女の子の初潮が早くなっていることが知られています。

その原因は、“昔に比べて日本人の食事が高カロリー食、高脂肪食になったために成長が早まっているから”といわれています。

この他に、牛乳が一因ではの指摘もあります。というのは、一部の乳牛には成長を早めるために成長ホルモン剤が投与されるらしく、それが牛乳を通して人間の体にも入り、その結果人間の成長にも寄与してしまっているのでは?という説です。※欧米の研究では、そのホルモン剤には発がん性があるとの研究発表もあります。

この説が正しいとすれば、怖いことです。治療目的でもなく、人工的なホルモン剤を、知らない内に取り込んで、その結果不自然に成長が早くなってしまう。単に成長が早くなるだけなら良いですが、例えば初潮が早くなることが将来的に不妊症の原因に関わってくる可能性があることも否定できません。

牛乳は、多くの子どもが大好きな飲み物です。おいしいし、栄養の補給にもなるし、飲むと気持ちが落ち着くともいわれています。しかし、長期間・大量に飲み続けると、体質がアレルギーに偏ったり、骨がもろくなる可能性があることが知られています。

決して牛乳を目の仇にするわけではありませんが、“長い目で健康”を考えた場合、自分なりの牛乳の飲み方を検討する必要があるように思います。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

武田鉄也さんが出ている“神経の痛み”のCMをみて、おもうことがあります。

CMの内容は、『神経の痛みはお薬で治ります』というもの。

保険調剤の仕事をしていて、痛みの処方をよくうけます。

使う薬は、痛み止め・筋肉をほぐす薬・そして最近では上にあげた神経の働きをにぶらせる薬・血流改善剤。

ここで気になるのは、血流改善剤以外はほとんど全ての薬剤で副作用に“眠気・めまい”があること。こわいものだと“気を失う”リスクがあるものもあります。

これは、簡単にいうと中枢神経抑制作用(脳の働きを抑えること)によるもの。すなわち、これらの薬剤は、痛みを治すのではなくて中枢的及び局所的に抑えているだけ。脳を含めて全身的に抑制することは、自然な治癒能力も抑えてしまう。局所的な外用薬も、吸収されれば全身をめぐり、ひいては脳の働きをおさえたり、肝臓や腎臓に負担を掛けることになる。

決して、そのような治療を否定はしない。痛いときに、特に急性期にそれを止めてあげることは大切なこと。ただ、それはあくまでも抑えているのであって治しているのではないということを知っておく必要がある。特に、痛みが長く続き、慢性的にこのような治療を続けることは、脳の機能・内臓の機能を低下させることも心配になるし、何よりも患部が元の状態に戻るのを妨げることにもなりかねないので注意が必要であるということができる。

例えば神経の痛みは、神経の栄養不足(もちろん狭窄が原因の場合もあるが)。この場合、血流を良くして神経に栄養を送ることが大原則。血流を良くするためには温めることが大切。このことが治すことに繋がる。

ここでは痛みについて取り上げたが、ほぼ全ての疾病において、“治す”のではなく“抑える”治療が行われているといっても過言ではない。

我々は、抑えるのではなく“治す”ことの大切さを知って頂きたい。そして、本当の意味で治ること(体の自然治癒力を高める・体のトラブルを元の状態に戻し、機能を回復させ、正常な行動ができるようにすること)のために、漢方薬・養生製剤・鍼灸治療・生活療法をご提案させて頂きたいと考えております。そして、本当に元気で長生きで楽しい生活が送れるようお力になりたいと考えております。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

当ホームページでもご紹介しております乳幼児鍼ですが、うれしいことに多くの方におよろこび頂いております。

子どもにとって鍼治療は、『鍼=刺す=痛い=こわい』こと。もしかすると大人でもそうかも知れません。乳幼児鍼は『刺さない鍼治療』ですので痛くありません。

治療していると、ちょうどママが頭をなでてあげると表情がほころぶような感じにお子さんの表情が緩やかになってきますし、終わった後には自分から『気持ちよかったー』と言ってくれます。

乳幼児鍼の適応は幅広く、キーキーして眠れない、おねしょが気になる、体を丈夫にしたい、その他色々な症状に効果が期待できます。関心がおありな方は、お気軽にご相談ください。

      ~鳥居薬局・とりい鍼灸院 鳥居英勝~

ノロウィルスをやっつけるには、アルコールは×・塩素系が〇。このことは良く知られています。

今のところ、塩素系の速乾性手指消毒薬は市販されていないので、不便を感じている方も多いと思います。

ただ、今期発売された『ヴィルキル』という速乾性指手消毒薬は、83%エタノールの製剤なのですが、塩化ナトリウム・アミノ酸・酸を添加させたことで、ノロウィルスにも対応できることがわかっています。

