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2日前から、麻杏甘石湯、小青竜湯加石膏、桔梗湯、五苓散、小柴胡湯を飲んでいます。

2か月位前にブログに載せた、清肺解毒湯を自分なりに調整した方剤です。間違いなく、咳・痰には良い方剤です。花粉症による鼻炎症状も楽になるでしょう。

先日中国の公の機関から、清肺解毒湯を服用した患者さんが多く回復したことを受けて、「免疫を向上させるなど多様な作用があると考えられる」旨の発表がありました。

嫌な風邪が流行っているので、予防的に、1日各1包を一度にお湯に溶かして、それを1日何回かに分けて服用しています。鼻から肺までの呼吸器系を守るのが目的です。

万が一気になる症状が出てしまったら、倍量に増やして対応しようと考えています。

~薬剤師 鳥居英勝~

中国の国家中医薬管理局科技司と国家衛生健康委員会から、新型コロナウィルスに対して、「清肺排毒湯」の使用を推奨する旨の通知があったそうです。

清肺排毒湯:麻杏甘石湯、射干麻黄湯、小柴胡湯、五苓散を合わせたような方剤。性味平和。

薬味:麻黄9g シャ甘草6g 杏仁8g 生石膏15~30g(先煎) 桂枝9g 澤シャ9g 猪苓9g 白ジュツ9g 茯苓15g 柴胡16g 黄ゴン6g 姜半夏9g 生姜9g 紫オン9g 冬花9g 射干9g 細辛g 山薬12g 枳実6g 陳皮6g 霍香9g 水煎服

多くの生薬からなる方剤ですが、正気を傷つけることなく邪気を払うというバランスの取れた方剤といえるでしょう。実際に使う場合には、証を診て加減する必要がありそうです。

701人の罹患者に対し、64%の方で改善、悪化しなかった方を含めると94%以上の方に効果があったとのこと。服用後1日で51.8%の方で体温が正常になったとのこと。抗ウィルス作用も得られたのだろうと推測できます。

~薬剤師 鳥居英勝~

新型コロナ対策に、板藍根(バンランコン)が役立ちそうです。

中国では今、新型コロナウィルスへの対応として、「清熱解毒作用のある生薬」が良いと考えられており、既にこの系統の方剤は手に入り難くなっているようです。

清熱解毒=熱を冷まして悪いものを叩くこと。ウィルスが感染して熱が出た状態の時に、そのウィルスを叩いて熱を下げるイメージです。

板藍根にはこの清熱解毒作用があります。日本でも以前から、インフルエンザ対策に使われています。

板藍根自体は苦い生薬ですが、飲みやすいようにキャラメル味の細粒の製剤が出ています。この細粒ならば子供でも美味しく飲むことができます。

また、イチゴ味の甘酸っぱいキャンディータイプもあります。マスクとエタノールが不足していて、ウィルスが身体に入るのを防ぎ切ることは難しい状態です。喉についたウィルスは15分位で粘膜から入り込んでしまうので、まめに飲み物を飲んで胃に流し込むのが良いともいわれていますが、これを舐めていれば、唾液で喉についたウィルスを流すこともでき、なおかつ抗ウィルス作用も期待出来て一石二鳥になりそうです。

マスクやエタノールがなくても、手洗い、うがい、喉についたものを洗い流すなど、ウィルスから身を守るための方法は色々考えられます。板藍根もその1つだと思います。

~薬剤師 鳥居英勝~

味が苦い、粉が飲みにくい、顆粒が口の中にザラザラして嫌など、漢方薬が飲みにくいのにはいくつか理由があると思います。

でも、たいていの場合、飲み方を工夫すれば飲めてしまうものです。いくつか方法をご紹介します。

〇オブラートを使う〇お湯に溶かす〇お湯に溶かしてハチミツを入れる〇はちみつやヤクルト、ヨーグルトなどと合わせる〇お薬服用ゼリーを使う〇カプセルに充填する

それぞれ、一長一短あると思いますが、きっとご自身に合った飲み方があると思います。

苦くて飲みにくい抗生剤を赤ちゃんに飲ませる時には、少量の水で錬って硬めのペースト状にして、上あごに塗り付けるという方法と取りますが、漢方薬でもこの飲み方は活かせるかもしれません。

そういえば、学生の頃実習で正露丸を造ったことがあります。生薬の粉に粘ちょう性のある液状のものを混ぜて練りこんでいって、最後に木製の器具を使ってゴロゴロさせて丸剤を造り出すという製法でした。

苦い、粉の漢方薬も、丸剤になってしまえばかなり飲みやすくなります。そこで、かなり苦めの散剤の漢方薬に、台所にあった黒蜜を合わせてかき混ぜて練ってみました。形成するときにひっつかないように、きな粉を入れて指で丸めると、予定通り柔らかい丸剤になりました。実習で造ったように硬くはなりませんでしたが、形にはなるので、飲んでみたらかなり飲みやすかったです。

黒糖きな粉風味で美味しそうだったので、試しにかんで食べてみると、黒蜜ときな粉の風味でとても美味しくなっていました。この方法なら、どんな苦い漢方薬でも、団子状にして丸めて食べてしまう感じで、美味しく飲めてしまいそうです。

ひと手間かかりますが、漢方薬が苦手な方は、試してみるときっと気持ちよく飲むことができますよ。

【飲みにくい漢方薬をおいしく飲む方法】顆粒・細粒・散剤の漢方薬に黒蜜を入れて良く練る⇒きな粉を入れて軽く混ぜ合わせる⇒指で適当な大きさに丸める⇒ぬるま湯で飲み込む、または食べるようにして飲む。

