溶連菌感染症は、溶血性連鎖球菌という細菌に感染しておこります。

急な発熱とのどの痛みがあり、のどの奥が真っ赤に充血し、白や黄色の

膿状のものが見えることもあります。医師の診断を仰ぎましょう。

全身に発疹の出る猩紅熱の場合、発熱後1日で顔などに赤い発疹ができ、

2~4日目には舌がイチゴのように赤くブツブツします。

その後、手足の先から皮がはがれ落ちます。

水分を十分に補給し、発疹のある間はお風呂をひかえましょう。

 潜伏期間:2~7日

 全経過:約2週間

 うつる期間:発症前数日から発症後2週間(期間中は自宅隔離)

〔ワンポイント〕

溶連菌感染症は抗生物質による治療が行われます。

治療が十分でないと症状が良くなっても菌が生き残り、

治りにくい腎炎やリウマチ熱などを併発することがあります。

医師の指示を守り、薬をきちんと飲ませて完全に治すことが大切です。

      ~薬剤師 鳥居英勝~