急に気温が上がり、週末に今年初めて鼻炎や眼の痒みで辛い思いをされた方も多いと思います。

花粉の飛散量が多い日は、抗アレルギー剤を服用していても鼻炎に悩まされるものです。

この場合、漢方薬を合わせると楽に過ごせるかもしれません。

漢方では、症状の奥にある証を診てお身体に合ったお薬を決める必要があります。寒、熱、湿、花粉症ではこの辺りの見極めが重要になります。

自分で自分の証を特定するのは結構むずかしいものです。お困りのときはご相談いただければと思います。

花粉症の漢方薬で眠くなることはありませんので、受験生やドライバーさんにも安心です。

~薬剤師 鳥居英勝~

蓄え過ぎないことが元気に過ごすポイントです

冬は、春に芽吹き、夏に成長し、秋に収穫したものを貯蔵する季節から、漢方では閉蔵といわれています。体は暖かい季節に比べて食べ物が少なくなると想定して栄養(糖分・脂肪分・塩分)を蓄えようとし、心は日照時間が短くなる影響で内向的(ビタミンDの減少)になっていきます。この蓄える働きで気を付けないといけないことがあります。それは、良いものも悪いものも蓄えるということ。年末年始はいつも以上に飲み食いしてしまう時期です。消化吸収力を上回り消化不良がおきると、腸をはじめとして様々な場所に炎症が起こりやすくなります。

副腎から分泌されるコルチゾールは、炎症を鎮める働き、ストレスを和らげる働きがあります。年末年始は、飲み食いだけでなく生活リズムも乱れがちになります。その結果、コルチゾールの出番が多くなりすぎ、心身ともにバテてしまうのです。これが、新年の晴れやかな雰囲気とは裏腹に、なんだか憂鬱、仕事や学校に行くのが億劫と感じる要因になります。

心身を整えるには、はじめに消化機能を労わること、次に心のバテ(うつ症状=脳の炎症)、体のバテ(腸の炎症)を整えることです。炎症を鎮める油としてオメガ3が知られています。オメガ3は、細胞膜の材料となりますので細胞の活性化につながったり、脳を構成する材料にもなります。また、合わせてビタミンDも取り入れることで腸管粘膜を強くして、腸内細菌のバランスを取りやすくしてくれます。ビタミンDには脳内の神経伝達物質の働きを改善し、脳を保護する作用もあります。

オメガ3とビタミンDをまとめて摂れるものは、鱈や鯖、鯛などの魚です。合わせて大根や白菜、カブなどを一緒に食べると、消化を助けて未消化を防ぎます。それに加えて昆布やワカメを合わせると、余分な熱を冷まして水分代謝を高めてくれるので、浮腫みを改善するのに役立ちます。

これらを合わせた料理こそ、冬の定番の鍋料理です。まさに冬を元気に過ごせる料理だと思います。冬の旬の食材を取り入れて代謝を促すことは、春の花粉症のケアにも良いです。花粉症は免疫亢進になりますが、免疫の大元になる腸粘膜を冬の間に整えることで、春を快適に迎えることができるでしょう。

~薬剤師 鳥居英勝~

1月にはいよいよ温活を本格的に始めましょう。漢方では冬に腎が弱るとされています。現在の医学でも冬には汗などの発汗が減り、頻尿に悩まされる人が多くなります。

腎臓の働きを落とさないという意味でも温活は大切です。体の熱は筋肉と肝臓でおよそ50%を生産しています。このため、肝臓や筋肉が衰えると体は冷えてしまい、腎臓に負担がかかることになります。

例えば、体が冷えると、血流が悪くなります。すると人体で最も血管の細い腎臓の働きは衰えてしまいます。肝臓や筋肉を元気にすることは腎臓が元気でいることにもつながるのです。

肝臓や筋肉に最も必要な栄養素といえばアミノ酸です。筋肉には特にBCAAが重要です。BCAAを多く含む食材はマグロやカツオ、鶏むね肉などです。意識して食べて筋肉を維持しましょう。マグロはDHAやEPAも摂取できるので、血流という面でも期待できます。まさに一石二鳥です。

漢方では、腎を「命門の火」といいます。これは私たちの生命の根本のエネルギーであり、成長や代謝、骨代謝、体を温める働きを担っています。

この火を「補腎」によってともし続けることがとても大切です。冷たい物のとり過ぎは火を消してしまいます。補腎によって腎の働きを高めることは、体を元気に保つのに役立ちます。☆漢方薬の補腎剤が効果的です☆

