» 2012 » 3 月のブログ記事

原発の水素爆発事故から今日で丸1年になる。

慣れはこわいもので、ここ数ヶ月食品からの放射性物質について気が緩みがちになっている。小さい子供がいるので、ここで気を引き締めなおさないといけない。

具体的には、内部被曝を避けるために食べる物に注意したい。

外部被曝については、今はそんなに気にすることはなく、雨に当たっても大丈夫らしい。ただ、強風で土埃がまうときは吸い込まないように注意する必要がある。

また、身の回りのホットスポットは可能な限り除染することと、済んでいないところには近寄らせないことには、今後しばらく注意していかないといけない。

昨日テレビで、『被曝量について正直なところ絶対安全といえる数値は分からないが、科学的に健康被害がないであろうと納得できる数値(=納得数値)を示したらどうだろう』との話があった。

心配し過ぎず、精神的安心を得るためにも有効だと思う。

堆肥や腐葉土汚染の問題で、地元産の有機農法の野菜は不人気らしい。また、有機農法に限らず近県産の野菜も不人気とのこと。

遠くのものなら放射性物質については安心感が高い。ただ、有機農法で作られた新鮮な野菜を手に入れることは難しい。

子供に食べさせるのに何が安心かを考える時に優先するのは、放射性物質のリスクが少ないこと>農薬だと思う。農薬のリスクについては、利用する部位や調理法などに配慮することで軽減を図りたい。

活性酸素を除去するビタミンCやフラボノイド・アミノ酸(タウリン・シスチン・システインなどの硫黄を含むアミノ酸)を摂取することは、放射性物質・農薬の両方の影響を避けるために有効だと考えている。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

健康のこととは関係ないブログです。ご存知の方も多いと思いますが、仙台はファッションの先進地域らしい。

おしゃれな男性を伊達男というが、その言葉の由来になった有名な武将の伊達政宗公は相当なおしゃれさんだったとのこと。そのセンスを末裔達もしっかり受け継いでいるようで、仙台にはおしゃれな若者が多いらしい。

『ファッションブランドは、新しい作品はまず仙台の店に置いてみて、ここで売れるようであれば全国展開にもっていく』というのを浅田次郎の本で読んだことがある。いわれてみれば、20年くらい前に仙台に住んでいたころ、一番町界隈には学生にもそんなに敷居が高くないこじゃれた洋服屋さんが沢山あって、おしゃれな友人などは足しげく通っていた。

何年か前に仙台に遊びに言ったときに、その街並みに海外の有名なブランドショップがわんさか立ち入るように並んでいたのが気になった。

20年前にも老舗デパートの中にはそういうお店がテナントとしてあったが、七夕で有名なアーケード街にはいかにも地元で古くからこだわって頑張ってますというお店が多く、それが街の個性を作り上げていたように思う。

東京のように有名なショップが出来るようになったのを嬉しく思う反面、どこにでもある街並みになっちゃいそうだなと寂しく思ったのを覚えている。もちろん地元生まれのお店もしっかりがんばっているだろうが。

何でこんなことを思い出したかというと、今仙台は震災の復興特需に沸いているらしい。夜の繁華街の国分町は平日でも盛況だし、アーケード街では10万円以上の比較的高価な商品がバシバシ売れているとのこと。

ただ、宮城北部の被災地に住む友人によると、仙台がにぎわっても俺らには直接関係ないとのこと。税収で潤いを感じるまでには時間がかかるだろうし、職業によっては仕事や雇用が直接増えるわけではないということだろう。

折角復興景気で買い物をするなら、地元にお金が残り易くなるように、地元中心・純国産メーカー・純国産のお店にお金が落ちて欲しいなと遠くから考えてしまう。

強烈な被害受けた岩手宮城福島などの被災地では、地震の復興について、まだ序にもついていないむきもある。意識的にそのことを忘れないようにしようと思う。

      ~鳥居英勝~

昨夜何気なく大食いの番組をみてしまった。

ギャル曽根の食いっぷりはすごい。その秘訣は特異体質。彼女は極端な胃拡張らしく、さらにたくさん食べると胃がグーッと下に下がって、ちょうど子持ちシシャモのようになるらしい。これまでに満腹になったことがないとのこと。

