» 2008 » 9 月のブログ記事

秋は乾燥肌になりやすい季節です。
次の『お手入れの基本5ステップ』を実行して、トラブル肌を防ぎましょう。

STEP① 1分以内にクレンジング
STEP② 洗顔は朝晩2回が基本
STEP③ 保湿は化粧水+美容液を基本にして
STEP④ 美白化粧品はシミができる前に使うと効果的
STEP⑤ 乾燥が気になる部分にはクリームを

保湿剤の強さは・・・
セラミド>ヒアルロン酸>コラーゲン
このようになっています。

毎日のお手入れで、綺麗なお肌を守りましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

新生児の視力は0.01~0.02といわれていて、強い光には多少反応しているように思えることもありますが、ものが見えるということではありません。視力が1.0に達し、大人並になるのは、普通4~6歳ぐらいです。この間に色覚なども育っていきます。

子供の視力に異常がある場合には、脳の発達に影響する場合もありますので、いち早く見つけて対応することが大切です。
周りの人たちが気付いてあげるのに役立つ『行動チェック』を紹介します。

☆視力異常の行動チェック☆
・テレビを見るとき必要以上に近づいて見る
・目を細めてみる
・絵や文字を見間違う
・遠くのものが2個に見える
・ボールをキャッチするのが苦手

☆斜視の危険性の行動チェック☆
・やぶにらみをする
・首をかしげてものを見ようとする
・明るい戸外でまぶしそうに片目をつぶる
・片目を内側に寄せて近くのものを見る

 ※斜視を発見する方法の一つとして、室内でフラッシュをたいて顔を撮影したものを先生に診てもらうことがあります。斜視になっていると、光が目の真ん中にきちんと当たっていない場合があるので、この方法で目の位置がずれていないかを見ます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

認知症の早期発見は容易ではありません。
認知症は“もの忘れ”が初期症状として現れますが、その「もの忘れ」が病気の初期症状なのか、年齢相応のものなのか、なかなか区別がつきにくいのです。
実際は認知症が始まっているのに、年齢相応のものだと軽く考えてしまうと、適切な治療を行う機会を失い、症状が進行してしまうおそれがあります。

心配のない「もの忘れ」
・人の名前が出てこない
・買い物でうっかり買い忘れる
・文章を書いているとき漢字が思い出せない

注意を要する「もの忘れ」
※全体を忘れる、自覚していない、症状が進行する(症状を指摘されても分からない)
・朝食に何を食べたか思い出せない
・「明日病院に行く」と何回も言っておいたのに、当日になると「聞いてない」と言い張る
・会話の中で、同じことを何度も繰り返していう
・3年前に京都旅行に行ったこと自体を忘れている
・同じものを何度も買ってくる
・料理が簡単になり、メニューが少なくなる
・家の近くで道に迷い、帰ってこられない。

生活習慣病(動脈硬化・高血圧・糖尿病・高コレステロール血症)をおさえ込めば、脳卒中・脳血管性の認知症、さらにはアルツハイマー病の予防につながるといわれています。

また、イチョウの葉に含まれているギンコライドには、血液の循環を良くし、さらに抗酸化作用により動脈硬化を抑える働きがあることが分かっています。
都内の大学病院の「もの忘れ外来」では、患者さんが希望された場合にはイチョウ葉エキスを勧めています。
臨床的にも、イチョウ葉エキスには、認知症を予防したり、進行を抑える働きがあることが分かっています。

イチョウの葉には、人体に害になる成分も含まれていますので、サプリメントを摂る場合にはしっかりと精製されたものを選ぶと良いでしょう。
また、製品によっては有効成分含量にバラツキがあるものもあるようです。
確かな原料を用い、成分の抽出・精製・製造・品質管理がしっかりした製品を選ぶと良いでしょう。
当店では、ドイツシュワーベ社のGBE24を取り扱っております。
気になる症状でお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

たいへん感染力の強い、はしかウィルスによっておこる急性伝染病の一つ。
幼児がかかりやすく、生後1年以内の乳児は、母体からの免疫が残っているためかかりにくく、一度かかれば免疫ができて二度とかかることはありません。

