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血のめぐりが悪い瘀血タイプ。
肩こりや頭痛がひどい、顔色がどす黒く、目の下にクマがある、月経痛がひどいなどの症状が現れることがあります。

放っておくと、子宮内膜症や子宮筋腫など、さまざまな婦人病の原因になったり、妊娠や出産、更年期などに影響が出る可能性が高いので、決して軽く見るべきではありません。

瘀血タイプの方は、血のめぐりをよくするために、冷えやストレスを寄せつけない工夫が必要です。
食生活では、サバやイワシなどの青魚や、ニンニク、ラッキョウ、タマネギ、トマト、ベニバナ、サフランなど、活血作用をもつ食べ物を取り入れると良いでしょう。お酒もほどほどならいい薬になります。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

血が不足しがちな「血虚」タイプ。
血色が悪い、肌や髪のつやがない、爪がもろい、めまいや立ちくらみがあるなどの症状が出ることがあります。
放っておくと、ホルモンのバランスを崩し、女性の場合は生理不順・無月経にもなりかねません。

原因はさまざまですが、若い女性に多いのは、偏食や無理なダイエットが引き金となるケースです。

血虚を改善するための食事は、何といってもバランスよく何でも食べることが大切です。
その上で、血を補う作用をもつクコの実、黒ゴマ、黒砂糖、ほうれん草、小松菜、ニンジン、ナス(皮のまま)、レバー、鶏肉、小豆、金針菜などを適度に取り入れると良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

『お腹の調子が優れない』原因は様々です。
この中で、胃がすっきりせず年中消化剤を飲む方や、便に未消化物が混じるのが気になる方は、『消化酵素不足』が原因となっていることがあります。

そのような方は、醤油・味噌などの発酵食品を積極的に摂るとよいでしょう。
これらの食品には、酵素が多く含まれており、それが元となって腸の中で『消化酵素』が合成されます。

もっと効率よく消化酵素を養うためには、『大高酵素』などの多品目植物発酵エキスを飲むことが効果的です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

〔高める食品群〕
牛肉、豚肉、ハム、加工肉類(ベーコン、ソーセージなど)、魚介類(魚、エビ、カニ、カキなど)、アルコール、清涼飲料水

〔低下させる食事〕
牛乳、ヨーグルト、チーズ、コーヒー

高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインには、食事療法として、
・摂取エネルギーの適正化
・プリン体の摂取制限
・アルコールの摂取制限
・十分な飲水
・尿アルカリ化食品の摂取
が記載されています。

また、痛風を発症させにくい生活習慣(HPFS)として、
・やせ(BMI21未満)
・体重減少(4.5kg以上)
・低プリン食:乳製品摂取
・ワイン:ワイングラス1杯
・コーヒー:1日4杯以上
が提唱されています。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の時には、次の食べ物の摂取を控えましょう
・アルコール
・炭酸飲料
・食物繊維の多い食べ物
・酸の強い食べ物

また、消炎鎮痛剤の服用も出来るだけ避けたほうが安心です。

お医者さんから処方されたお薬は、用法用量を守って、決められた期間しっかりと服用し続けることが大切です。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

ハーブを主な目的別(効果別)に紹介します。

〔リラックス〕
オレンジピール・オレンジブロッサム・ラベンダー等

〔疲労回復・リフレッシュ〕
ローズマリー・ハイビスカス・レモンバーム(メリッサ)等

〔集中力を高める〕
セージ・タイム・ローズマリー等

〔不眠〕
カモミール・バレリアン(※薬効が強いので大量に飲んだり長期にわたって飲んだりするのはNG)・ラベンダー・リンデンフラワー等

〔炎症を抑える〕
リコリス・ルイボス等

〔解毒〕
ドクダミ・マジョラム等

〔風邪〕
エキナセア・ユーカリ・レモンバーベナ・ローズヒップ等

       ~薬剤師 鳥居英勝~

最近、ホモシステインというアミノ酸が注目されています。
このアミノ酸が増加すると、動脈硬化やアルツハイマーになりやすくなるといわれています。

ホモシステインは、葉酸を摂取することで減らすことが出来ます。

葉酸を多く含む食材として、ほうれん草や豆類などが挙げられます。
・・・詳細は以下参照のこと

毎日の食生活で注意していくと良いようです。

☆葉酸を多く含む食材☆
・レンズ豆・ひよこ豆などの豆類
・ほうれん草・モロヘイヤ・ブロッコリーなどの緑黄 色野菜
・オレンジ・夏みかんなどの柑橘系の果物

       ~薬剤師 鳥居英勝~

難治性のアトピー性皮膚炎に、食養生を重視しながら漢方療法を併用し治療を進める考え方があります。
このときに、漢方で推奨する和食の中心になるのは米です。

食事指導に米や発芽玄米を利用することで、アトピー性皮膚炎が良好な経過を示す例が多く報告されています。
その効果発現は徐々に現れます。
2年以上の経過観察において、臨床症状・検査値(IgE・LDH)ともにより明らかに改善傾向を示すことが判明しています。

アトピー性皮膚炎の改善には、体質改善が大切です。
毎日の食事療法と漢方薬で体質改善を長期的に図ることで、難治性の場合でも顕著な改善が期待できます。

       ~国際認定中医師 鳥居英勝~