美容に用いられるイメージが強いプラセンタですが、疲労回復・虚弱体質改善・冷え症など、全身の状態を整える目的で広く使われています。

プラセンタの大まかな作用は、血量アップ・血流改善、自律神経の調整、ホルモンバランスの調整など。プラセンタに含まれる豊富なアミノ酸が、血行を良くし、その結果からだが温まって、自律神経が整い、ゆえにホルモンバランスが整うという理屈でしょうか。肌がつやつやできれいになるのも、おそらく血流改善が起因していると考えられます。

プラセンタは胎盤のエキスです。10数年前までは人胎盤エキスが主流でしたが、エイズの問題で使われなくなり、その後は牛・豚・馬のものが出るようになりました。狂牛病が発生してからは牛のものも倦厭されるようになり、今は豚と馬由来のものが主流になっています。

プラセンタ製剤には優劣があり、馬由来、特にサラブレットからとった胎盤エキスのプラセンタが最も良いと評価されています。含有されているアミノ酸の量は、豚の数百倍ともいわれています。

プラセンタは、不妊症にも良いとされています。基本的な作用は、アミノ酸による血量アップ・血流改善なわけですから、卵巣や子宮内膜などの環境を良くすることは十分考えられます。

昔は、“獲物をとったら、自分の身体の弱いところ強くするために、その部分を食べて養生する”という習わしがあったと聞いたことがあります。。その理屈からいえば、“良い胎盤を食べれば、良い胎盤ができる”ということになります。少なくともプラセンタには科学的根拠が得られているので、子宝のためにプラセンタを摂取することは、理屈に合っていると考えられます。

☆私どもでは、プラセンタ製剤として、『ACLアクル プレミアムプラセンタカプセル(北海道カワゾエカンパニー)』をお勧めしております。

      ~薬剤師 鳥居英勝~