» 2008 » 9 月のブログ記事

毎年夏にプールでうつることが多いのでプール熱と呼ばれます。
正しい病名は「咽頭結膜熱」といって、プール以外でもうつります。

感染すると高熱が4~5日続き、目やのどが赤くなります。
症状は激しいのですが、特に合併症が起こることはなく、5~7日ほどで完全に治りますからそれほど心配な病気ではありません。

潜伏期間は5~7日ですから感染する機会があってから1週間を過ぎて何ともなければ、まず大丈夫ということになります。

 潜伏期間:5~7日
 全経過 :5~7日

〔ワンポイント〕
プールの水自体には消毒液が入っていますので問題ありませんが、プールの縁やはしご、取っ手などにはウイルスがいます。
感染を防ぐにはプールに入る前後にシャワーで体・手・目をよく洗うこと、タオルなどを共用しないことが大切です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ハーブを主な目的別(効果別)に紹介します。

〔リラックス〕
オレンジピール・オレンジブロッサム・ラベンダー等

〔疲労回復・リフレッシュ〕
ローズマリー・ハイビスカス・レモンバーム(メリッサ)等

〔集中力を高める〕
セージ・タイム・ローズマリー等

〔不眠〕
カモミール・バレリアン(※薬効が強いので大量に飲んだり長期にわたって飲んだりするのはNG)・ラベンダー・リンデンフラワー等

〔炎症を抑える〕
リコリス・ルイボス等

〔解毒〕
ドクダミ・マジョラム等

〔風邪〕
エキナセア・ユーカリ・レモンバーベナ・ローズヒップ等

       ~薬剤師 鳥居英勝~

毎年晩秋から冬にかけて流行する感染症で、せきやくしゃみからうつります。
小児では突然の高熱で始まる場合が多く、年長児はせきのほかに頭痛・筋肉痛・のどの痛みなどを訴えます。
ありふれた病気と軽くみてしまいがちですが、肺炎・中耳炎・心筋炎などの合併症を引き起こすこともあります。
ふつう熱は2~3日で下がり、1週間ほどで治りますが、発熱が続き、せきが強くなる場合は合併症を起こしているおそれがあります。

☆潜伏期間:1~2日
☆全経過:1週間くらい

〔ワンポイント〕
抵抗力が弱く、合併症などで悪化しやすい子供へは特に注意が必要です。
インフルエンザにかかった大人は子供に近づかないようにしましょう。
予防接種により発病を防ぐことが出来ますが、その年に流行するウイルスと、ワクチンの型が合わないと効果がありません。
予防は、手洗い・うがい・マスクが基本です。

〔坐薬の入れ方〕
①手を洗い、子供のおしりを清潔にしましょう。
②坐薬をパッケージの上から軽くにぎり、あたためてから取り出しましょう。
③坐薬を肛門から入れ、しばらく押さえておきましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

耳の下の耳下腺に痛みを伴う腫れを引き起こす、ウイルスによる感染症です。
感染者のせきやくしゃみから感染し、一回の感染で終生の免疫を持ちます。

症状は、軽い風邪症状のあと、1~2日後に39℃~40℃の発熱が起こります。
耳下腺が腫脹するのが特徴ですが、2日目くらいに最も腫れて、1週間くらいでひきます。
子供の場合、ほとんど問題なく完全に回復します。

☆潜伏期間:14~24日
☆全経過:1週間くらい
☆うつる期間:発症約5日前から発症後8日間くらい

〔ワンポイント〕
ものを噛むと痛がるので、牛乳・粥・スープなど柔らかい食品を食べさせましょう。
また、柑橘系の果物のような酸性の食べ物や飲み物は、唾液腺に唾液を分泌させて痛みを起こすことがあるので、避けるようにしましょう。
入浴・外出は腫れが引いてからが良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、感染力が強く、感染者のせきやくしゃみから感染します。
小さく平坦な赤い斑点が次々と現れ、斑点の一部が盛り上がって痒みを伴う水疱ができ、ついにはかさぶたになります。
1週間ほどで、大部分がかさぶたとなり、大半は20日ほどで消えます。
子供の場合、通常問題なく回復します。

発症直後が最も感染力が強いのですが、全ての水疱群がかさぶたになるまで感染力を持ちます。
一度感染すると終生の免疫を持ちますが、ウイルスは休止状態で残り、成人してから帯状疱疹を引き起こす事があります。

