» 食養生のブログ記事

以前は良いと考えられていたことが、今の科学ではダメとされることが結構あります。

骨を強くするから飲むと良いとされていた牛乳が、今では骨粗しょう症を引き起こすから避けた方が良いと言われていますし、

高齢の方が骨粗しょう症予防にサプリメントでカルシウムを摂るとことも、血管を詰まらせて認知症のリスクが上がるから注意した方が良いとされるようになりました。

逆に、以前はそれほど注目されていなかったマグネシウムは、色々な代謝酵素の中心になる栄養素であるとして、今では積極的に摂ると良いと重要視されるようになっています。

栄養学も進化していますので、新しい科学的根拠に基づく情報を取り入れていかないといけません。

~薬剤師 鳥居英勝~

鳩、アヒル、鶏。どれも中国ではよく食べられる食材です。

お客さんに出す際には、おもてなしのレベルによって食材を使い分けるそうで、最上級のおもてなしは鳩料理、次がアヒル、鶏はその次になるそうです。

一つの円卓でみんな食べたことがあるのですが、うまさの序列もこの通りでした。

おもてなしで鳩を出してもらったら、平和の象徴であることは忘れて、ありがたくいただきましょう。

☆鶏肉は血を増やす(養血)作用があります。血が不足気味の方には良い食材です。

~薬剤師 鳥居英勝~

トマト・ほうれん草・なす・タケノコにはヒスタミンが、バナナ・キウイ・パイナップルにはセロトニンが多く含まれています。

ヒスタミンとセロトニンは化学伝達物質で、花粉症の症状をひどくする原因になります。花粉症が心配な方はできるだけ避けた方が良いようです。※加熱すればOKと言われています。

毎朝バナナ入り自家製スムージーを飲んでいるのですが、今は別の果物に切り替えています。

~薬剤師 鳥居英勝~

食養生では『下に育つ食品は温める』といわれています。

地下にのびる植物性食品(根菜類・いも類・生姜・百合根・蓮根)や、水面下に育成する海藻類(わかめ・ひじき・昆布)など、下に育つものは身体を温めるようです。

『南でとれる果物は身体を冷やし、北でとれる果物は温める』『夏野菜は身体の熱を冷ます』など、知っておくと便利な食材の特性は色々あるものです。

~薬剤師 鳥居英勝~

どれだけ医療が進歩しても、人間が永遠に生きることはできないそうです。その理由は、全身の血管を移植することはできないから。

人間の血管は、大小合わせて10万kmにも及ぶそうです。動脈硬化などでボロボロになった血管を、部分的には可能でも、全身丸ごと新しくすることはできません。

血管を健康に保つ秘訣は、なんといっても酸化ストレスを防ぐことです。そのためには、毎日の食事でフレッシュな野菜や果物など、フラボノイドを摂ると良いようです。

より効果的に、てっとり早く酸化ストレスを防ぐには、抗酸化力が確かなサプリメントなどを摂取すると良いでしょう。ビタミンC、E、イチョウ葉エキス、活性水素水などなど、様々な抗酸化作用のある素材があります。

サプリメントや健康食品で摂る場合には、抗酸化活性が明らかで、EBMがしっかり取れたものを選びましょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

『昭和の食事』で述べた漢方薬の切れ味が良い方の特徴から、漢方薬の効き目が良い身体造りの方法を考えてみます。

効き目が良い方の特徴として、『デトックスできている、代謝が良い、腸内環境が良い』が挙げられ、身体に現れる表現としては、『便通が良い、冷え症ではない、体温が高い、肥満ではない』といえると思います。

このような方は、何もしなくても大丈夫でしょう。

逆に、便秘がちまたは下痢気味、冷え性、低体温、代謝が悪くて動いても汗をかかず、太っている。このような方は、何とかしなければなりません。

では、てっとり早く、漢方薬が良く効く体質になるには、どうしたら良いでしょうか?

