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スギ花粉の飛散がピークを迎えています。昨年の2倍飛んでいるという割には、今年は症状が軽く済んでいる方が多いように感じています。コロナ対策でマスク着用を徹底しているのが効を奏しているのでしょうか。

早めに対策を始めたこともあり、私も今年は楽に過ごせています。ただ油断するとひどいことになるので、マスクはもちろん、帰宅後は顔と目を洗ったり、肌を保湿したりと、できることを続けています。

花粉とコロナに気を取られて忘れがちですが、これからの数か月は、UV対策が大事になります。夏に向けて紫外線が強くなってきます。コロナ禍の今、マスク焼けにも注意しなければなりません。

UVケアーといえば、日焼け止めが真っ先に思いつきますが、それと合わせて保湿も大切です。保湿によって肌荒れを防ぐことができますし、バリア機能が調うので花粉から肌を守ることにも役立ちます。

肌に合ったクリームに漢方の軟膏を混ぜ合わせて塗るのが私のお気に入りです。

~薬剤師 鳥居英勝~

今朝のNHKニュースおはよう日本で、生理に悩む方が増えていることが取り上げられていました。

ニュースでは、コロナ禍で在宅勤務が増えて、生理前に気持ちがひどく落ち込む方のインタビューが紹介されていました。

生理前にイライラしたり気分が落ち込んだり眠くなったりするのは、多くの方が感じられているようで、月経前緊張症候群として知られています。

それが、コロナ禍において、運動不足、友だちと会うこともできず気分が発散できないなど様々な要因で、重くなっている方が多いようです。

このような症状には、漢方薬が効を奏することが多いものです。上手に気を通すことが大事です。

~薬剤師 鳥居英勝~

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今日の下野新聞のコラムに、県内でアニサキスの発症が増えていることが取り上げられていました。

アニサキスは、主にサバやアジなどの青魚やイカにつく寄生虫です。これを知らずに食べてしまうと、胃の壁にかみついて猛烈に痛むことがあります。こうなると、お医者さんに胃カメラを除きながらピンセットで取ってもらうしかありません。

ちなみに、冷凍・加熱すればアニサキスは不活化します。また、もしも食べた魚に生きたアニサキスが付いていても、よく噛むことでアニサキスに傷をつけて飲み込んでいれば、胃の中で暴れることはないそうです。

東京都健康安全研究センターの研究で、生薬のケイヒに含まれるケイヒアルデヒドや、ウイキョウに含まれるアネトールなどの成分が、アニサキスに対して致死的な効果や、強い運動抑制作用があることが分かっています。

当店には大草胃腸散という漢方の胃腸薬があります。このお薬には、ケイヒとウイキョウも配合されています。生ものを食べた後には念のため飲むようにしようと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

栃木県では、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除されました。

新規感染者の人数は、はっきりと少なくなっています。とはいえ、栃木県医療危機管理警報の警戒度レベルは『特定警戒』と高いレベルです。リバウンドすることが無いよう、気を引き締めて参りましょう。

私事ですが、最近腰痛に悩んでいます。明らかに老化と運動不足です。CMなんかでお年寄りが腰が痛いポーズをとっているのを他人事のように眺めていましたが、このことなんだな~としみじみ思っています。

加齢によって腰が弱った場合の対応として、漢方では『補腎』といって腎を強くすることを大事にします。補腎は、免疫を向上させるとも考えられています。腰痛と感染症の両方に役立つようにと、今朝から補腎剤をのみ始めました。

何か月か前に腰痛になった時には、3日位で楽になりそこでやめてしまったのですが、今はコロナ禍。腰痛の再発予防と免疫のことも考えて、長めに飲もうと思っています。

~薬剤師 鳥居英勝~

栃木県に発令されている緊急事態宣言は、今月7日で解除されることとなりました。とはいえ再拡大する心配がないわけではありません。

気を緩めることなく、マスク・手洗い・消毒・三密を避けるなど、感染防止対策は徹底していく必要があると思います。

コロナのことで頭がいっぱいで忘れがちですが、花粉症シーズンは始まっています。

私も今朝、今シーズン一発目のくしゃみが出ました。

まだ小さい息子も、『(目と目の間を指さして)ここがくすぐったいからメガネ買って~』と。

くしゃみも出ているのできっと花粉症です。

早速、葛根湯に石膏を混ぜたものを飲ませてあげました。

花粉症は、症状がひどくなってしまうと落ち着くのに時間がかかります。早めに対応することが大事です。

~薬剤師 鳥居英勝~

2日前から、麻杏甘石湯、小青竜湯加石膏、桔梗湯、五苓散、小柴胡湯を飲んでいます。

2か月位前にブログに載せた、清肺解毒湯を自分なりに調整した方剤です。間違いなく、咳・痰には良い方剤です。花粉症による鼻炎症状も楽になるでしょう。

先日中国の公の機関から、清肺解毒湯を服用した患者さんが多く回復したことを受けて、「免疫を向上させるなど多様な作用があると考えられる」旨の発表がありました。

嫌な風邪が流行っているので、予防的に、1日各1包を一度にお湯に溶かして、それを1日何回かに分けて服用しています。鼻から肺までの呼吸器系を守るのが目的です。

万が一気になる症状が出てしまったら、倍量に増やして対応しようと考えています。

~薬剤師 鳥居英勝~

中国の国家中医薬管理局科技司と国家衛生健康委員会から、新型コロナウィルスに対して、「清肺排毒湯」の使用を推奨する旨の通知があったそうです。

清肺排毒湯:麻杏甘石湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、五苓散を合わせたような方剤。性味平和。