本格的に冬が始まってしまう前に体を温めて腎の働きを高めましょう。体温を作るアミノ酸、そしてニンニクや生姜、山芋などの体を温める食材がおすすめです。

~薬剤師 鳥居英勝~

お風呂でのヒートショックが心配です。急な温度の変化で血圧が上下して、血管に負担がかかったり失神したり。命にかかわることもあります。

入浴中の家族を見守る良い方法がないか、カメラを付けるわけにもいかず、動くと反応するセンサーは意味がない・・・。

こんなことを考えていたら、お客様から良い案を伺いました。「ままコールが良いんじゃない?」と。

ままコールは、別の部屋で寝ている赤ちゃんが目を覚まして泣くと、親がいる部屋にその音が聞こえる育児用品です。親から赤ちゃんに話しかけることもできます。

10年以上前に使っていたもの、探し出そうと思っています。

さて、風邪が流行っています。昨日はかかりつけのCLが混み過ぎていてとても待てないから風邪薬を買いに来たという方がおられました。

市販の総合感冒薬、咳止め、鼻炎薬の中には、麻黄、血管収縮剤など、血圧を上げる成分が配合されているものが多くあります。降圧剤を服用しているのに血圧が高い方や、心臓に不安がある方はご注意ください。

~薬剤師 鳥居英勝~

酵素=植物エキス発酵飲料、ご存じの方も多いと思います。意外にお思いになるかも知れませんが、酵素には決して代謝酵素や消化酵素が入っているわけではありません。

初めて酵素を勉強した時に、酵素と名前がつくのに消化酵素が入っていないことに私も疑問を持ちました。ただ、『栄養を消化された形で摂ることができるので、限りある体内の残存酵素を消化に使わずに代謝に回すことが出来る。そういう意味で酵素ということができる。』このことを知って、腑に落ちた記憶があります。

酵素を選ぶときには、原料、製法、熟成期間を良くみる必要があります。

大事なのは、多くの種類の野菜・果物・野草などの原料を使い、自然抽出し、完全自然発酵で、熟成期間が長いこと。熱がかけられていたり、化学物質や発酵のための菌が添加されていてはいけません。丁寧に、余計なことをせずに作られたものは、栄養素がいっぱいで、多様な発酵代謝生成物が入っています。

私どもでは、大高酵素の酵素をおすすめしています。大高酵素は、日本で初めて植物エキス発酵飲料を作り、酵素と名付けた会社です。大高酵素以上に、原料の収穫から保存、仕込み、抽出、熟成環境、発酵にこだわっている会社はないと思っています。中でも特選酵素は秀逸で、この中には、栄養素はもちろん、発酵によって生まれた色々な生理活性物質やとても貴重なオリゴ糖が確認されています。

特選酵素を私も何年も前から飲んでいます。1日1食をこの酵素に置き換えているのですが、気持ちと身体が楽になるをの感じています。お通じも良く、風邪も引かないことから、腸内細菌が充実しているのを実感しています。

~薬剤師 鳥居英勝~

血液と血管の健康を守り、慢性炎症を防ぐなど、様々な生理作用が知られているω3系脂肪酸のEPA。お飲みになられている方も多いと思います。EPA製剤は本当に品質が問われます。

EPAはイワシから抽出された魚油を精製して作られます。この魚油は、実はダイオキシンを含んでいます。また、EPAはとても酸化されやすい性質があります。よって、EPA製剤を選ぶときには、この2点がちゃんと管理されているかを確認する必要があります。

私どもで扱っているサプリメントのEPA製剤は、次の様にして作られています。

原料:漁獲したイワシを1日以内に工場へ運び込んで、魚油を抽出する。

排除:抽出したイワシいわしの魚油から、ダイオキシン等の環境汚染物質・コレステロール・金属イオンを高い排除技術で取り除いている。

精製・充填:可能な限り空気に触れないようにしてEPAを精製し、窒素置換法により酸素に触れずにカプセルに充填乾燥させている。

このようにして作られているので、有害な物質が極力取り除かれた、酸化されていないEPAを摂ることができます。

☆酸化させないために、ここまで徹底して、魚の漁獲から工場への輸送、工場での魚油の抽出から製品を完成させるまで、空気に触れさせないようにして作られている製品を見つけるのは大変だと思います。

健康のために、毎日飲むものですから、安心・安全で本当に良いものをお選びください。

~薬剤師 鳥居英勝~

健康のためにイチョウ葉エキスをお飲みの方も多いと思います。イチョウ葉にはフラボノイドなどが含まれており、その抗酸化力により血管・脳・神経を守るなど多様な生理作用が報告されています。

