» 2007 » 7 月のブログ記事

6月から7月の梅雨の時期、この時期は神経痛が置きやすい季節です。

予防法は・・・
①水分の摂りすぎに注意する。特に冷たい飲み物は一切飲まない。
夏は汗を各時期で、汗などで水分を大量に消耗します。血液をどろどろにしないためにも必要な水分はとらなければなりません。
人肌より温かい飲み物を、乾きを感じない程度にとることが大切です。

②身体を温かくする
外から冷やさない。同時に身体の中からも冷やさないことが大切です。胃の後ろには太陽神経叢という神経の集まったところがあり、そこを冷やすと全身の免疫や神経の働きが低下します。冷たい飲み物を飲むとここが冷やされ、身体の調子を崩すことにつながります。
お腹と背中を、内側からも外側からも温かく保つことが大切です。

また、神経痛には針治療やお灸療法が効果的です。
治療をご希望の方は、お気軽にご相談下さい。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

子供に毛染めをすると、皮膚炎やショック症状が起きる危険があります。
1回目はなんとも無くても、数回繰り返すうちに体内での感度が高まり、アレルギー症状ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
アレルギー症状は、一度出てしまうと症状が落ち着くことは合っても完全に治るまでにはかなりの時間を要します。
頭皮が弱い子供には、毛染めは避けたほうが良いようです。

また、大人の場合でも毛染めが心疾患の要因になることがあることが分かっています。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

紫外線による日焼けは、血液中の活性酸素を増やし、血液の粘度を高めることにつながります。
特に夏の暑い時期には、汗をかき血がこくなることが多いので、それに強烈な紫外線が身体にかかるとどろどろ血液の危険性大です。

どろどろ血液は、脳血管障害や心血管障害につながります。
紫外線が強い4月から5月は、日焼け止めを上手に使い、日焼けしないように注意することが大切です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

潰瘍性大腸炎患者における食事摂取状況と、好中球リン脂質脂肪酸組成・脂溶性ビタミン濃度・抗酸化能についての研究発表から・・・。

潰瘍性大腸炎の方は、エイコサペンタエン酸および抗酸化ビタミンを積極的に摂取することが、潰瘍性大腸炎患者の栄養管理上有用であることが示唆されています。
これは、これらの栄養素が、腸の酸化を防ぐためです。
潰瘍性大腸炎や過敏性大腸炎でお悩みの方は、毎日の生活で注意されると良いと思われます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

口の中に白い苔のようなものが生える症状。内側の頬や唇に好発します。発症率は50人に1人。
痛みなどの自覚症状はありませんが、口の中いっぱいに広がると食欲が無くなることがあります。

原因は、カンジタ菌の繁殖。
治療法は、ファンギゾンシロップまたはピオクタニンを、綿棒で患部に塗ること。
乳幼児の場合、飲み込んでしまったり口から出してしまったりと、口の中で患部に薬剤とどめておくことが難しいので、流れにくいピオクタニンが効果大です。ただしピオクタニンは衣服につくと青色がとれないので注意が必要です。
症状によっても違いはありますが、大体3~4日、1日2~3回塗ると完治します。
また、予後をよくするために、ミルクの後に白湯を飲ませて口の中を流すと良いです。

ミルクが溜まっている場合にもカンジタ症と同じように白い苔が生えているように見えますが、スプーンなどで軽くこすってとれるので鑑別が容易です。
カンジタ症の場合には強くこすってもとれません。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

子供たちの健やかな発育のために、昼のセロトニン・夜のメラトニンを高める8カ条をご紹介いたします。

①毎朝しっかり朝日を浴びて
②ごはんをしっかりよく噛んで。とくに朝はきちんと食べて
③昼間はたっぷり運動を
④夜ふかしになるなら、お昼寝は早めに切り上げて
⑤テレビ・ビデオはけじめをつけて、時間を決めて
⑥寝るまでの入眠儀式を大切にして
⑦暗いお部屋でゆっくりおやすみ
⑧まずは早起きをして、悪循環(夜ふかし→朝寝坊→慢性の時差ぼけ→眠れない)を断ち切ろう

きれる・落ち着きが無い・集中力がないなどの解消に役立ちます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

動脈硬化予防に関連して、新しいガイドラインが発表されました。

従来は、主としてコレステロール値で判断していたのですが、これからは悪玉のLDLコレステロールで判断していこうという点が最も大きな変更点です。
数値としては、全く変更ありません。LDLコレステロールが140mg/dl以上であれば、より細かく調べて治療の必要性を考えようというものです。

これまでのコレステロール値には、悪玉も善玉も含まれます。日本人では善玉の高い人が多いという事情から、悪玉だけで判断しようということになったわけです。

動脈硬化の予防についてのポイントですが、なんといっても日常生活での注意が大切です。
最も確実な治療は、禁煙です。喫煙している方は是非とも禁煙なさって下さい。
次に、肥満解消です。肥満を解消すれば、高血圧も糖尿病も脂質異常症も改善します。毎日体重計に乗って確認することが体重管理には欠かせません。
また、毎日の歩数を記載し、体重と歩数の関係を確認することが体重管理にとても役立ちます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

多くの研究から、1日平均日本酒で2合程度以上(エタノール換算で週300g以上)の多量飲酒で確実に死亡リスクが高くなるという結果が出ています。
毎日飲むのであれば、お酒は1日平均で1合から2合程度にするのがよいでしょう。
もし2合以上飲むのであれば、休肝日を週に3日以上設けて、1週間の総量で14合程度以内におさまるような飲み方をすると死亡リスクが高くならない可能性が示されています。

ー厚生労働省研究班「多目的コホート研究」からの成果ー

       ~薬剤師 鳥居英勝~

今年の夏は『猛暑』になると予測されています。
夏に負けないための漢方薬をご紹介いたします。

生脈散:大汗をかいて体力が消耗したときなどに服用すると、必要な陰液が速やかに回復し、体力が戻ります。

清心丸:血の熱を冷まします。日射病までいかなくても強い日差しや強烈な日差しによるのぼせのなどの回復に役立ちます。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~

ビール・清涼飲料水がおいしい季節です。
しかし、水分を摂り過ぎると胃は冷え、消化に必要な胃酸は薄まり食欲低下になり、発汗の増加に伴いミネラル喪失・エネルギー消耗につながり倦怠感の増加になります。
知らず知らずに夏バテの大きな原因につながります。

ここで胃をいたわる食材を紹介してみましょう。
冬瓜です。
冬瓜は、『熱をとる野菜』と言い伝えられ、夏の盛りに出回ります。
東洋医学では暑さで異常に亢進した身体の新陳代謝を正常に戻す薬として用いられています。暑さによる胃腸の衰えを防ぎ、利尿・消炎作用をもち、ジュース・ビールなどの暴飲による胃内の停水を防ぎ、ただれを抑えます。
さらに心臓や腎臓の機能低下によるむくみも取ってくれる食材といわれています。

皮を厚めにむき、種をスプーンでくり抜き、透明感が出るまでしっかりと火を通し、その後、直ぐに火をとめることが調理のポイントです。

柔らかくあっさりとしていて食べやすいので胃腸の弱い方からお年寄りまで喜ばれます。

       ~薬剤師 鳥居英勝~