» 2025 » 6 月 » 01のブログ記事

温度差、冷たい物のとり過ぎに要注意 夏は屋外は蒸し暑く、屋内は冷房で冷えて、体調を崩しやすい季節です。暑い時の水分補給は大変重要ですが、冷たい物のとり過ぎや過度な冷房は冷えを増長し、体調を崩します。場合によっては夏の冷えが原因で冬に関節痛・喘息・胃腸の不調がひどくなることもあるので十分注意しましょう。体の中に冷えを溜めないように、夏こそ温めることが大切です。

温める食材 冷たい飲み物やクーラーでの❝夏の冷え❞を体から追い出すために、鶏肉・羊肉・カボチャなどの温める食材を取り入れると良いでしょう。特に味噌は栄養豊富で夏に不足しがちな栄養を補います。体を温める働きもあり、夏にはもってこいの食材です。晩夏から初秋にかけては胃腸の働きが落ちやすく、味噌には整腸作用もあるので欠かさず取りたい食材です。

夏に良い食材 漢方では、夏は火の季節であり、五臓では心の養生が大切といわれています。心を養う食材は、ゆり根・牡蠣・あん肝・ひじき・アーモンドなどです。また、暑さで体に熱がこもってしまったときには、すいか・緑豆・キュウリ・トマト・セロリ・トウモロコシなどがお勧め。薬膳では体の熱を取る食材として知られています。これらは、汗で消耗するミネラルの補給にもなります。

急な温度変化で調子を崩したり、雨が降る前に頭が痛くなったり・・・。これらは気象病と呼ばれ、自律神経が大きく関係しています。漢方薬で楽になりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。

~薬剤師 鳥居英勝~