潜伏期間はおよそ1~2週間で、その後しつこい発熱、せき、くしゃみ、鼻汁といった風邪のような症状が出ます。
熱が出て4~5日後くらいから、大きさのふぞろいな発疹が顔や頚、胸、手足に広がります。
その後3~4日ほどで発疹は黒ずんで、しだいに色あせ消えていきます。同時に熱も徐々に下がります。

   ワンポイント
・熱があるうちは安静とし水分補給に気をつけましょう。
・3歳以下の乳幼児や、栄養状態の悪い子供、虚弱児などは、余病として中耳炎、肺炎、気管支炎などを併発することもありますから注意してください。
・治療法は対症療法が主体です。
・感染防止のため発疹出現後5日くらい隔離し、熱が下がって3日くらいしてから登校させましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

国立成育医療センター内に設置されている「妊娠と薬情報センター」のホームページにおいて、2007年12月より「授乳と薬について」が情報提供されている。

この中では、授乳と薬についてを詳しく理解するための解説、「授乳中に使用しても問題ないとされる薬剤の代表例」及び「授乳中に使用してはいけない薬剤の代表例」の表が掲載されている。
これらの表は、海外の様々な最新の医学的研究報告に基づいて作成されており、医学的根拠に基づいた情報と解説されている。
なお、表に記載されている薬剤は代表例であり、すべてを網羅したものではないので注意が必要である。

詳細については、国立成育医療センター 妊娠と薬情報センターホームページに公開されている「授乳と薬について」 (http://ncchd.go.jp/kusuri/junyuu.html)を参照のこと。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

認知症のイライラに「抑肝散」が効く。
9月3日に放送されたためしてガッテンで知られた方も多いんじゃないでしょうか?

抑肝散は、元来は「小児のひきつけ」の用いられたものです。
筋のけいれん・ひきつけ・ふらつき・手足や舌のふるえを改善し、精神を安定させ、いらいら・緊張・うつ状態を改善する働きがあります。
夜泣き・チックや、一般的ないらいら・緊張・手足や舌のふるえ・筋けいれん・歯ぎしりに使用されます。また、不眠にも用います。

先日の放送では、興奮しやすいアルツハイマーの方に服用してもらったところ、興奮しないようになって、会話がある程度できるようになったり、徘徊が減ったという事例が紹介されました。

関心のある方は、専門家に相談の上、証にあっているようであれば試してみると良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

便秘には色々なタイプがあります。
腸の動きが悪いタイプ、腸の感受性が鈍っているタイプ、痙攣して動かないタイプ、自律神経のバランスが崩れたタイプなど。

便秘の解消には、食事・運動が大切です。それでも改善されない場合は便秘薬や浣腸を利用するのも良いでしょう。

天枢というツボがあります。お臍の左側に縦に指を3本そろえた時にその隣になる所です。
ここをゆっくり押すと腸の動きが良くなります。
どのタイプの便秘であっても解消に役立ちますので、お悩みの方は一度試してみてはいかがでしょうか。

 
       ~薬剤師 鳥居英勝~

本年4月に開催された日本リウマチ学会では、疫学調査で、50歳以上の男女で820万人の方が変形性膝関節症による「ひざの痛み」を発症していると報告しています。

変形性膝関節症の治療法としては、対症療法の消炎鎮痛剤を用いた「薬物療法」が一般的ですが、根本から治そうとすると、手術を伴う「人工関節療法」や「変形矯正療法」になってしまいます。

手術だけは避けたいという方が多いため、飲むだけで痛みを和らげる薬やサプリメントへの期待が高いようです。

痛みを和らげる方法として、非常に有効なのがストレッチなどの「運動療法」です。
運動することによって、関節に付属する腱や靭帯、筋肉が柔軟にかつ丈夫になり、関節への負担を軽減します。
その際、腱や靭帯などに必要なコラーゲンを、吸収に良いかたちで配合したサプリメントを摂取すると、さらに効果発現が早まることが期待できます。

65歳以上の男女30人に3ケ月間、毎日15分程度の運動を行ってもらったところ、太もも前部の筋肉が男性で約4%、女性で2.5%増加したというデータが出ています。
高齢な方でも、簡単な運動で確実に筋力がアップするようです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~