授乳中のママの腸内環境が良いと、子供のアレルギーが軽くなるというデータがあります。

その理由は、『腸内環境が良く腸内免疫が充実したママのおっぱいからは、TGF-βという免疫に関わるタンパク質が多く出るから』ということです。

ママが身体を調えておけば、赤ちゃんも元気に育つということでしょう。

てっとり早く、腸内環境を良くするにはどうしたら良いでしょうか?そのためには、乳酸菌・ビフィズス菌をたっぷり摂取すると良いことが知られています。

ヨーグルトや糠漬けなどの発酵食品には、乳酸菌が多く含まれています。また、乳酸菌がたっぷりのサプリメントも市販されていますので、便秘や下痢が気になる方は、内容成分を吟味して毎日続けると効果的です。徐々に腸内の善玉菌の数が増えて、便秘や下痢が整い、腸内温度も上がり、腸内免疫がアップしてくるものです。

授かるための身体造りはもちろんですが、妊娠中・出産後も身体をケアーすることが大切ですね。

~免疫は、TGF-βだけで決まるわけではないので、当然腸内環境の良し悪しだけでアレルギー体質が決まるわけではありません。ただ、先に記したことは信頼できる学会で発表されているものですので、お子様がアレルギー体質にならないための対策を考える上で、一助になると思います。~

[当店でお勧めしている乳酸菌製剤は次の通りです]

生環研のナノ型乳酸菌:人の腸由来のフェカリス菌がナノ型に微粒子化されていて、腸内免疫のスイッチであるパイエル板を効率よく刺激してくれます。

JPS製薬の証陽散:1日量2包で、約1兆個の乳酸菌を摂ることができます。これは、ヨーグルト10L分に相当します。大量の乳酸菌によって、パイエル板の免疫スイッチをONにしてくれます。

~薬剤師 鳥居英勝~