身の回りにノロウィルスにかかってしまった方がいる場合、入念な手洗い+ヴィルキルでの消毒で、二次感染のリスクがグーンと下がると思います。

今年はノロウィルスによる感染性胃腸炎のピークは過ぎたようですが、来年流行る前には1つ用意しておくことをお勧めします。

【ヴィルキル:速乾性手指消毒薬・・・第3類医薬品】250ml ¥1,190-(税込み)

      ~薬剤師 鳥居英勝~

あがり症の方におすすめのお薬があります。アロパノール内服液という漢方製剤です。

アロパノールは抑肝散という方剤のお薬です。抑肝散という漢方薬は、これまでも色々なメーカーから発売されているのですが、アロパノール内服液は日本初の液体の抑肝散製剤です。液体なので、吸収率抜群。即効性があります。

人前で話すときや、会議、試合の前など、だれでも緊張するものです。適度な緊張は必要なことですが、緊張し過ぎるのは何とかしなければいけません。

大事な時にあがってしまう方、大切な時に十分に実力を発揮したいとお思いの方、ここ一番というときに試してみてはいかがでしょうか?

【アロパノール内服液:30ml×3本入(1日分又は3回分) 1,575円】

効能・効果:体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症:神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

本日、とりい鍼灸院におきまして、鹿沼鍼灸師会主催のセミナーが開催されました。

テーマは『美と健康』。お招きした講師のお話と施術を、10名の鍼灸師・按摩指圧マッサージ師が学び、大変有意義な会となりました。

       ~鳥居 英勝~

『まちゼミ』をご存知でしょうか? 

まちゼミとは、『鹿沼市内の中心市街地の商店主達が、得意なことを各々の店舗にてプチセミナー方式でお客さまにご紹介する』という取り組みです。先月そのちらしが、鹿沼市内全域+鹿沼市寄りの宇都宮市内の世帯に新聞折込で配布されたので、ご覧になった方も多いかと思います。

私ども鳥居薬局も、『舌を見れば体質がわかる!』というテーマで2/1に第1回目のまちゼミを開かせて頂きました。今月15日に2回目を開催する予定です。

舌には、体内の色々な情報が表現されています。そのちょっとした変化を読み取ることで、体調が整ったり、病気をひどくしないことに役立ちます。当ゼミでは、そのポイントをご紹介致します。

関心がおありな方は、お店までお電話ください。

       ~薬剤師 鳥居英勝~

美肌効果で有名なコラーゲンですが、実はコラーゲンは全身の健康に必要です。コラーゲンはタンパク質で、ヒトの体のタンパク質のうち約30%を占めており、皮膚・腱・骨・内臓など全身に分布しています。たとえば、体重60kgのヒトの体内には、約3.6kgものコラーゲンが存在しているそうです。

【コラーゲンの役割】

骨:柔軟性に富むコラーゲンにより、しなやかで丈夫な骨に!骨の中の25%を占めており、鉄筋の役割を果たしています。ちなにみカルシウムは建物でいうとセメントの役割。

肌:皮膚の真皮の約70%がコラーゲン。みずみずしくてぷるんぷるんな肌を保つのに必要。

血管:血管のしなやかさを保つのに重要。動脈効果と高血圧の予防につながります。

筋肉:柔軟性のある筋肉の源

腱:腱の大部分、およそ80%はコラーゲンでできています。コラーゲンをとりながらストレッチすると、腱がやわらかくなることが知られています。

眼:角膜や硝子体などの眼球にも多くのコラーゲンが存在しています。硝子体のコラーゲンが変質すると、飛蚊症の原因になることも・・・。

関節の軟骨:コラーゲンが豊富に含まれ、骨と骨とが直接ぶつかるのを防ぎます。

髪:毛根のコラーゲンが不足すると、白髪・抜け毛・薄毛につながることも。

臓器:肺・肝臓・腎臓・胃腸・胎盤などの臓器や爪などには、コラーゲンが多く含まれています。

※ちなみに、コラーゲンには20種類もの型があり、骨・軟骨・筋肉・腱・血管にはⅡ型、皮膚にはⅠ型が多く含まれています。

このように、体内で貴重な役割を担っているコラーゲンですが、毎日自然に2gずつ消耗してしまいます。ですので、体を守るためには毎日少しずつ補っていく必要があります。

では、コラーゲンを効率よく補うにはどうしたら良いでしょうか?

