» 2012 » 2 月 » 01のブログ記事

餃子のこと 24/2/1

| 新着情報 |

宇都宮が餃子消費量日本一から陥落したらしい。このことには、原発事故が影響しているのではないだろうか?

これまで、餃子の人気店には土日ともなると昼から夜まで行列ができていた。東京や神奈川から旅行を兼ねてきたという若者にもあったことがある。

事故以降、福島からより遠いところに住む人が、あえて福島原発に近いところに出向いて食を楽しもうと思うだろうか?セシウム汚染は風評ではなく実害である。今日の国会中継でも、福島原発から300km四方ではセシウムの影響が懸念されているとの話があった。

東電にひとこと言ってやりたいというのが、餃子で町おこしをしてきた人達の今の心境だろう。

放射性物質の問題は、まさに現在も進行中である。今日も夕飯を食べる子供の顔を正面にみながら、大丈夫なんだろうかと考えてしまった。

いくら遠くのものを食べようとしても限界がある。事故から約11ヶ月たち、多少気が緩んだのか、セシウムを気にすることを忘れてしまうこともある。

悪い意味で慣れてしまっている。今一度気を引き締めて、毎日の食生活で『安全な食材を使うこと、リスクの高い食品は口にしないこと、細胞の健康を保つ栄養学を実践すること』を心掛けたい。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

老い 24/2/1

| 新着情報 |

髪が抜ける、歯が抜ける、目は見え難くなり、膝と腰は弱くなる。集中力が続かない、忘れっぽくて、疲れやすくなる。筋力は弱って、持久力が続かない。食欲がなくなり、肌のハリがなくなる。

思い当たる老化現象を列挙してみた。

これらは全て、漢方でいうところの腎・脾・肺の機能低下と関係が深い。特に腎との関係が深い。『補腎』といって、腎を養っていくと老化を防ぐことが出来るいわれている。

腎脾肺を並べて見ると、これらは全て、『身体の水液代謝をつかさどる要諦』であるということに気づく。腎脾肺の機能低下=水液代謝機能の低下。ということは、老化には水が深く関わっているのではないか。

体内に老廃物を残さず、いつもきれいな水がめぐっている状態が、細胞を若々しく保ち、機能を元気に保つのに必要なことなのではないだろうかと思う。そうなると、きれいな水を飲まなくてはならない。

書きながら、自分でも多少の論理の飛躍を感じるが、漢方の考え方としてはそんなにおかしくはない。北京中医薬大学に通っていた時に、先生が『ミカンのしぶかわには血の巡りを良くする作用があると思う。理由は、広げたときの形が血管網のようだからである』と真面目に言っていたのを聞いた覚えがある。今から15年くらい前のことである。その後、正にミカンのしぶかわに『ヘスペリジン=ビタミンP』が多く含まれていて、このヘスペリジンには血流を良くする作用があることがわかり、現在健康食品に配合されている。漢方的なそれなりの根拠から導き出した結論の科学的証明はあとからついてくるのが漢方の掟である。気にせずに考えて参りたい。

きれいな水とは何か。クラスター(水分子がくっついた状態)が小さく、不純物が少ないものが良い。活性水素水(活性酸素を除去する)であればなお良い。ミネラルも適度に含んでいると良いだろう。

毎日このようなきれいな水を摂取し、身体をあたたかく保ち、適度に身体を動かす。そうすることで、細胞の代謝・老廃物の排泄がうまくいき、身体の若さを保つカギになるのではないかと思う。

      ~鳥居 英勝~