私は、植物エキス発酵液(=酵素飲料)を飲むと良いと思います。

良質な植物エキス発酵液には、ビタミン、ミネラル、酵素、そして乳酸菌がたっぷり含まれています。続けて飲んでいるとデトックスになるし、ビタミンミネラルの働きと、体内酵素が消化ではなく代謝酵素に回ることで細胞の代謝が良くなる、乳酸菌が豊富なので腸内環境が良くなる、このようにな体内環境になってきます。昭和の食事を摂っていた頃は、自然にこうなっていたのでしょう。

腸内環境が良くなって、代謝も良くなれば、それだけで元気になります。そして、漢方薬は間違いなく効きやすくなると考えられます。

※生薬には、腸内の善玉菌による代謝を受けて活性体となって効果を発揮するものもあります。腸内環境が良く、善玉菌がたっぷりあれば、漢方薬の効きが良くなることは間違いありません。

~薬剤師 鳥居英勝~

世界で最も肥満が少ない国はどこでしょうか? 実は、ベトナムだそうです。

その理由は、

①ベトナムでは起床から14時間以内に食事を済ませる。(早起きなので、夕食から寝るまでに時間が開く。)

②主食は米、おかずは野菜たっぷりで、肉や魚は食べるけど少な目。

③油はあまり使わず、鍋が多い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・~『ベトナム人に学べ!“太りにくい”食べ方』より~

まさに、欧米化を受ける前の日本食と似た食事を、現代のベトナムの方たちはされているんですね。

私どものところにも、東南アジアの方々が漢方相談にお越しになります。確かに太った方はいないし、便秘や冷えの訴えも少ない。

きっと、良い食事を続けているおかげで、日々の食生活で身体がデトックスされていて細胞の代謝も良く、腸内の環境も良いのでしょう。

また、日本人に比べて漢方薬の切れ味が良いと私は感じています。

昭和40年代中ごろに摂っていた食事が、日本人にとって最も長生きできる食べ物なんだそうです。飽食時代の栄養失調なんていうことが言われている今、日本食をもう一度見直す必要があるように思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

『ちゃんと食べているのに体調がすぐれない』という方・・・。 原因は、ミネラル不足かも知れませんよ!

ミネラルが足りていないと、たとえ栄養を摂っても、身体は十分に利用できません。まさに『飽食時代の栄養失調!』です。外食やコンビニ食が多かったり、インスタント食品によく頼る、元々偏食がち、このような食生活が長く続いている方は要注意です。

このような方には、“かき肉エキス”がお勧めです。牡蠣は、ミネラルを豊富に、それも人を元気にするバランスで含んでいます。その理由は、牡蠣は海の入り江で、山の土壌の栄養素と、海洋のエキスをたっぷり吸収して育つから。

妊婦の羊水は海水と組成が似ているといいますが、牡蠣は、その海水を1日に10Lも飲み込んで育つそうです!!牡蠣の中に、人に必要な栄養がいっぱい詰まっていることもうなずけますね。

牡蠣のエキスをギューッと凝縮した栄養剤『バランスターWZ』には、亜鉛をはじめとして、何種類もの微量ミネラルが含まれています。グリコーゲン・アミノ酸・タウリンもたっぷり。服用していると、生きるために必要な栄養成分が自然に吸収されて、爽快感・充実感が得られるでしょう!

いよいよ夏の疲れが気になる頃。秋を楽しく過ごすためにも、かき肉エキス製剤バランスターWZを、是非お役立てください。

~薬剤師 鳥居英勝~

昨夜放送のNHKのためしてガッテンで、ビタミンCが取り上げられました。『ビタミンCには抗酸化力があり、活性酸素を除去する。それによって動脈硬化を予防し、心血管病のリスクが減り、死亡率が低下する』というものです。

活性酸素は、本来外邪などから身体を守るものであり、人間にとって必要なものです。ただ現代人は、肉体的・精神的な過度のストレスや、食べ物の中の食品添加物や農薬などで、体内に過剰に活性酸素が発生する傾向にあります。そこで、抗酸化物質を摂取して、活性酸素を打ち消す必要があるといわれています。

抗酸化物質は、フレッシュな野菜や果物にも多く含まれるので、毎日の食事でそれらをたっぷり食べることで摂取することができます。ただ、普段から強い酸化ストレスにさらされている方は、サプリメントなどで効率よく、十分な量を摂取することが大切だと思います。

古くから知られた抗酸化物質として、ビタミンCとビタミンEがあります。また近年は、ポリフェノール、フラボノイド、アスタキサンチン、アミノレブリン酸など、色々な素材が生まれています。

