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葉酸はビタミンB群に大別される水溶性ビタミンで、食品では緑黄色野菜やレバーに多く含有されており、生体内ではDNAやアミノ酸の合成に働くといわれるほか、動脈硬化の危険因子とされる血清ホモシステインの増加を抑制するなどといわれています。

葉酸が妊婦にとって非常に重要な栄養素であるといわれる背景には、胎児の先天性異常である『神経管閉鎖障害』(先天性の脳や脊髄の癒合不全を指す。具体的には二分脊椎、脳りゅう、脊髄りゅう、無脳症などがある)の発症リスク低減に有効であると明らかにされていることによります。

これにより欧米では1900年代から、日本でも2000年に『葉酸摂取による神経管閉鎖障害の発症リスク低減化』について勧告を出し、妊娠を計画している女性に対して、妊娠1カ月前から妊娠判明後3カ月の間、通常の食事から摂取できる葉酸0.2μgに加え、栄養補助食品から1日0.4μgの摂取を勧めており、母子健康手帳には葉酸摂取の必要性が記載されています。また、厚生労働省もサプリメントでの摂取を勧めています。

葉酸は妊婦の9割近くが不足しているとのデータもあります。安心して妊娠時期を過ごすためにも葉酸を積極的に摂取すると良いでしょう。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

紫外線は気温が高くなるより、一歩早く強くなります。4月~9月は紫外線対策を意識しなければいけません。

紫外線による健康の害はシミやシワだけではありません。慢性的な紫外線暴露は白内障や皮膚癌をも引き起こします。
 慢性的な害:白内障・翼状片、シミ・シワ・皮膚癌
 急性的な害:雪目、日焼け、免疫力低下

紫外線による健康への害を防ぐには、紫外線を浴びないことが大切です。具体的には・・・
・長袖を着る
・帽子、日傘、サングラスを使う
・日焼け止め

紫外線には3種類あります。その内人体に関わるのは次の2つです。
・UVA:曇りでも地表に届きます。皮膚に及ぼす影響は弱いが、深く真皮までとどきます。シミ・シワの原因になります。
これに対する防御効果はPA+で表されます。
・UVB:曇りの日は減少します。皮膚の浅い部分までしかとどきませんが、強い影響を及ぼします。日焼けや皮膚癌の原因です。
これに対する防御効果はSPFで表されます。

日焼け止めを選ぶときは、目的にあわせたPA値、SPF値ものもを選びましょう。

紫外線は、わずか数分間浴びても肌はダメージを受けます。しかも、長年浴び続けることで“光老化”と呼ばれるシミ・シワ・たるみなどを引き起こします。
顔と比較して腿の内側やお尻などほとんど紫外線に当たらない部分は若い人の肌も歳をとった人の肌もそうかわらない状態です。

10年後の美しい肌のために、“毎日の紫外線対策”を積極的に行いましょう。

       ~薬剤師 鳥居薬局~

“熱い風呂”“喫煙”“タイトな下着”は元気な精子造りにはよくないようです。

受精能力の問題をかかえている男性において、熱い風呂を数ヶ月間止めた後、精子数が約4.9倍に跳ね上がり、精子の運動性も12%から34%増加していたとの報告があります。
この研究結果は、精子への“オーバーヒート”を避けるべきであるという近年の流れを支持するものです。

同じように、様々な研究で喫煙・下着の締め付けも元気な精子造りにはよくないとの結果が出ています。

不妊症治療に取り組んでいる方は、頭に入れておくとよいかも知れません。
    
    ~予防医学ニュース 2007・3号より~

トランス型脂肪酸は、心臓病・糖尿病・アルツハイマー病の主要要因のひとつです。
近頃の研究で、“トランス型脂肪酸の摂取が不妊と顕著に相関”することが明らかになりました。

トランス型脂肪酸を多く摂取した人は、そうでない人に比べて妊娠率が低下します。
また、妊娠後の胎児へのトランス脂肪酸の影響にも注意しなければなりません。胎児は母親の摂取したものを直接吸収するということだけでなく、体も非常に小さいので、大人よりもはるかに多くの影響を受けてしまいます。

妊娠にあたっては、妊娠前からの体造りと妊娠中の母体と胎児への影響を考えた栄養管理が必須です。
妊娠していなくても妊娠可能な全ての女性は、普段からトランス脂肪酸の摂取は避けるようにしなければなりません。

妊娠したくて色々試みてもうまくいかない方は、食生活から整える必要があるかも知れません。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

American Journal of Clinical Nutrition(2007/2)において、次の発表がありました。
『妊娠期間最後の4週間にアレルギー性食品やオメガ6系多価不飽和脂肪酸の豊富な食品を摂った場合、子供のアレルギー性疾患の危険度が増加する。
また、オメガ3系多価不飽和脂肪酸の豊富な食品を摂取すると危険度が減少する。』

