旅先で体調を壊した場合のために、旅行の際には次のものを用意しましょう。

風邪薬→気候の変化で体調を壊す場合があります
胃痛腹痛薬→食習慣が変わると消化不良を起こすかも
下痢止め→衛生状態の悪い外国への旅行の際は必携
乗り物酔い止め→普段は大丈夫でも船酔いを考えて
体温計

       ~薬剤師 鳥居英勝~

次のものは、何かのときすぐに使えるように救急箱にそろえておくと良いでしょう。

〔小児用内用薬〕
解熱鎮痛剤、風邪薬、腹痛時の薬、下痢止め、
乗り物酔い止め

〔外用薬品・医療機器〕
消毒薬、化膿止め、うがい薬、消毒用せっけん、
止血薬、ガーゼ、包帯、三角巾、ばんそうこう、
シップ薬、はさみ、綿棒、体温計、ピンセット、
かんちょう、目薬、虫さされ薬(かゆみ止め)、
眼帯、毛抜き

       ~薬剤師 鳥居英勝~

定期的に救急箱の点検をしましょう

「点検のポイント」
①わかりやすい所に置いてあるか?
 →子供の手の届く所や高温多湿の所はいけません。
②もともと不足している医薬品や医療機器はないか?
 →期限切れの医薬品はないか?開封していなくても注意しましょう。
④一定量まで使用したら補充しているか?
⑤錆びたはさみや変質した医薬品はないか?
                    など

☆内用薬品と外用薬品とは別々の救急箱に保管しておくのが理想的です。
☆小児の病気は、救急性が高い可能性があるので、救急箱の中身の利用については、あくまで応急処置であるとの理解が大切なことです。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

最近の研究で、腸は従来考えられていた以上に高い能力を持つ臓器であることが分かってきました。

例えば腸内に入った異物を感知して排除するといった働きは、脳だけがそれをキャッチして腸に指令を出す物と考えられていましたが、腸はこうした働きを脳からの指令なしに独自の判断で行う能力を持っているといいます。

腸には神経伝達物質のセロトニンなど脳内と同じ物質が存在することも、この説を裏付けるものです。

腸はこの賢い機能のために「第2の脳」とも呼ばれています。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

①栄養補給
バランスがとれた栄養をシッカリ摂って、体力を強化しておきましょう。

②睡眠
睡眠不足は万病の元です。
十分な睡眠を心がけて、体力を維持しましょう。

③生活上の注意
人ごみや繁華街への外出はなるべく控え、帰宅時には手洗いとうがいの習慣を。
外出時のマスク、室内の加湿の利用を心がけましょう。

④予防接種
高齢者や、小児、慢性病をお持ちの方、もともと体力が弱い方へは事前の予防接種が有効です。
例年流行し始める1ヵ月前に接種しておくと良いでしょう。
なお、予防接種は必要な注意事項がありますから、医師に相談しましょう。

※基本的には、かぜの予防と同じですが、予防接種をしておくことも大切です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

『かぜ』
のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せきが中心。
全身症状はあまり見られず、熱も重症化することはほとんどありません。

『インフルエンザ』
かぜの諸症状に加え、38℃以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状が強い。
さらに悪化すると気管支炎・肺炎のほか、小児では中耳炎・熱性けいれんなどを併発することがあります。

※こんな方は要注意!
高齢者や呼吸器・心臓などに慢性の病気を持つ方は、重症化することが多く、最悪死に至ることもあります。
近年、小児が急性脳症を起こして死亡することもあります。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

①早めの受診と治療を
②安静休養と十分な睡眠を
③水分の十分な補給を
④解熱剤の併用は医師や薬剤師に相談しましょう
⑤症状が出てから3~7日間は他人にうつす可能性が高くなります。周囲への人への配慮が必要です。
⑥部屋の空気の入れ換えや、適度な湿度維持を心がけましょう。
⑦着用した衣類は洗濯時に日干しやアイロンがけを心がけましょう

       ~薬剤師 鳥居英勝~

『お腹の調子が優れない』原因は様々です。
この中で、胃がすっきりせず年中消化剤を飲む方や、便に未消化物が混じるのが気になる方は、『消化酵素不足』が原因となっていることがあります。

そのような方は、醤油・味噌などの発酵食品を積極的に摂るとよいでしょう。
これらの食品には、酵素が多く含まれており、それが元となって腸の中で『消化酵素』が合成されます。

もっと効率よく消化酵素を養うためには、『大高酵素』などの多品目植物発酵エキスを飲むことが効果的です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

目に対する紫外線の有害な影響を防ぐためには、サングラスが効果的です。
しかし、形状や特性に気をつけないと紫外線をうまく防ぐことは出来ません。

色の濃いサングラスをかけていると視界が暗くなるために瞳孔が開き、紫外線が横から入り込んでしまい、結局目を傷つけてしまうこともあります。

サングラスを選ぶときにはUVカット機能があり、色の薄い物を選ぶようにしましょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

学校での健康管理について「学校保健法」が、昭和33年に制定され、この「学校保健法」によって管理を受ける「学校において予防すべき伝染病」のことを学校伝染病といいます・

〔学校伝染病の分類〕
第1種
新・感染症予防法の一類感染症と二類感染症です
 エボラ出血熱、クルミア・コンゴ出血熱、ペスト、 マールブルグ病、ラッサ熱、急性灰白髄炎(ポリ  オ)、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフ  ス、パラチフスです。 
※出席停止期間の基準:治癒するまで

第2種
放置すれば学校で流行が広がってしまう可能性がある飛沫感染症です
 インフルエンザ(解熱後さらに2日まで)、百日咳 (特有の咳が消失するまで)、麻疹(解熱後さらに 3日まで)、流行性耳下腺炎(耳下腺の膨張が消失 するまで)、風疹(紅斑性の発疹が消失するま   で)、水痘(すべての発疹がカ皮化するまで)、咽 頭結膜熱(主要症状消失後さらに2日まで)、結核 (伝染の恐れがないと認められるまで)
※出席停止期間の基準は( )内で、いずれも医師が伝染のおそれがないと認めたときはその限りではありません。 

第3種
飛沫感染が主体ではないが、放置すれば学校で流行が広がってしまう可能性がある感染症です
 腸管出血性大腸感染症、流行性角結膜炎、急性出血 性結膜炎、その他の感染症
※出席停止期間の基準はいずれも医師が伝染のおそれがないと認めるまで

       ~薬剤師 鳥居英勝~