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今日は小1の息子の運動会。6時半からの場所取り、8時からの車の誘導、ちょっと遅刻してお店に戻ってきました。お天気は見事な快晴、楽しい運動会になりそうです。

息子で3代にわたって世話になっているこの小学校は、二階建て×2棟が連なった見事な木造校舎が自慢。これまでに何度もCMや映画の撮影に使われています。

校門前で車を誘導しながら、子供たち全員でのラジオ体操のところまで見ることができたんですが、自分の頃とは様子が違います。一目瞭然、子供の数が少ない。日本の人口が減ってるんだな~と実感しました。

ここからは子宝のお話です。卵子は老化し、不妊につながることが知られています。それには様々な要因が絡んでいますが、私は『活性酸素が卵子の老化のカギを握る』という論文に注目しています。

老化した卵子は、SODという活性酸素除去酵素の作用が弱く、活性酸素が過剰になる。⇒そうなると卵子内に大量に存在するミトコンドリアの働きが鈍ってしまい、十分なエネルギーが産生できなくなる。⇒その結果、卵子の成熟や受精などに障害が出る。・・・これが、卵子が老化した場合の不妊のメカニズムとのこと。

活性酸素を除去するには、生野菜や果物などをたくさん食べて、ビタミンCやE・フラボノイドなどの抗酸化物を摂ると良いことが知られています。ただ、健康維持にはそれで十分でしょうが、目的が老化した卵胞のケアーとなるとちょっと心細いように思います。

ではどのようなものが良いかですが、抗酸化力のレベルと安全性でみた場合、私はGBE24というイチョウ葉エキスが最高であると考えています。GBE24は強力な抗酸化作用を有しており、細胞レベルでの抗酸化作用に関するEBMがしっかりとれた製剤です。理論的に、卵胞のケアーと子宝に役立つといえると思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

入梅前、そろそろ食中毒に注意しないといけません。今朝もニュースで、給食の牛乳をのんだ子供たちが気分を悪くしたという報道がありました。場所は千葉県、3400人中800人が発症したとのことです。

同じものを食べても、食中毒にかかる人とかからない人がいるのはどうしてでしょうか?

そのカギは、『胃酸と善玉菌』にあるようです。胃酸が十分出ている人は、たとえ悪いものが入ってきても胃で菌をやっつけることができる。また、腸内に善玉菌が多い人は、悪い菌が入ってきても善玉菌が優位を保って発症しないとのこと。これがいわゆる抵抗力が高いということのようです。

食中毒にかからないためには、普段から乳酸菌などの善玉菌をたっぷり摂って腸内環境を良くしておくことが大事。また、ストレスをためないようにして消化器系の働きを良好に保つことも大切です。我が家では、食中毒や感染性胃腸炎がはやる時期には、子供たちに梅肉エキスを飲ませて、たとえ腸に悪いものが入ってきてもやっつけられるようにしています。

もしもかかってしまった場合には、下痢止めで止めるのではなく、水分をたっぷち摂って悪いものを早く出してあげないといけません。水分を摂ることは脱水症の予防にもなります。胃苓湯などの漢方薬を服用すると、悪いものが早くさばけるし、吐き気も和らぎます。

~薬剤師 鳥居英勝~

光線療法、正確には『可視総合光線療法』という療法があります。太陽光と同種の可視総合光線(フルスペクトル光線)を照射して、自然治癒力を活性化させるというものです。80年の歴史がある治療法です。

私もこどもの頃は、ちょっと体調を崩すとあててもらって養生して育ちました。光線をあてるととにかくからだが温まって楽になり、風邪なんかも早く治ったのを覚えています。

作用の大まかなメカニズムは、通電したカーボンが発する紫外線・可視線・赤外線が次のように作用することによるようです。

紫外線:殺菌、免疫賦活、ビタミンD産生⇒術後の感染症予防

可視線:線維芽細胞(肉芽)の分化(増殖)、免疫賦活、組織内呼吸の活性化⇒術後の創傷部の血行改善とともに、創傷部の治癒過程をすみやかに進める

赤外線(主に近赤外線):血液・リンパ系の循環改善、熱ショックタンパクの産生、抗毒素作用(解毒)⇒全身・患部の血行改善、酸素・栄養の十分な補給、鎮痛・神経機能改善

治療目的に合わせて、ちょうどいい波長の光が出るようにカーボンを選択し、照射する部位と時間を決めて光を当てるのがポイントです。

さて、この光線療法は、『不妊症』の治療でも大きな力を発揮します。あっためる(温養)・血行を良くする(活血)作用があるわけですから、卵胞の形成・排卵・子宮内膜の環境を良くすることは容易に想像がつきます。