当然のことながら妊娠中の食事は胎児に大きな影響を与えますが、この研究では『妊娠中の食事が、生まれた子供のアレルギーの発現に大きく影響する』ことが
示されています。

“医薬品の胎児への影響”を気にするのと同じくらい“毎日の食事の胎児への影響”を考えることは大切なようです。

危険度を増加させる食品:マーガリン・植物性油・揚げ物油・柑橘類・生カラーピーマン・セロリ
危険度を減少させる食品:魚・食性抗酸化栄養素

       ~薬剤師 鳥居英勝~

逆子をなおすツボがあります。
足の“三陰交”というツボです。

赤ちゃんが母体内で自由に回転できる妊娠25~32週くらいの間にこのツボにマッサージかお灸を施すことで、逆子の赤ちゃんが“頭が下”の正常な姿勢になおります。

意外なもので、妊娠中期までは約3割の赤ちゃんが逆子の状態だそうです。それが、妊娠32週くらいまでには自然に頭が下になります。
逆子の状態によっては、自然分娩できる場合もありますが、帝王切開が必要になる場合もあります。

いずれにせよ、妊娠後期の赤ちゃんにとっては、“頭が下”が正常な姿勢ですので、エコー検診で逆子と分かった場合は、積極的に施術を試みると良いかもしれません。
      ~薬剤師 鳥居英勝~

つらい鼻づまりには“上星”と“迎香”の2つのツボが効きます。
 上星:手首のしわを鼻のてっぺんに合わせ、そのまま手のひらを額方向に当てたときに中指の先が触るところ。その辺りを押したときにぷよぷよっとするところが要点です。
 迎香:小鼻の付け根。
ちょうど両小鼻を外側から挟むように指をおいて、その辺りをグーッと押した時に程よい圧痛を感じるところです。
この2ヶ所を『鼻がつまったな~』という時に指圧してみてください。
人によっては点鼻薬と同じくらいの効果が得られます。
    ~鍼灸師 鳥居安奈~

しびれでお悩みの方はとても多いようです。
しびれの原因は様々です。その中で、頚背腰の圧迫骨折(加齢により骨がもろくなることが原因)やヘルニア(頚・背・腰に強い負荷がかかって関節がつぶれた状態)が原因で神経が圧迫されておきたしびれには、鍼灸療法が効果的です。

圧迫骨折やヘルニアの部位に針やお灸を施すと、神経の流れが改善されしびれが和らぎます。
また、しびれを感じる場所に直接施しても効果があります。

毎日施すのが理想ですが、週に1回でも継続して行うとより楽になるようです。

すでに何らかの治療を受けているのになかなか症状が改善されない方は、是非試されるとよいと思います。
    ~鍼灸師鳥居安奈~

生理痛・生理不順などでお悩みの方には、“三陰交”というツボがおすすめです。
このツボは読んで字のごとく“3つの陰に属する経絡(肝経・脾経・腎経)が交わるところ”であり、人体の臓器の働きを整える要点です。
足の内くるぶしを頂点として膝の方に指を横に4本並べた所、押すとちょっと窪んだ感じがする所が“三陰交”です。
女性で月経や妊娠にかかわる不具合がある方は、このツボにお灸やマッサージを施すと症状が和らぎます。針治療も効果的です。
1日1回、毎日続けると良いようです。午前中に行うと、さらに効率よくバランスが整います。
気になる症状でお悩みの方は、試してみると良いと思います。

つらい花粉症シーズンです。今年の飛散量は例年と比較すると少ないとのことですが、強風吹き荒れる日などは爆発的に花粉が飛び散ります。眼のかゆみ・鼻水鼻づまり・のどのかゆみなどでお困りの方も多いのではないでしょうか・・・。
さて、ちょっと気が早いようですが、来年の花粉症を軽く済ませるために大切な3つのポイントをご紹介いたします。
 ①血液をきれいにする
 ②免疫を正常に保つ
 ③自律神経のバランスを整える

①きれいな血液、アルカリ性に保たれた血液は、炎症性疾患を和らげます。また、免疫を正常に保つためにとても大切です。
②③花粉症は、体の免疫が働きすぎることで起こります。免疫の働きには、交感神経・副交感神経という2つの神経が大きく関わっています。この2つの神経が過不足なくバランスよく働いた状態が『自律神経が整った状態』です。また、最近では腸内免疫といって、腸の中に免疫を司る大切な器官があることが明らかになりました。腸内の善玉菌を増やして腸内の環境を良くすると、正常な免疫バランスを保つことにつながります。

①②③を保つためには、バランスのとれた食生活・適度な運動・十分な休養と睡眠が大切です。

それと合わせて、漢方薬・健康食品・植物性医薬品などで体の正常化を図っていくことをお勧めします。

来年のこの時期を快適に過ごすために、今から始めましょう。お気軽にご相談下さい