルカンや十数種類のオリゴ糖などの成分に加え、乳酸、短鎖脂肪酸(酢酸)など発酵由来の代謝産物、微量栄養素などが含まれています。これらは全て、植物が乳酸菌などの自然の微生物によって発酵・代謝されて生成したものです。

近年、腸内の発酵代謝生成物には、人にとって様々な有益な作用があることがわかっています。私も、免疫力を保ちたいと思い、毎日飲んでおります。

~薬剤師 鳥居英勝~

アメリカの食品医薬品局(FDA)が、セミに関する次の「警告」をツイートし、話題を呼んでいるそうです。

エビ、カニなどの甲殻類のアレルギーのある人がセミを食べると、アレルゲンの交差反応性によって、食用昆虫にアレルギー反応を起こす可能性がある。※昆虫と甲殻類は、同じ節足動物のグループに属しています。

昆虫食ブームの折、ご注意ください。

セミの抜け殻は、蝉退(センタイ)といって、漢方薬になります。皮膚病で良く使われる「消風散」にも使われています。今のところ、蝉退でアレルギーがあったということは聞いたことがありません。

~薬剤師 鳥居英勝~

滋養強壮に良い赤い箱のお薬、「養命酒」。改めて内容を見直してみました。

インヨウカク ウコン ケイヒ コウカ ジオウ シャクヤク チョウジ トチュウ ニクジュヨウ ニンジン ボウフウ ヤクモソウ。

養命酒は、これらのエキスが溶け込んでいる、アルコール14%の製剤です。

効能は・・・次の場合の滋養強壮:胃腸虚弱、食欲不振、血色不良、冷え性、肉体疲労、虚弱体質、病中病後。

身体を芯から温めて元気をつけ、血を補って巡らせる。胃腸を温めて働きをよくする。力のある方剤だと思います。

配合生薬をみると、風邪の引き始めで寒気がするときや、昼間の立ち仕事で浮腫みがあるときなどにも良さそうです。夜飲んで寝ると朝和らいでいるかも知れません。

独特の風味がありますが、味と香りも効き目のうち。器に注いだら手の温度であっためて、立った匂いをかぎながら味わって服用すると良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

4月の末に、当店であるお薬のCMの撮影がありました。開店前の限られた時間の中で、カメラマン、照明、音声、スタイリスト、美術さんが、丁寧に手際よく動かれていました。

役者さんの良い表情を切り取るほんの数秒のために、監督を始めとしてこんなに多くの方々が仕事をされて、CMは作られるんだなーと感心しきり。齢50を前にして、とても得難い経験をさせていただきました。

そのCMは、今日からテレビで放送されています。昔からある、滋養強壮に良い赤い箱のお薬です。

☆CMはk8o8HylkX40 からユーチューブで視聴できます。当店で撮影されたシーンは、44~47秒の数秒間です。

~薬剤師 鳥居英勝~