一番いいのは、毎日の食事でとることです。ただ、それには限界があります。というのも、コラーゲンは非常に吸収されにくいタンパク質ですので、食材でとろうとするととんでもない量を食べなければならなくなります。例えば、手羽先や魚の煮こごりなどにはコラーゲンがたっぷり含まれていますが、それで十分なコラーゲンをとろうとすると、同時に脂肪や塩分もたくさんとることになってしまい、長く続けるとコレステロールや血圧の問題が出かねません。

そのため、コラーゲンを効率よく十分な量とるためには、サプリメントを利用するとよいようです。特に、すでに骨がもろい、肌がたるんでいる、関節がいたい、動脈硬化が気になるなど、コラーゲン不足が考えられる症状が出ている方は、大きな問題にならないうちに積極的に摂るべきだと思います。

では、どのようなサプリメントがよいのでしょうか?コラーゲンは分子量が大きいので、そのままでは吸収されません。ですので、コラーゲンはペプチド化されて分子量が小さくなっていることが必要です。また、コラーゲンペプチドは体内でコラーゲンに再合成される必要があります。その再合成の際にはビタミンCが必要。ですので、ビタミンCを配合している製剤が理想になります。☆良いコラーゲン製剤のポイントは、『低分子コラーゲンペプチドで吸収率が高く、ビタミンC配合で再合成が良い』ことです。

コラーゲンを関節の悩みで摂る場合には、もう1つ注意すべきことがあります。関節の健康には、コラーゲン(軟骨と腱の成分)・グルコサミン(軟骨の成分)・コンドロイチン(関節の潤滑油)の全てが必要です。ただ、これらをやみくもにとっても上手くはたらいてくれません。これらは、最高の配合比率でとってはじめて、関節に届きます。サプリメントを選ぶ場合には、この配合比率にも注意する必要があります。

これらの条件を満たす製剤として、当店では製薬会社がつくっているコラーゲン製品を一番にお勧めしております。その理由は・・・

①コラーゲンが発酵ペプチド化されており、吸収効率が抜群。

②ビタミンCが配合されており、コラーゲンペプチドが体内で効率よくコラーゲンに再合成される。

③コラーゲン・コンドロイチン・グルコサミンの配合比率が最良なので、それらが関節に届きやすい。

からです。

 

大きな声では言えませんが・・・

今、通信販売などで数多くのコラーゲン製品が出回っています。その多くの製品には成分が記載どおり入っていないようです。ひどいものだと、有用成分がほとんど入っていないことも。このことは、NR(栄養情報担当者)という栄養と健康食品の有資格者専用のセミナーで明らかにされています。

ただ、有用成分がとても少ない製品を飲んでも、効いたと感じる方は確かにいらっしゃる。それは、有用成分が効いているのではなく、飲んだことによる気持ちの安心感や期待感がそうされているといわれています。ということは、体の各部位は実質的には何も変わっていないということ。

 

当店で一番におすすめしているコラーゲン製品は、信頼できる製薬会社が厳しい基準のもとでつくっており、成分が表記どおり入っていることが確かです。ちゃんとした原料でつくられた良い製品です。

元気で長生きのために、コラーゲンケアをはじめられてはいかがでしょうか?

      ~薬剤師 鳥居英勝~

ミトコンドリアは、ひと言であらわすと『細胞のエネルギー産生工場』。体内に60兆個あるという全ての細胞の存在し、生命活動に必要なエネルギーを産生する重要な細胞内組織です。

ミトコンドリアは、体内で栄養素(糖質、脂質、タンパク質等)と酸素を利用して、エネルギー(ATPと熱)と、水(代謝水)を産生しています。ヒトは、解糖エンジンとミトコンドリアエンジンの2つのハイブリッドエンジンで動いているということがいえるのですが、ミトコンドリアエンジンはエネルギーの95%以上を作っています。

ミトコンドリアの機能は、加齢と共に減少してしまいます。最も活性が高い0歳時のレベルを100とすると、60歳で1/2、100歳で1/5に。ほぼ年齢に反比例して少なくなってしまいます。

そこで、今注目されているのが、5-アミノレブリン酸(ALA)というアミノ酸。ALAは、ミトコンドリアを活性化し、基礎代謝をサポートすることがわかっています。

ALAは、動物や植物の生体内に含まれるユニークな天然アミノ酸です。というのも、一般的なアミノ酸は、アミノ酸同士で結合してタンパク質を構成することで体の組織となります。しかし、ALAはタンパク質ではなく、ヘムの合成に使われる唯一のアミノ酸なのです。(5-ALA+Fe→一方はシトクロム・・・ミトコンドリアを活性化、→もう一方はヘモグロビン(酸素の運搬))

ALAを1日10mg摂取すると、ミトコンドリア活性を1.5倍、ATP産生を1.6倍に高めることが分かっています。

栄養を食事やサプリメントでしっかり摂っているのに元気がない方、こういう方はエネルギー産生不足になっているかも。このような場合、栄養と合せてALAを摂取することで、エネルギーが産生されて、栄養素が効率よく利用されて代謝がよくなり、体が楽になることが期待できます。

