» 2011 » 12 月のブログ記事

ブログです。健康には全く関係ない話で恐縮です。

今日の下野新聞、イチローのインタビューをご覧になったでしょうか。体力低下説に対して、痛快な意見を展開。『体力は落ちてない。そんなことを言う人と話しても面白くも何ともない。』とのこと。素晴らしい自信である。シーズンオフの今は、お腹がすいたらご飯を食べるように毎日筋トレとランニングをしているそうである。

とはいっても、人間誰しも筋力・瞬発力・神経の反応スピードは、嫌でも落ちるものである。スポーツ選手であれば、それを補うのが経験や技術であろう。今年200本安打を達成できなかったイチローだが、来年は経験にものをいわせて記録達成して欲しい。

そして、それでも第一線で活躍するのに無理がでたときには、潔く現役を引退し、後身の指導に尽力してもらいたい。スポーツ選手は引き際が大切である。

 

旧友が尋ねてきた。腐れ縁の仲である。黒服姿でおかしな名刺を持ってきた。怪しい雰囲気である。何でも宝石の買い付けをしているらしい。

『親を泣かすようなことをするなよ、正しくやれよ』と諭す。容姿で判断するのは良くないと思ったが、悪徳な商売をしているような気がして一言釘を刺しておいた。本人によると、真っ当なやり方で仕事しているそうである。その言葉を信じよう。

どんな商売でも、服装は大事である。ましてや飛び込みの営業職の場合はなおさらである。黒服の、衣装だかスーツだかわからないような格好ではまともに相手にされるはずがない。

うちには多くの営業の方がおみえになる。怖さを与えず、堅苦しくなく、気持ちよさを感じるのはどんな格好だろうか。

男性であれば、やはりスーツだろう。流行に左右されないフォーマルなのが良い。色は紺。靴は当然黒。ちょうど、医薬品メーカーの方がこのような格好である。

この方たちは、病院に行く機会が多く、そこでは医者や患者さんなど多くの人の目に触れる。万人に対して当たり障りなくいやみを与えない服装がこの格好なのだろう。

くすり屋という仕事柄、白衣が仕事着の私だが、うっかりすると汚れた白衣で店頭に立っていることがある。これからはより気を付けよう。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

昨日、日本歯科大学准教授・原先生の講演をきき、色々なことを知ることができました。

テーマは日本人の味覚。要旨を抜粋します。

・日本人は、米粒を主食としているため奥歯の使い方が上手い。奥歯で穀類をすりつぶすように食べることが出来る(パンなどのやわらかいものを噛むときは切るように噛んでいる)。そして、すりつぶされた食べ物と唾液が舌の奥の脇にたくさん触れ、うまみを感じることができる。東京には世界一多くの国のレストランがあり経営が成り立っているが、それは日本人が味覚を感じる力が高いためである。

・正しく噛むためには正しい姿勢が大切。椅子に座ったら足は地に着け、出来れば指で床をつかむようにする。背筋を伸ばす。背もたれに寄りかからない。頭はやや前加減で、顎は首のやや前に出る位置に(食器を手で持って食べることがそのためには必要)。足が地に着いたほうが良いのはその方が力が入るため。正座でも良い。

・やわらかいものでもよいので、とにかく何度も噛むことが大切。子供の頃から硬い物をバシバシ食べさせるのはすすめられない。奥歯が摩り減ったり、筋肉が硬くなって頭痛や肩こりにつながる。

・こってりしてうまいと感じるのは、脂肪・糖分・アミノ酸によるもの。牛丼はこの条件を満たす。ある意味習慣性(中毒)のようになってしまう。

・ミライ(舌の味を感じるみらい器官)は、成人で1000~2000個。胎児と乳幼児では10000個もあり、舌だけでなく外皮にまで存在している。胎児は母体の中で羊水を味わっている。その味の多くはアミノ酸でうまみである。胎児はうまみを感じている。

※妊娠中に甘い物を沢山食べていた母親の子供は、糖尿病になる確立が高いという論文を読んだことがある。その原因の1つには、胎児のときの味覚が関係しているのではないだろうか。羊水の糖度が高ければ、甘いという味覚を強く受けていたがために産まれた後にもその味を欲しがり多く食べてしまう。その結果、糖尿病になる確率が高くなるのではないかと推測される。

・現在の食育は、栄養素のことばかりいうが、正しい姿勢で正しく噛むことが実は大切である。そうすることが、栄養素を良く吸収できる体内環境を造るのである。

※正しい食事(栄養素)と、正しい食べ方(姿勢と噛み方)の両方が大切であろう。

・ベットや布団に横になったままで食べると、しっかりかめないし嚥下も上手くいかない。状態を起こして、座位でもよいので上記のようにして食べると良い。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