薬味:麻黄9g シャ甘草6g 杏仁8g 生石膏15~30g(先煎) 桂枝9g 澤シャ9g 猪苓9g 白ジュツ9g 茯苓15g 柴胡16g 黄ゴン6g 姜半夏9g 生姜9g 紫オン9g 冬花9g 射干9g 細辛g 山薬12g 枳実6g 陳皮6g 霍香9g 水煎服

多くの生薬からなる方剤ですが、正気を傷つけることなく邪気を払うというバランスの取れた方剤といえるでしょう。実際に使う場合には、証を診て加減する必要がありそうです。

701人の罹患者に対し、64%の方で改善、悪化しなかった方を含めると94%以上の方に効果があったとのこと。服用後1日で51.8%の方で体温が正常になったとのこと。抗ウィルス作用も得られたのだろうと推測できます。

~薬剤師 鳥居英勝~

新型コロナ対策に、板藍根(バンランコン)が役立ちそうです。

中国では今、新型コロナウィルスへの対応として、「清熱解毒作用のある生薬」が良いと考えられており、既にこの系統の方剤は手に入り難くなっているようです。

清熱解毒=熱を冷まして悪いものを叩くこと。ウィルスが感染して熱が出た状態の時に、そのウィルスを叩いて熱を下げるイメージです。

板藍根にはこの清熱解毒作用があります。日本でも以前から、インフルエンザ対策に使われています。

板藍根自体は苦い生薬ですが、飲みやすいようにキャラメル味の細粒の製剤が出ています。この細粒ならば子供でも美味しく飲むことができます。

また、イチゴ味の甘酸っぱいキャンディータイプもあります。マスクとエタノールが不足していて、ウィルスが身体に入るのを防ぎ切ることは難しい状態です。喉についたウィルスは15分位で粘膜から入り込んでしまうので、まめに飲み物を飲んで胃に流し込むのが良いともいわれていますが、これを舐めていれば、唾液で喉についたウィルスを流すこともでき、なおかつ抗ウィルス作用も期待出来て一石二鳥になりそうです。

マスクやエタノールがなくても、手洗い、うがい、喉についたものを洗い流すなど、ウィルスから身を守るための方法は色々考えられます。板藍根もその1つだと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

味が苦い、粉が飲みにくい、顆粒が口の中にザラザラして嫌など、漢方薬が飲みにくいのにはいくつか理由があると思います。

でも、たいていの場合、飲み方を工夫すれば飲めてしまうものです。いくつか方法をご紹介します。

〇オブラートを使う〇お湯に溶かす〇お湯に溶かしてハチミツを入れる〇はちみつやヤクルト、ヨーグルトなどと合わせる〇お薬服用ゼリーを使う〇カプセルに充填する

それぞれ、一長一短あると思いますが、きっとご自身に合った飲み方があると思います。

苦くて飲みにくい抗生剤を赤ちゃんに飲ませる時には、少量の水で錬って硬めのペースト状にして、上あごに塗り付けるという方法と取りますが、漢方薬でもこの飲み方は活かせるかもしれません。

そういえば、学生の頃実習で正露丸を造ったことがあります。生薬の粉に粘ちょう性のある液状のものを混ぜて練りこんでいって、最後に木製の器具を使ってゴロゴロさせて丸剤を造り出すという製法でした。

苦い、粉の漢方薬も、丸剤になってしまえばかなり飲みやすくなります。そこで、かなり苦めの散剤の漢方薬に、台所にあった黒蜜を合わせてかき混ぜて練ってみました。形成するときにひっつかないように、きな粉を入れて指で丸めると、予定通り柔らかい丸剤になりました。実習で造ったように硬くはなりませんでしたが、形にはなるので、飲んでみたらかなり飲みやすかったです。

黒糖きな粉風味で美味しそうだったので、試しにかんで食べてみると、黒蜜ときな粉の風味でとても美味しくなっていました。この方法なら、どんな苦い漢方薬でも、団子状にして丸めて食べてしまう感じで、美味しく飲めてしまいそうです。

ひと手間かかりますが、漢方薬が苦手な方は、試してみるときっと気持ちよく飲むことができますよ。

【飲みにくい漢方薬をおいしく飲む方法】顆粒・細粒・散剤の漢方薬に黒蜜を入れて良く練る⇒きな粉を入れて軽く混ぜ合わせる⇒指で適当な大きさに丸める⇒ぬるま湯で飲み込む、または食べるようにして飲む。

~薬剤師 鳥居英勝~

今月ももう月末。水害、即位礼正殿の儀、大変なことおめでたいこと色々なことがあって、10月はあっという間に過ぎてしまいました。

あと3日で11月、気付けば受験シーズンです。

受験と言えば、小さい頃はよく「頭が良くなる薬はないの?」と友達から聞かれたものです。薬屋の倅の宿命です。

そんなものあるわけないよな~とその頃は思っていました。が、今は状況が違います。

良質のイチョウ葉エキスは、脳の血流を良くして頭を活性化させることが分かっています。

生薬の遠志は、中年期以降の記憶力の改善で効能を取っています。

レイヨウカク・ジンコウ・オンジ配合の漢方製剤は、脳のシナプスの伸展を良くして脳の働きを良くすることが分かっています。

どれも、自分が学生の頃に分かっていれば飲みたかったな~と思うものばかりです。

受験生にとっては、大事な時期に風邪を引かないことも大切です。

バンランコンは、飲んだりうがいに使うことで、インフルエンザの予防に良いことが分かっています。当店では、キャラメル風味で飲みやすいエキス製剤が人気です。

このバンランコン製剤には、のど飴もあります。喉が乾燥すると菌やウィルスに感染しやすくなりますが、バンランコンのど飴はイチゴ味で甘酸っぱいので、唾液が出て喉を乾燥させないことにも役立ちます。

どれも、受験生の強い味方です。

~薬剤師 鳥居英勝~