以前に比べて疲れやすく疲れが取れにくくなった、だるい、朝が弱い、持久力と瞬発力が弱くなった、食事量は以前と変わらないのに太ってきたなどの、若い頃はなかった感覚がおありの方、また、冷える、低体温、肌がかさつくなどでお悩みの方は、ALAの力を借りると良いかも知れません。

※体内で作られるALAの量は、体が成熟する時期をピークに、その後は加齢に伴って低下していきます。特に現代社会の生活では、過労・ストレス・睡眠不足・飲酒・喫煙・運動不足・外食などにより細胞(ミトコンドリア)がダメージを受けることが多く、ALAの生産能力の低下が早まる傾向にあります。それぞれの年齢に応じた十分なALAが供給されないと、細胞内でのエネルギー生産能力が低下し、体温の低下や疲れ、老化を感じる原因の1つになると考えられています。

※ALAが体内でATPを産生するのに上手く働くためには、亜鉛と鉄が必要。当店では、1錠当たりにALA10mgと、亜鉛5mg・鉄1.2mgを配合したサプリメントを取り扱っております。

※細胞でエネルギーを産生する物質としてコエンザイムQ10(CoQ10)が知られています。CoQ10はミトコンドリア内に存在しており、エネルギーの産生に深く関わっています。ALAとCoQ10を併用すると、さらに効率よくATPが産生できるかも知れません。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

『夕食終了から就寝までの時間を3~4時間あけると高血圧の予防につながる、夜9時以降に食べる場合には特に有効』とのこと。

その理由の1つとして、『覚醒時に比べ、就寝中は末梢組織での糖の利用が低下し、インスリン感受性も低下することが知られている。高インスリン血症は、交感神経の活性化によって血圧を上昇させるだけでなく、ナトリウムの再吸収を促進させて体内へのナトリウム貯留を高める。このようなメカニズムによって、短い夕食終了から就寝までの時間の間隔が高血圧のリスク上昇につながる可能性が考えられる。』とのこと。

『夜勤や交代勤務などの勤労者のように夜9時以降に夕食を摂らざるを得ない勤労者において、高血圧を予防するための効果的な行動となりうる可能性がある。』とのことです。

 

以下に、食事・睡眠と生活習慣病についての、役に立ちそうな情報を列挙します。

・朝食を食べないと高血圧になる

・朝食を食べなかったりバランスが悪いと、肥満や脂質異常症のリスクとなる

・朝食だけでなく、外食や間食が肥満の発症に関連する

・食事時間がインスリンやグルカゴンのレベル、耐糖能などの変化に関連してくる

・交代制勤務の労働者では、夜遅くに食べることが血清コレステロールのレベルを増加させる可能性がある。

・残業時間が、BMIとウエスト周囲の変化に関連する・・・残業時間が長いほど、ストレスによる過食が増える可能性と、夕食時間が遅くなることで脂質代謝などに影響を与え肥満につながる可能性

・夕食の時間が遅いことや不規則であることが、肥満の発症につながる。また、肥満の割合、血圧が高い人の割合、血糖値の低い人が多いことについての報告がある。

・慢性的な睡眠不足が、概日時計や摂食行動に影響を与え、糖尿病や肥満といった疾患のリスクを増加させる

・睡眠不足や睡眠の乱れは、食事内容や食事量と関連する

・睡眠不足が糖尿病や肥満などの疾患リスクと関連する背景には、食事が重要な鍵を握る。

・生活習慣病予防も考慮した望ましい生活行動として、早い時間に夕食を摂ることや、決まった時間に夕食を摂ることがあげられている。

・肥満をはじめとする生活習慣病は、遅い夕食時間や睡眠時間が短いことなどと関連しており、夕食時間が遅い人は血圧が高く、太っている傾向にある。

・睡眠時間が6~7時間の場合に最も肥満率が低く、それより長くても短くても、肥満率が高くなる。

・夕食終了から就寝までの間隔が、腹部肥満、脂質異常症、耐糖能異常、糖尿病と有意な関連は認められなかった。

・遅い夕食時間がBMIや血圧の上昇に関連があることが報告されている。

・睡眠時間については、肥満、脂質異常症、耐糖能異常や糖尿病などの慢性疾患との関係について検討され、短時間睡眠がこれら疾病のリスク上昇に関連している。

・これまでに睡眠時間と高血圧のリスクとの関連について、5時間以下の短時間睡眠は高血圧のリスクを上昇させることが報告されている。

・短時間睡眠が、若年層と中高年層の対象者の高血圧のリスク上昇に関連する報告がされている。

      ~薬剤師 鳥居英勝~