食品添加物・清涼飲料・残留農薬・偏食などの『誤った食生活』は、『キレる脳』の形成に大きく影響していると考えられています。

有害化学物質が体内に蓄積されると、神経組織や臓器・器官に大きなダメージを与えます。
それがストレスとなって、脳の神経組織や脳内ホルモンを乱します。

神経組織が傷つくと、神経伝達物質が不足し、情報が正しく伝達されません。
すると脳は、自分の思い通りにならないことから欲求不満に陥り、ストレスが増し、神経が異常に過敏になり興奮します。
また、脳を安定させるホルモン物質のバランスが崩れると、精神的な免疫力が低下し、感情のコントロールができなくなります。
これがキレる原因です。

『キレる脳』の形成には、食事の影響の他にも、テレビゲーム、知育偏重主義の教育、その他の複合的要因が考えられています。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

『こんにゃくセラミド』は、こんにゃく芋由来のグルコシルセラミドを多く含む食材です。
健常人の摂食試験において、『用量依存的に肌からの水分蒸散量を低下させる』ことが示されています。

アトピー性皮膚炎の患者でも、こんにゃくセラミドの8週間にわたる継続摂取により、肌からの水分蒸散量が低下し、バリア機能が向上することが確認されています。

その結果として、肌のキメが整い、塗布薬がよく伸びて薬の使用量が減ったと実感できたという意見があります。

アトピー性皮膚炎治療の補完として、肌バリア性に特に関与するこんにゃくセラミド摂食は有効であると考えられています。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

膀胱瘤。
分娩歴のある高齢の女性にみられ、尿失禁や排尿困難の原因になると言われています。
発生の原因は、主に加齢や分娩による骨盤基底筋群の支持組織機能の低下と考えられています。

これに伴う尿失禁や排尿困難などの排尿障害に対し
て、補中益気湯を数ヶ月間服用すると、自覚症状が有意に改善する症例が多く見られます。
器質的に改善が診られない場合でも自覚症状が改善されることもあります。

補中益気湯によって、膀胱瘤が完全に消失するわけではありませんが、少なくとも排尿機能の改善や、排尿障害の辛さの改善には役立ちそうです。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

不通則痛 19/4/19

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『不通則痛』通じざれば即ち痛む

血の滞り(お血)は、様々な痛みの原因になります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

女性に片頭痛が多いのは、女性ホルモンが影響しているからです。

簡単にメカニズムを説明すると・・・

卵胞ホルモン(エストロゲン)が急激に減少
→セロトニンが減少
→血管が拡張し炎症を起こす。
→三叉神経が刺激されて痛みを認識する。
このようになります。

卵胞ホルモン(エストロゲン)が減少する時期は、月経前後と排卵期です。
この時期に、片頭痛が起きる方が多いようです。

※更年期を過ぎて閉経すると、女性ホルモンは低い状態で安定するため、片頭痛はおこりにくくなります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

ピクノジェノールは、フランス海岸松の樹皮から抽出される成分です。
抗酸化作用、血流改善作用、抗炎症作用により様々な効果が期待されています。

月経困難症に対する効果を検討した結果、『子宮内膜症を認めない月経困難症において、月経痛の緩和に有効。』であることが分かりました。
同時に、冷えの改善、排卵痛の軽減、美肌効果も認められています。
また、子宮内膜症の腫瘍マーカーの低下も確認されています。

症状によっては、漢方薬以上の改善が得られるケースもあります。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

一週間の内で、休み明けの月曜日に、脳卒中の発症が最も多いことが分かっています。

40代、50代においては、月曜日が17%と最大。以降日曜日(12%)まで下降。

60才以上:月曜日が16%と最大。木曜日にもう一度ピークを迎える。

統計上、このような結果が出ています。
仕事のシフトは人それぞれですので、必ずしも月曜日と木曜日が危険ということは言えませんが、『休み明け』と『続けて3日位働いた後』の仕事量を自ら調整する必要がありそうです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ビタミンEは、脂溶性ビタミンとしてよく知られています。
その働きとして、『活性酸素除去、血流改善、冷え性の改善、高脂血症の改善』などが有名です。
また、最近では『ホルモンバランスを良くする』ことが報告されており、継続して服用すると『更年期症状の改善、生理不順や生理痛の改善』が期待できます。
当店においても、『婦人病に悩む方で漢方薬がどうしても飲めない方』に服用して頂いた所、症状が著しく改善されたケースが多く見られます。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

不眠の漢方 19/4/17

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不眠のタイプは、数多くに分類されます。
臨床では、次の二つのタイプが良く見られるようです。
①イライラして全く眠れないタイプ
②寝付きが悪く、眠りが浅く直ぐに目が覚めるタイプ

中医学的には・・・
①の場合:ストレスなどにより肝気欝結が起こり、その結果生じた火が心に及び、心火を呈する。それにより神志が落ち着きを保てずに不眠が起きる。『心肝火旺』の状態と言います。
②の場合:長期間肝気欝結が続いた結果、肝血虚が生じ、それが心に及び心血虚を起こし、それにより心の神志(精神状態)を司る働きが阻害された状態です。

対処法は・・・
①の場合:肝火と心火をしずめる。同時に肝気の流れを良くする。
②の場合:肝血と心血を補う。同時に肝気の流れを良くする。
どちらの場合も、気血陰陽の状態を把握し、必要に応じてそれらを補うことが必要になります。

不眠には、ストレスが強く絡んでいます。
運動など、日常生活での工夫がとても大切です。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

『おりものの異常』中医学的には、おりものの異常を次のように分類します

①卵胞の発育に問題がある:排卵期に余りにも少なかったり、持続日数が短い場合。
※月経の持続日数と同じくらいであれば問題ありません。
②痰湿がある:排卵期以外のおりものが多すぎる場合
③陽虚体質:水っぽいおりものが大量に続く場合
④性感染症の疑い:色や匂いが急に変わった・黄色いおりものが大量に出る・匂いがきつい・カッテージチーズのようなおりもの

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~