» 2019 » 8 月 » 01のブログ記事

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~薬剤師 鳥居英勝~

妊娠初期のBMIと生まれた赤ちゃんの体格の関係についての、おもしろい文献を目にしました。

男の子の場合:35歳以上の妊婦さん達/妊娠初期のBMIは、出生時・4か月時・18か月時ともに、児のKaup指数との正の相関を認めた。

女の子の場合:すべての年代の妊婦さん達/妊娠初期のBMIは、出生時のKaup指数との間に相関を認めなかった。 20歳代と35歳以上の妊娠群/4か月時・18か月時に児のKaup指数との正の相関を認めた。

※BMIもKaup指数も、身長と体重から肥満度を数値で表したもの。

文献では、妊娠初期の妊婦の体格が子供の体格に影響する可能性があることを、妊娠を希望する方は知っておくと良いと結んでいます。

この結果からは色々なことが考えられると思いますが、『35歳以上のママから産まれた子は、男の子でも女の子でも、生後4か月には妊娠が分かった頃のママと同じような体格になっていて、それは1才半になっても変わらない』というのは興味深いですね。

私には3人の子供がいます。3番目を授かった時にはママは35歳を越えていました。3人の成長を思い返すと、そういえばそうかな~という感じです。

子どもが小さい内は、太り気味だったり痩せ気味だったりするとちょっと気になるものですが、子どもの体格が妊娠初期のママの体格と相関があると思えば、対応や心の持ち方に余裕が出そうですね。

生まれた子どもの体格を考えて、妊娠する前に自分の身体を調えることも大事かもしれません。

参考:日本栄養食糧学会誌より

~薬剤師 鳥居英勝~