保湿に優れた、尿素とグリセリンの化粧水の作り方をご紹介します。
○用意するもの
容器(200ml程度のポンプ式のもの)、尿素、グリセリン、精製水
○作り方
①尿素50gを200mlの精製水で溶かす。
②グリセリンを小さじ一杯加える。
③よく振って出来上がり
・・・これが原液になります。これをお肌に合わせて5~10倍に薄めて使います。
顔に使用する場合は10倍程度がよいです。
<注意すること>
尿素は肌の隔離作用があるため、原料はなるべく素手では扱わず、
手袋やスプーンを使いましょう。
お肌に合わないと感じられた場合はすぐに使用を中止してください。
精製水を使用し、防腐剤等は含まれていないため、原液は冷蔵庫、
または冷暗所に保管してください。
原液は1ヵ月、薄めたものは2週間程度で使い切りください。
~薬剤師 鳥居英勝~
せきや痰を止めるのに、ビワの種が有効です。
<作り方>
①ビワの種15個ほどを、割らずにそのまま水洗いする。
②600mlの水で45分くらい中火で煎じる。
③これを1日2~3回に分け、あたたかくして飲む。
その日のうちに飲みきりましょう。
~薬剤師 鳥居英勝~
黒豆の煮汁は、せき・のどの痛みに有効です。
<作り方>
一回量として、黒豆大さじ2杯(20g)を水からゆっくり煮て、煮汁を飲む。
このとき甘味はつけないか、ごく少量に。数日分を作りおいてもよいが、
薄味なので保存に注意を。
※おせち料理にあるような黒豆の甘煮の煮汁を利用してもよいが、糖分が
多いと乳酸が増えて疲労の原因になる。
<黒豆茶>
黒豆20gを中火で炒ってから、水300mlを加え、半量になるまで煎じる。
これを1日量として、そのまま、あるいは独自のにおいが気になるときは、
黒砂糖を少々加えるか、ほうじ茶で割って飲む。
~薬剤師 鳥居英勝~
せきや声枯れには、レンコン湯が効きます。
〔作り方〕
①生のレンコンを、皮や節をそのままにしてすりおろし、ガーゼなどでしぼる。
②お湯で2~3倍に薄め、1日2~3回飲む。
※せきが強いときや発熱を伴うとき、喘息や百日咳など特に強いせきには、
ショウガをすりおろして加えた「ショウガレンコン湯」がおすすめです。
~薬剤師 鳥居英勝~
急に40度ぐらいの熱をだし、のどをみると扁桃腺が赤く腫れ上がっています。
とくにものを飲み込む時にひどく痛がります。
扁桃炎は乳児では比較的少なく、年長児に多くみられます。
ある種の扁桃炎の2~3週間後におこる合併症に急性腎炎が
あるので十分な治療が必要です。
扁桃炎自体は、他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
かぜなどの鼻やのどの炎症につづいておこることが多く、38~39度の熱をだし、
耳の痛みがひどくなります。
ただ、膿がでますと熱も下がり、耳の痛みも和らぎます。
なるべく安静にさせ、水分の豊富な食事を摂りましょう。
耳の痛みがひどいときは、耳の周りを冷やすと良いです。入浴は避けましょう。
他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~
とくに病気ではないのに標準よりも体温が高い健康な幼児がいます。
これは生理的な高体温で心配はいりません。しかし、この微熱が生理的
なものか、あるいは病的なものであるのか、はっきり見極めるために、
健康なときの体温を測定しておく必要があります。
また、夏場に高温多湿の日々が続くと、2歳以下の乳幼児では体温の
上昇が続くことがあります。
これは夏季熱といわれるもので、風通しのよいところへ寝かせたり、
涼風をあて、水分を十分に補給しますと自然に熱もひきます。
この発熱は、他の子にうつることはありません。
~薬剤師 鳥居英勝~