12月8日 23/12/8

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12月8日は、色々なキネン日である。

ジョンレノンが暗殺された日、力道山が亡くなった日、大東亜戦争開戦の日、お釈迦様が悟りを開いた日・・・良いこと悪いこと様々である。

今日は娘の誕生日である。良い記念日を気づく人になって欲しい。親バカといわれようがそう考えた。

親バカはよいにしても、バカ親は困ったものである。

このところのニュースでは、殺人の話題が毎日のように報道される。私が子供の頃は、殺人事件は大事件であった。それがここ数年は、また起きたかという程度にトーンダウンしている。そしてここ数日は連日連夜報道されるので、気分が悪くなる。いよいよ日本人もどうにかなってしまったかと思えてしまう。

ゆとり教育世代の大人になりきれていない青年が犯罪者のこともあれば、50前後のいい大人が起こすこともある。青年の場合、バーチャルゲームと現実の見境がつかないことも一因らしい。大人の場合は不景気で金が欲しいせいだろうか。背景や事情がどうであれ、人を殺すことを許して良いはずはない。苦しくても歯を食いしばってしのぎ、前向きに生きていける根気と、人としての当たり前の倫理観が必要である。

そんなあたり前の事をどう子供にしつけていこうかと考える。

考える必要はない。親が当たり前の正しい行いをしていれば子供はそれを見て自然と体得するはずである。そういえば、小さい頃は家族が社会の全てであった。人としてどうあるべきか、何が大切かは、親の背中をみて育つ中で自然に身についたように思う。

親になった今、自分の考えと行いが子供の成長に大きく影響する。身が引き締まる思いである。子供に恥ずかしくない生き方をしよう。子は親の鏡という。

自分は偉そうなことをいえるような大人ではない。日々反省が耐えない。まずは身を律することを心掛けよう。雨にも負けずの達観ともいえる心持ちと論語の精神が必要である。

論語といえば、息子が合気道に通っている。非常に素晴らしい先生で、稽古の始めには論語を暗唱させてくれる。武道で動きを体得し、論語で精神を養う。またそれぞれがお互いに良い効果を及ぼすのだろう。

そういえば買ったままの論語の白文があった。読み返してみよう。

      ~鳥居 英勝~

待ちに待った坂の上の雲第三弾が始まった。冒頭の渡辺謙のナレーションがまた良い。その中で、印象に残った言葉がある。『明治維新後の日本。少しの記憶力と向上心と学問に対する努力があれば、一般階級の誰でもが大きくなれた時代である』との言葉。

この中で何が印象に残ったかというと、『記憶力は少しあれば何とかなる』ということ。子供の頃から学校の勉強、ことに暗記物についてはてんで自信がなかった私にとっては頼もしい言葉である。

記憶力といえば、ある御仁から『記憶力は年とともに悪くなるが、その分理解力は増していく』と聞いたことがある。これも嬉しくなる言葉である。

これを聞いたのは15歳のときで、その時はそんなものかな~くらいの印象だった。それから四半世紀を経た今、その言葉を体感として実感できる。おそらく経験力という若い頃にはない力が、理解力を高まらせるのだろう。

自分なりに、記憶力を高めるためには、とにかく興味を持つことだと考えている。年と共に記憶力が減少するのはやむを得ないが、興味力でそれをカバーしていきたいと思う。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

若い女性のダイエット、食べずに体重を減らすのが良くないことは周知の事実です。食べずに痩せると、筋肉が落ちてしまうので基礎代謝量が減少してしまい、減食終了後のリバウンドの原因になります。良く動き、適切な量を食べることが大切。1ヵ月に落としていい目安は1.5kgとのこと。

外から何も摂らずに内側だけで何とかしようとすると、いずれ体力は消耗して健康を害してしまいます。

昨今の不況のニュースを見ていて、経済も一緒だなと感じます。増税によって国の中でお金をまわしても、それだけでは日本の経済は良くなりません。資源が乏しく、エネルギー・食糧などを外国から買わないと生きていけない日本は、とにかく外貨を稼ぐ以外に発展する道はない。

外貨を稼いで、内需も活性化させることの二本立てが、日本の景気回復には必要。

ダイエットは痩せようとして一苦労、日本は豊かさを失わないようにと一苦労。次元が違い、目的も真逆ですが、大事にしなければならない原則は人も国も一緒だなと感じます。

      ~薬剤師 鳥居英勝~