他にも大食いで有名な人たちが紹介されていたが、彼らの多くは線が細い。まさに痩せの大食いである。

テレビに出るような人は特別にしても、たくさん食べる割には太らないタイプの人は結構いる。

このような方たちにいえるのは、おそらく消化と吸収が悪いということ。(※ホルモンの異常などで代謝が亢進していてエネルギーの消費が多い場合もあるが。)

決して、食べても太らないとよろこんでいてはいけない。そのままの食生活を続けていると、寿命を縮めることになりかねない。

 というのは、人間は一生のうちで、産生できる酵素の量が決まっている。

消化吸収が悪い人でも、よほどのことがない限り食べたものがそのままの形でおしりから出てくることはなく、消化されて出てくる。つまり、消化酵素が使われている。即ちたくさん食べても太らない人は、無駄に酵素を消費してしまっているということができる。

 酵素が消化のために無駄に使われてしまうと、細胞の代謝に必要な酵素が早く枯渇する。人が生きるということは、細胞が酵素の力を借りて代謝し続けることということができるが、大食はまさに生きるための糧を浪費していることになる。

相撲取りやスポーツ選手など、若いうちから体を大きくしたり、エネルギーを消耗する生活をしてきた方たちは、一般的に短命な方が多い。スポーツ心臓など循環器系の問題もあるだろうが、酵素のことも関係していることは間違いない。

太く長く生きるか、細く短く生きるかは、一人ひとりの人生観である。ただ、無駄食いで命を縮めてしまうのは惜しい気がする。

 酵素の点から長生きのコツを考えてみる。

もともと胃腸が弱く、消化力・吸収力が弱い人は、あたりまえのことだが消化・吸収の良いもの摂るとよい。食べたらすぐには入浴しない、良く噛んで食べる、体温が低い人は上げる工夫をするなど、平素から心がけるとよい。こうすることで、効率よく栄養が体内に取り込まれるので食事量が適正に保たれ、酵素の浪費を減らすことができる。

また、直接酵素を補うのも良い。また、酵素の働きを助けるビタミンミネラルをとること、酵素の原料になるアミノ酸やタンパク質をバランスよく吸収されやす形で摂取することも大事である。

酵素を直接とるには、大高酵素など非加熱の発酵食品がよい。ビタミン・ミネラル・アミノ酸をとる場合は、できるだけ天然型で配合バランスの良いものが良い。医薬品やサプリメントを利用する場合には、良いものを選ぶ必要がある。

 一生のうちで食べる量は誰でも同じらしい。そういえば、腹八分目医者いらずなんて言葉もある。昔から、長生きの秘訣の一つは少食であるという。

酵素を消化によって無駄に消費せず、必要であれば補いながら、細胞の代謝に使われる酵素を十分に保って、太く長く生きることが出れば最高だと思う。

 

      ~薬剤師 鳥居英勝~

骨に必要な栄養素といえば、まず思いつくのはカルシウムです。

強い骨を形成するためには、カルシウムをしっかりと摂取することはもちろん大切ですが、カルシウム以外にも大切な栄養素があります。それは、マグネシウム・ビタミンD3・コラーゲンです。これらが不足すると、骨粗鬆症や変形性関節症を引き起こしやすくなります。

マグネシウム:骨の構成成分で、骨の代謝を改善するなど骨の形成に必要なミネラルです。

ビタミンD3:カルシウムやマグネシウムの吸収を促進し、骨をつくるのを助けます。

コラーゲン:骨を形成する重要な成分。関節の滑らかな動きに関わっています。

カルシウムを含めたこの4成分が協力し合って骨密度と骨質を改善し、強い骨になります。

 

さらに、漢方では腎が骨・骨髄に関係していると考えており、、骨を丈夫にするためには補腎剤が有効といえます。

また、強い骨つくりのためには、骨髄の血流がよくなるように、アミノ酸をバランス良く摂取したり、身体を温かくしたり、体を動かすことも大切。ウォーキングなどの運動は骨に刺激を与えることで骨密度を高めることはよく知られています。

これらの栄養素や漢方薬の摂取と工夫は、骨密度が低い方、背が伸び悩んでいる方、骨髄炎の回復が悪い方の解決の一助になることと思います。

      ~薬剤師 鳥居英勝~