» 2016 » 12 月のブログ記事

3才までに腸内細菌は固まるそうです。先日、小さい時に良い発酵食品を十分とって、良い菌を根付かせておくことが大切だな~と実感することがありました。

『快食快眠、トイレに入れば10秒で見事な通じがあるわたしなのですが、思いがけず難便に。⇒特に理由も見当たらず、放置したところ、数日そのままの状態。⇒何気なく、このところの食べ過ぎを調整しようと、休んでいた朝食かわりの酵素を開始。すると2日目には快便。』

・・・この酵素は、思えば子供の頃に良く飲んでいたもので、中には乳酸菌とオリゴ糖がいっぱい。この乳酸菌は、きっと私のおなかの中に根付いているはずです。なにかの理由でその良い菌の比率が下がっていたのが便秘の原因で、酵素を飲むことで良い菌が湧き上がって、腸の調子が戻ったんだろうと思います。

3才までに腸内細菌叢が固まるということは、この頃までに根付かせた乳酸菌は、大人になってからも『自分に合う乳酸菌』ということ。そういうものを持っていて、何を飲んだりどういう食事をすればそれが増えるかが分かっていれば、ちょっと調子を崩したときに身体を整えるのに役立つはずです。ちなみにヨーグルトで便通を良くしようとするときには、自分にあったもの探すことが大切で、2週間食べてみて便通に良い変化がみられればその菌は合うといって良いそうです。

腸内細菌叢を良く保つことは、栄養の吸収・快便のみならず、アレルギー改善、免疫を良くする上でも大切だといわれています。それが3才までに固まるということは、小さい時の食事がとても重要ということ。この時期に発酵食品をたっぷり摂って、良い菌を根付かせ、良い腸内細菌のバランスにしておくことがとても大切だと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

男女問わず、広い年代の方にお読みいただくと良いなと思う本があります。

『卵子老化の真実(文春新書)』という新書本です。これは、単に卵子が老化することを解説するだけの本ではありません。

実際行われている不妊治療のエッセンスや成功率、昔の人はどうして何人も子供を産むことができたのか、初産が若いとそうでない場合に比べて老後の身体がどうなるか、精子の問題、高齢出産で起こりうるリスクなど、幅広い情報を得ることができます。

読んだ後に私は、『娘に読ませたいな~』と思いました。というのは、この本を読むことで、子供を造り、産んで、育てる『心構え』について考えるきっかけになると思えるからです。

若い方にとっては、『何歳で子供を持とうか』と考えるきっかけになるでしょうし、すでに年を重ねた方にとっては、これから子造り・妊娠・出産・子育てをする上で『覚悟』を持つのに役立つと思います。

42歳で3人目の子供を持った私にとっては、『その通りだな~』と共感できたり、勇気づけられることがいくつもありました。

子どもを欲しい方や不妊治療をお考えの方はもちろん、まだそのようなことを考えていない方まで、一度読んでおかれると良いと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~