◇春は肝のトラブル 新生活が始まる4月、ゴールデンウィークがある5月、生活の変化で体調を崩しやすい時期です。東洋医学では春は「肝」が乱れやすい時期として捉えます。「肝」は自律神経、血液、筋腱、目と密接に関わっています。イライラ、不安、落ち込み、不眠、生理不順、生理痛、貧血、頭痛、こむら返り、筋肉の強ばり、眼精疲労、かすみ目などは、漢方でいうところの肝が関係している症状です。
◇春、肝を守るためには 食養生で肝の働きを補うものとして「酸味」があります。同時に解毒力を助け、気の高ぶりを鎮める「苦味」を少し取り入れるのがおすすめです。柑橘類やキウイ等のフルーツや酢、梅干し等の酸味を取り入れつつ、菜の花やフキ等の苦味を程よく添えると良いでしょう。また、肝は良質の血で満たすことも重要です。血肉の素はタンパク質ですが、効率良く補うのにアミノ酸製剤が支えになります。☆カツオの肝臓を原料とした良質のアミノ酸製剤、レバコールがおすすめです☆
~薬剤師 鳥居英勝~