とりい鍼灸院でも光線治療器を使用し、患者様にお喜びいただいております。

~薬剤師 鳥居英勝~

日本にただ一つ、『体臭を治す薬』があります。

男女を問わずだれでも、年齢を重ねるにつれ加齢臭に悩まされます。これは、皮膚にある皮脂腺の中に、ある脂肪酸と過酸化脂質が増加し、これらが結びついてできる『ノネナール』という物質が原因だといわれています。

この加齢臭を減らすには、身体の内側からノネナールを発生させないこと大切です。そのためには、脂肪酸や過酸化脂質ができにくい食生活を心がけることが大事になります。具体的には、肉類などの食べ過ぎに注意し、ビタミンCやEを含む緑黄色野菜などをしっかり摂ることが大切です。また、過度の飲酒や喫煙を慎む、適度の運動をすることもお忘れなく。

さて、冒頭でふれた『体臭を治す薬』がどんなものかというと、『サンクロン』という隈笹(クマザサ)のエキスです。サンクロンには、優れた活性酸素除去作用、殺菌作用、体液浄化作用があります。これらの作用が、皮脂中のノネナールの生成を防ぎ、汗の雑菌を予防することで、体臭を和らげてくれます。

【サンクロンの詳細】信州の高山地帯に自生するイネ科のクマザサの生葉から樹脂等を除去し、細胞膜(細胞壁)を破壊後、原形質(細胞質基質等)を可溶性にした濃緑色の液剤(クマザサ可溶性原形質)です。葉緑素等の有用成分が、とても吸収しやすくなっています。50年以上の歴史がある医薬品で、食欲不振・疲労回復、口内炎・歯槽膿漏、口臭・体臭の除去の効能効果を有しています。

サンクロンには長い臨床経験から、体液のアルカリ化、アレルギー体質の改善、細胞賦活、消炎、肉芽形成、止血、鎮痛、解毒、脱臭の効用があることが分かっています。

また、サンクロンの主要成分である葉緑素は、ちょうどヘモグロビンと似た構造をしており、身体の隅々まで酸素を運ぶ働きがあります。サンクロンは『飲む酸素』ともいわれています。

☆程度の差こそあれ誰でも、加齢臭、汗臭、口臭、便臭など色々な臭いを発するものです。当店ではこれまでに、サンクロンを色々な『臭い』改善目的でお飲みいただいております。うれしいことに、多くの方から『大分軽くなった』との感想を頂いております。

~薬剤師 鳥居英勝~

鉄欠乏性貧血が増えているそうです。

鉄欠乏性貧血とは、その名のとおり血液中の鉄分が不足して起こる貧血のことです。血液の成分のうち、赤血球にあるヘモグロビンは酸素をからだの隅々まで運ぶ働きをしています。このヘモグロビンができるときに、鉄分を必要とします。なんらかの原因で体内の鉄分が不足すると、ヘモグロビンの合成がうまくいかなくなります。すると赤血球中のヘモグロビンが減り、また、赤血球そのものも小さくなってしまいます。その結果、体内への酸素供給量が減り、だるい、疲れやすいといった症状が起こるようになるようです。

鉄欠乏性貧血の症状・・・持続力の低下・息切れ・頻脈・だるさ・疲労感・記憶力の低下・学習能力の低下・視力低下・集中力の低下・食欲減退・免疫力の低下・無力感・爪がもろい・変形するなど・・・

そこで活躍する成分は・・・肝臓に常時蓄えられているフェリチンと呼ばれる貯蔵鉄です。

フェリチンとして体内に常時蓄えられている鉄分はおよそ900~1000mg程度。決して十分な貯蔵鉄量とは言えませんが、緊急事態に備えるものですから、非常に重要な働きを持っています。フェリチンの大半は主に肝臓に備蓄され、残りは脾臓や骨髄に蓄えられています。では、これらがもし全て無くなるとどうなってしまうのでしょうか?この場合、残念ながら鉄分の補給を食べ物や、場合によっては点滴などで行うしか方法はありません。フェリチンのストックがもし全て消費されてしまった場合でも、人体はミネラルを必要とするため、ヘモグロビンを合成しなければいけない鉄分までも使用することになります。血液中の鉄分である血清鉄が不足すると、ヘモグロビンの合成ができなくなってくるので、人体の各機関へ酸素の供給が十分に出来なくなってしまいます。この貯蔵鉄もなくなり、かつ血清鉄が減少し、ヘモグロビンの合成が出来なくなってしまった状態になって初めて発症する疾患のひとつが鉄欠乏性貧血の症状なのです。