☆潜伏期間:10日~3週
☆うつる期間:発症前から発症後10日位
☆全過程:約8~9日

〔ワンポイント〕
痒みが非常に強いので、爪を短くしたり、両手に布の袋や靴下などをかぶせて掻きむしらないようにさせましょう。
下着は頻繁に取り替えて、洗濯しましょう。
入浴、外出は、水疱が全てかさぶたになってからが良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ウィルスによる発疹性感染症で、主に感染者のせきから感染し、38~39℃の発熱と、ほぼ同時に小さいピンクがかった平坦な発疹症状が現れ、3日ほど続きます。
発疹が現れる1週間前から発疹が消えた1週間後まで感染力を持ち、一度感染した人は終生の免疫を持ちます。
しかし、妊娠中の女性が風疹に感染すると、流産、死産、あるいは出生時奇形の可能性があるため、十分注意が必要となります。

☆潜伏期間:2~3週
☆全経過:約5~6日
☆うつる期間:発症の7日前から

〔ワンポイント〕
風疹の症状は、治療が必要なほど重篤な事はめったにありませんが、発疹が消えるまでは、入浴・外出は控えめにしましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

最近、ホモシステインというアミノ酸が注目されています。
このアミノ酸が増加すると、動脈硬化やアルツハイマーになりやすくなるといわれています。

ホモシステインは、葉酸を摂取することで減らすことが出来ます。

葉酸を多く含む食材として、ほうれん草や豆類などが挙げられます。
・・・詳細は以下参照のこと

毎日の食生活で注意していくと良いようです。

☆葉酸を多く含む食材☆
・レンズ豆・ひよこ豆などの豆類
・ほうれん草・モロヘイヤ・ブロッコリーなどの緑黄 色野菜
・オレンジ・夏みかんなどの柑橘系の果物

       ~薬剤師 鳥居英勝~

いま、メタボ対策でウォーキングをしている人を多く見かけます。
トラブルにならないための“正しいウォーキング法”をご紹介します。

STEP① 着地はかかとから
おなかを引き上げて、背筋を伸ばし、肩の力は抜く。右足(左足)をまっすぐ前に出し、かかとから着地。左足(右足)はなるべく長く後ろに残すように。

STEP② ひざを曲げすぎない
次に左足(右足)のつま先を軽く蹴り出して、ひざを曲げすぎないようにして、軽く前に出す。

STEP③ ひざを伸ばし、再びかかとから着地
着地は再びかかとから。ひざを伸ばしてまっすぐ前に出すようにする。
このとき腕は振りすぎないように。腰が引けて、バランスを崩す原因になります。

注意:つま先での着地は外反母趾やひざ痛の原因になるのでご注意を!

       ~薬剤師 鳥居英勝~

女性に多い足のトラブル、外反母趾。
運動で改善が期待できます。

〔タオル寄せ運動〕
足の指でタオルを手前に引き寄せる運動
→足裏の筋肉を鍛え、アーチをつくります。

〔ホーマン運動〕
弾力のある太い輪ゴムなどを、左右の親指にかけて引っ張る運動
→母子内転筋を鍛え親指の関節の拘縮を予防します。

※重度の人がタオルよせ運動をすると、親指に無理な力が加わり逆に悪影響を与えてしまうことがありますのでご注意ください。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

24人に1人が悩んでいるというむずむず脚症候群。
脚の深部、とくに足首から膝にかけて、むずむず、ジリジリ・・・。虫がはうような、じっとしていると、我慢できないような不快感を特徴とします。

原因は十分に分かっていませんが、運動に関する情報を伝達するドーパミンが関わる脳内の神経の機能異常や、鉄分の欠乏、脊髄や末梢神経の異常、遺伝的な要素などが考えられています。

お薬で治療する場合には、主にドーパミンの働きを改善するパーキンソン病の治療薬が用いられます。十分な効果が得られない場合には、さらに抗てんかん薬を用いることもあります。鉄分不足が原因となっている場合には、鉄剤を使います。

改善するために日常生活でできることは、夕方以降にカフェイン飲料、たばこ、お酒は控える。運動などで疲れたらマッサージなどで筋肉を良くほぐすことです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~