~薬剤師 鳥居英勝~

今月ももう月末。水害、即位礼正殿の儀、大変なことおめでたいこと色々なことがあって、10月はあっという間に過ぎてしまいました。

あと3日で11月、気付けば受験シーズンです。

受験と言えば、小さい頃はよく「頭が良くなる薬はないの?」と友達から聞かれたものです。薬屋の倅の宿命です。

そんなものあるわけないよな~とその頃は思っていました。が、今は状況が違います。

良質のイチョウ葉エキスは、脳の血流を良くして頭を活性化させることが分かっています。

生薬の遠志は、中年期以降の記憶力の改善で効能を取っています。

レイヨウカク・ジンコウ・オンジ配合の漢方製剤は、脳のシナプスの伸展を良くして脳の働きを良くすることが分かっています。

どれも、自分が学生の頃に分かっていれば飲みたかったな~と思うものばかりです。

受験生にとっては、大事な時期に風邪を引かないことも大切です。

バンランコンは、飲んだりうがいに使うことで、インフルエンザの予防に良いことが分かっています。当店では、キャラメル風味で飲みやすいエキス製剤が人気です。

このバンランコン製剤には、のど飴もあります。喉が乾燥すると菌やウィルスに感染しやすくなりますが、バンランコンのど飴はイチゴ味で甘酸っぱいので、唾液が出て喉を乾燥させないことにも役立ちます。

どれも、受験生の強い味方です。

~薬剤師 鳥居英勝~

庭の柿の木から、双子の柿が取れました。

50年近く生きてきて初めてのことです。

縁起が良いので、子宝相談の机に飾っています。

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柿のヘタは漢方薬になります。生薬名でシテイといいます。

チョウコウ、ショウキョウと合わせて煎じると、しゃっくり止めになります。

むいたら捨ててしまう柿のヘタですが、干して取っておくと良いですよ。

~薬剤師 鳥居英勝~

一昨日の夕方、娘がセミの幼虫を持って帰ってきました。抜け殻は何回も見つけたことがありますが、胴体をくねくねさせて盛んに足を動かしている生きているのを見るのは初めて。びっくりするほどつやつやしていました。

孵化するのを観察しようとカーテンにつかまらせたところ、暗くなった頃に孵化開始、午後8時位には無事孵化しました。翌朝庭に出してあげたのですが、羽が完全に乾いたころに飛んでいきました。

この残ったセミの抜け殻は、漢方薬になります。生薬名は蝉退(センタイ)。熱を冷ます作用があります。

暑い時期に採れる夏野菜は、身体の熱を冷ますといいます。蝉も夏の生きもので、抜け殻も暑い時期にしか取れないもの。これが熱を冷ます・・・。自然の摂理なんですね。

~薬剤師 鳥居英勝~

鹿沼の今日の最高気温は36℃、この暑さはしばらく続きそうです。

熱中症にならないように注意して水分を摂っていても、熱っぽくなったりボーッとしてしまったことはありませんか?

こういうときには、私は五苓黄解という漢方薬を飲むようにしています。体内の熱を冷ましてくれて、余分な熱をおしっこと一緒に出してくれる漢方薬です。液体なので、いざというときにはそのまま飲むことが出来るので便利です。

明日は朝から夕方まで外でのイベントがあるので、熱中症対策で持っていこうと思っています。

~薬剤師 鳥居英勝~

20代で約20%、40歳を過ぎると10%を切るという体外受精の成功率。

うちで身体造りをされた方の成功率は、全体で50%を超えている。

理由を考えてみる。

成功率を向上させるために一番大事なことが何かといえば、『着床してはぐくみやすい子宮内膜を調えること』であると私は考えている。

ホルモン剤を使用すると、確かに内膜に厚みが出てくる。ただ、その『質』までも向上するとは限らない。不妊治療の医学書をみても、最後には『質』を向上させることがカギになると締めている。

漢方薬は、その質を向上させてくれるのだと思う。

昨年発行された日本東洋医学会の雑誌には、採卵前・採卵後から移植まで・移植後と3段階にわけて、体質に合った漢方薬を服用することで、体外受精の成功率が2割程度向上したという文献が出ていた。お医者さんも漢方薬の良さを評価して下さっていると嬉しく思ったものである。

保険診療で使える漢方薬では1.2倍。うちで使っている保険の対象とはならない漢方薬では2.5倍、一か月あたりのお薬代は3万円程度である。

体外受精は精神的にも体力的にも時間的にも負担になるもの。どなたも、できれば1回で成功させたいとお考えなはずである。

成功率を向上させるためにも、体外受精に取り組む前に、漢方薬で身体を調えられることを心からお勧めする。

~薬剤師 鳥居英勝(2001年国際認定中医師資格取得)~

漢方薬と鍼灸は、東洋医学の2本柱です。今朝のNHKの番組でもこの2つが取り上げられていました。

それぞれ単独でも効くものですが、必要に応じて、内側から漢方薬・外側から鍼灸を上手に合わせて行うと、相乗効果が得られてより良く身体が調うものです。

当店は漢方薬局と鍼灸院があり、各専門家が連携し合ってケアーさせていただいております。

漢方薬は決して摩訶不思議なものではありません。『長い経験から得られた、生薬と生理学の化学』です。

鍼灸は、熱い・痛いものではなく、温まって気持ちいいものです。

子宝・冷え症・痛みなど、色々な症状でお悩みの方、お気軽にご相談下さい。

~薬剤師 鳥居英勝~