☆レバーやヒレ肉などの動物性食品の鉄分はヘム鉄といい、体内での吸収効率が37%と高いという特性があります。一方で、小麦などの植物性食品に含まれる鉄は非ヘム鉄といい、吸収効率は5%と劣ります。そのためビタミンCや他のタンパク質との食べ合わせで吸収効率を高める必要があります。

☆☆☆貧血を改善するのにとても良い、レバコールという栄養剤があります。レバコールは、鰹の肝臓加水分解物を主原料としており、核種アミノ酸・VB6・VB12・葉酸など、健康維持に必要な成分をバランス良く含んでいます。良質のアミノ酸がヘムタンパクの原料となり、赤血球を生みだす元になります。人間の血液は約4カ月で入れ替わるそうですので、それ位の期間しっかり服用されると効果的。身体がうーんと楽になります。貧血でお悩みの方には、是非お飲みいただきたい保健薬です。

~薬剤師 鳥居英勝~

高齢女性に不妊や流産が増加する原因の一つに、コヒーシンというたんぱく質の減少が関係している可能性が高いという論文が発表されています。要旨は次の通りです。『コヒーシンは、細胞の染色体同士をつなぎ留め、細胞分裂の過程で染色体を正しく分配する役割を持つたんぱく質であるが、19~49歳の女性8人の卵細胞を調べたところ、20代に比べ40代でコヒーシンの量が半減していることが分かった。年齢が上がるとともにコヒーシンが減少し、その結果染色体の分配が正常に行われなくなり、ダウン症や流産の可能性が高くなるとみられる。』(藤田保健衛生大の研究)

卵子が老化することは今や広く知られていますが、コヒーシンの減少要因はその老化の複雑なメカニズムの中の一つなんだろうと思います。

私どもの子宝相談には、お医者さんで不妊治療に取り組まれている方も多くいらっしゃいます。気になるのは『器質的な問題がなく、卵胞も大きく育っていて、子宮内膜も厚いんだけどうまくいかない』方が多いこと。そこには、検査の数値では表せない充実不足が理由にあるように思えてなりません。

鹿沼は今、丁度田植えの時期です。春を前にして農家の方は土壌づくりに力を入れられたことと思います。良い土とやせた土、素人目には同じように見えますが、適切に休ませて、肥しを入れて耕すなど、手をかけた土で作ったお米はいうまでもなく美味しくなるでしょう。

東洋医学には、整体観念といって『人間も自然界の一部である』という考え方があります。やせた土からは良い米が採れないのと同じように、満たされていない身体からは良い卵子ができないことは自然なことかもしれません。

しっかり身体を造って、元気な卵子を生み出し、着床しやすい子宮内環境を整えることができれば、自然と妊娠力は高くなりますし、人工授精など西洋医学的な治療の成功率も高くなります。妊娠しやすい身体造りの基本は、今身体のバランスがどうなっているかを見極め、足りないものを補い、余分なものを排すことです。

身体造りには、食事・運動・生活習慣など色々な取り組みが大切ですが、中でも漢方薬が大きな力を発揮します。私どもは子宝相談において、お身体の状態をじっくりと確認し、お一人おひとりに合わせた漢方薬と養生法をご提案させていただいております。身体造りに一生懸命取り組まれた方が、元気に生まれた赤ちゃんを幸せそうに抱いてお越しになったときには、本当にうれしいものです。

☆☆☆卵子に限らず、老化は止めることはできません。ただ、東洋医学的に『老化=腎の虚衰』ととらえれば、腎を補うことでケアーすることは可能であると考えられます。補腎は子宝漢方でも大切な要素です。充実した卵胞、ふかふかの子宮内膜を整えることにも役立つと考えられます。☆☆☆

~薬剤師 鳥居英勝~

小さい時の食事はとても大切です。というのは、この時期にどんな食事をとっていたかが、生きていく間の食の嗜好性に大きな影響を与えるからです。

こどもの頃においしいと思って食べていたものを、人は大人になってからもおいしいと感じ、よほどの意識改革がない限りその食事を続けるということがわかっています。当たり前といえば当たり前のことですが、これは重要なことです。というのも、この時期に悪いものを好んで食べていた子は、将来生活習慣病のリスクがグーンと上がってしまうからです。例えば、スナック菓子や揚げ物などの『油もの』ばかりを食べていると、そのようなものを美味しいと自然に認識し、食べ続けるようになります。これらに使われる油にはトランス脂肪酸が多く使われています。トランス脂肪酸は、摂りすぎると動脈硬化の原因になり、さらに高血圧・高脂血症などの生活習慣病を引き起こす下地になってしまいます。