色々ある中で、どれを摂ったら良いのでしょうか?当店ではどの素材も扱っているので、公平な目で考えてみますと・・・

結論とすると、どれが良いと一口にはいえません。どれが良いかはお一人お一人違い、毎日の食生活や、頭や体の使い方で決まってくると思います。

昨日の番組を受けて、『心血管病対策』に焦点を当てて考えるのであれば、私はポリフェノールを含有するイチョウ葉エキス製剤が断然良いと思います。

イチョウ葉エキスは、強力な抗酸化力をもつフラボノイドと、テルペン類を含んでいます。このフラボノイドは活性酸素を除去し、血管や赤血球の柔軟性を保ちます。また、テルペン類のギンコライドが血小板の過度な凝集を防いでくれます。ゆえに、イチョウ葉エキスは、『血管をしなやかにして、血液をサラサラに保ち、血栓の形成を防ぐ。』ことが期待できます。※ギンコライドは、イチョウだけに含まれる物質です。

現にドイツやフランスでは、イチョウ葉エキスは医薬品の血液循環改善剤としてお医者さんから処方されており、これまでにしっかりとしたEBMが取れています。

動脈硬化による血管病が心配な方は、早いうちから良質なイチョウ葉エキスのサプリメントを飲んでおくと良いと思います。

☆私どもでは、GBE-24というドイツのシュワーベ社製のイチョウ葉エキス製剤をお勧めしております。GBE-24は、イチョウ葉由来の有効成分を最も有効とされる比率で配合しており、また余分な有害物質を排除してあります。ドイツやフランスで医薬品として使われているものがこれです。動脈硬化予防、血流改善、認知機能改善、耳鳴りの改善、頭痛、頭がスッキリするなど、様々な有用性が確認されています。

汗で体液が消耗して、血が濃くなりやすいこれからの時期は特に、血管病が心配な方は血栓症を予防するために、毎日飲んでおくと良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

米国で、2018年6月から食品へのトランス脂肪酸の使用が原則禁止になるそうです。トランス脂肪酸は、動脈硬化の引き金になり、心筋梗塞などの血管病の原因になることが分かっています。トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングに多く含まれています。

ここで改めて、『上手な油の摂り方』について整理したいと思います。

大切なのは、『不飽和脂肪酸のオメガ3系・6系・9系の油を、どう摂取するか』ということです。

代表的な油として、オメガ3系にはシソ油・亜麻仁油。 オメガ6系にはコーン油・サラダ油。 オメガ9系にはオリーブ油 があります。オメガ3系と6系は酸化されやすく、オメガ9系は酸化されにくいという特徴があります。ですので、まず、生で食べるのにはオメガ3系と6系、揚げ油など加熱用にはオメガ9系が向くといわれています。

3系はアレルギー抑制・血栓防止 6系はアレルギー亢進・血栓抑制 9系はLDLを下げる などの役割を担っています。どの油も身体には必要です。ただ、偏った油の摂り方を続けていると、弊害が出てしまいます。そこで、それらをバランス良く、よい比率で摂ることが大切です。それでは、どのような比率で摂ると、健康に良いのでしょうか? 近年の栄養学では、オメガ3系と6系の摂り方がカギになるといわれています。

買ってきたスナック菓子や加工食品、外食の揚げ物などには、多くの場合オメガ6系の油が使われていることから、現代人は相対的にオメガ6系の油を摂り過ぎているといわれています。昔はそんなに多くなかったアレルギー体質の方が増えたことの一因かも知れません。また、動脈硬化のもとにもなってしまいます。そこで、バランスを取るために、積極的にオメガ3系の油を摂ることが勧められています

あれこれ記してきましたが、ざっくりまとめると、『生で食べるのであれば紫蘇油・亜麻仁油を使うよう心掛ける、加熱に使うのであればオリーブオイルを使う』。毎日の料理では、これだけ押さえておけばOKと言えると思います。

☆当店では、ニューサイエンス社の亜麻仁油を取り扱っております。『有機栽培の原料を使用・非加熱で圧縮して絞り出し・低温で遮光保存管理』された、特上の亜麻仁油です。身体の酸化防止・動脈硬化の予防はもちろん、『良い脳みそを造るのにも役立つ』といわれています。

~薬剤師 鳥居英勝~