『悪いものをできるだけ食べさせない』。これを習慣づけることが、『食育』の入り口なんじゃないかなと私は思います。良い食育は、子供たちがよりよく生きるための基礎になります。難しく考えればきりがありませんが、家庭では積極的に良いものを食べさせ悪いものを減らす。これだけでも良いかも知れません。学校給食では、すでに地産地消、米食の推進など、良いことをたくさん取り入れられていますが、ここに『パンにつけるマーガリンなどトランス脂肪酸を極力減らす。』ことを加えるなど、すぐにでもできることはあります。

近年『妊娠中に母親がどんな食事を摂っていたかが、生まれた子供の肥満のなりやすさに影響する』という論文が出ています。すなわち、妊娠中に高脂肪食やジャンキーなものをたくさん食べていると、その子供は生まれたときから太りやすい体質になってしまうということです。さかのぼれば妊婦の食の嗜好性も、こどもの頃には出来上がっています。親の目線でみると、子供の食育が孫の体質にまで影響するということです。

医療費の抑制に向けた施策を各自治体が模索しています。高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病を防ぐことは、医療費の抑制に大きく貢献することと思います。薬剤師としても、後発品の利用促進・薬剤重複のチェック・残薬の確認・セルフメディケーションなど、関わることができる分野は色々あります。

が、それらはほとんどが後天的なこと。普段の何気ない食生活が、こどもの将来にわたる健康のためになって、それがよりよい人生をおくる支えになる。薬剤師としてというよりも子を持つ親として、意識し続けないといけないなと考えています。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日の下野新聞・くらし面に、興味深い記事が載っています。

『乳幼児にビタミンD欠乏症が増加している。理由は、母乳栄養の過度の推奨、日光浴不足、食べ物の問題。』というものです。理由の詳細は・・・

母乳栄養:母乳を与えることは、免疫を高めたり母子の絆を強めたりと優れた点が多い反面、ビタミンDの含有量が人工のミルクに比べ格段に少ないという短所がある。

日光浴不足:ビタミンDは、日光を浴びることにより皮膚でも合成されるが、震災以降外遊びを嫌ったり、皮膚がん・しわ・しみになるのを気にして日に当たる時間が減っている。※関東では、夏は1日10~15分、冬は1時間程度を目安に日光浴を行うことが望ましい。

食べ物の問題:放射性物質を気にして、ビタミンDが豊富に含まれるキノコや魚の摂取を制限していること。アトピーで卵や魚を制限している子供はより注意が必要。

ビタミンDは、食事で摂取したカルシウムが小腸で吸収されるのを促進したり、いったん腎臓を通過したカルシウムの再吸収を促すことに欠かせない栄養素です。そのため、ビタミンDの欠乏は血液中のカルシウム濃度の低下を招きます。そして、1歳未満の乳児では、全身性のけいれんや、頭がい骨の軟化などの症状が現れる『ビタミンD欠乏性低カルシウム血症』の発症に、1歳過ぎの乳児では、O脚や低身長などが特徴の『ビタミンD欠乏性くる病』を発症することになりかねません。

ただ、これらの病気は適度な日光浴や食事、人工ミルクからの積極的なビタミンD摂取を心掛ければ予防できると記事では締めくくっています。

~薬剤師 鳥居英勝~

今日から5月です。先月の今頃は、消費増税と診療報酬改定の対応に追われていましたが、あっという間に1か月経ったな~という感じです。

さて、5月といえば『気』のトラブルに注意しないといけません。具体的には、気の滞りによる『気分の落ち込み』。これを放っておくと、様々なトラブルにつながりかねません。

気が滞る主な原因はストレスです。特に長時間続くストレスは良くありません。仕事で忙しかったり、考え込んだりする場合には、10分毎に深呼吸するなどして一息入れると良いと言われています。

また、気圧の変動による自律神経のアンバランスが起きやすいのもこの時期の特徴です。交感神経と副交感神経の不調は万病の元。

自律神経のバランスを整えるコツは、『夜は十分寝て、朝はパキッと起きる』こと。朝エンジンがかかりにくい方は、目覚めの熱いシャワーが効果的です。否応なしに交感神経が立ち上がってくれます。

~薬剤師 鳥居英勝~

1、夫をうんと太らせる。砂糖、菓子をうんと食べさせる

2、とりわけ大事なのは、夫をいつも座らせておくこと

3、酒をうんと飲ます

4、動物性脂肪をうんと食べさせる

5、塩分の多い食べ物に慣れさせる

6、コーヒーをがぶがぶ飲ませる

7、タバコをすすめる

8、夜更かしをさせる

9、休暇旅行に行かせぬ

10、最後の仕上げに、終始文句をいっていじめる。

だそうです。ご用心ください。・・・ジーン・メイヤー博士より

~薬剤師 鳥居英勝~