色々なイチョウ葉エキス製剤が市販されていますが、良いものを見極めるのは容易ではありません。外箱に1粒あたり〇〇mgのイチョウ葉エキス含有と書いてあったとしても、その中に有用な成分がどれだけ含まれているかまではわかりませんし、そもそもイチョウ葉エキスの含有量が書いていないものもあります。

フランスやドイツには、医薬品の認可を受けているイチョウ葉エキス製剤があります。日本では、これと同じイチョウ葉エキスを使用した製剤がサプリメントとして販売されています。

このサプリメントのすばらしいのは、

1)原料となるイチョウ葉の質が良い・・・管理された農場で栽培されたイチョウ葉を使用している

2)有毒な成分を可能な限り取り除いている・・・ギンコール酸が5ppm以下

3)有用な成分が正確に入っている・・・イチョウ葉エキス中のフラボノイド(ケルセチン・ケンフェロール・イソラムネチン)と、テルペノイド(ギンコライド・ビロバライド)の配合割合が分かっている

4)50年の歴史があり、データがとれている

5)医薬品品質である

これに勝るイチョウ葉エキスに私は出会ったことがありません。私どもでは、薬剤師が厳選して、本当に良いと思えるものだけをお勧めしております。毎日飲むものだから、安心・安全で、本当に良いものをお選びください。

~薬剤師 鳥居英勝~

からだのことを考えてサプリメントを飲まれている方も多いと思います。そのサプリメントは玉石混交、多くの方が飲んでおられる青汁について、良いものを見極める際のポイントをご紹介いたします。

【原料】農薬不使用 品種と採取時期にこだわり栄養価が高い

【製造】非加熱

【製品】余分な繊維質と添加物を含んでいない

このようにして作られた青汁は、良い成分がたっぷり入っていて、吸収率も良いものです。抗酸化作用も抜群で、毎日飲む価値があると思います。

多くの青汁が販売されていますが、非加熱のものは本当に少なく、出会うのが難しいです。熱を加えずに作られたものは、水に溶かした時に白い泡がたくさん立って、お湯に溶かすと固まります。

当店では、薬剤師が厳選して、本当に良いと思えるものだけをお勧めしております。毎日飲むものだから、安心・安全で、本当に良いものをお選びください。

~薬剤師 鳥居英勝~

先ほど終了したNHKのあしたが変わるトリセツショーで、亜麻仁油が取り上げられていました。ω3脂肪酸を豊富に含み超悪玉コレステロール対策になるという内容でした。

亜麻仁油は熱と光に弱く、酸化されやすいものです。良い亜麻仁油の条件は・・・

・原料がオーガニックであること

・低温で圧搾していること

・未精製であること

・光を避けた遮光瓶に入っていること

・常に低温で輸送、保管してあること

是非、丁寧に作られているものをお選びください。

当店ではこれらを満たした亜麻仁油を扱っております。

Ns有機亜麻仁油370ml 4000円+税

☆大さじ1杯(約15ml)にω3脂肪酸を約8000mg含有しています

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我が家では納豆に混ぜたりサラダに入れたりして毎日食べています。とにかく美味しいです。

~薬剤師 鳥居英勝~

朝食を植物エキス発酵飲料だけにして、丸2年以上たちます。午前中身体が軽く過ごせるようにと始めたのですが、今は腸の調子を保つのが主な目的になっています。1日抜くと翌日にはお通じが悪くなり再開すると調うので、自分に合っているのを実感しています。

昨夜のNHKスペシャルで、漢方薬が腸内細菌による代謝を受けて効果を発揮することについて取り上げられていました。消化、吸収、免疫はもちろん、漢方薬を効きやすくするためにも腸を良くしておくことは大切です。

カギになるのは腸内細菌のバランスといえるでしょう。自分に合った発酵食品と食物繊維を毎日摂っていると、自然と腸内細菌のバランスは良くなってきます。お腹の中の菌を育てるという感覚で続けると良いと思います。

発酵食品が自分に合っているか見極めるのに、2週間続けて便通に良い変化が得られるかが判断材料になります。なかなか出会えない場合には、私も愛飲している植物エキス発酵飲料がおすすめです。

これは日本で育った60種類近くの植物のエキスを熟成発酵させており、自然環境由来の多様な菌がたっぷり含まれています。日本で生まれ育ったほとんどの方のお腹に合うのではないかと思っています。

また、人は産まれる時に親から腸内細菌を受け取り、それが自分の腸内環境の基本になるといわれています。お腹の中の菌は代々受け継がれていますので、腸の調子がすぐれない時には、同じような時にお母様やお祖母様が食べて良くなるものを試すと楽になるかもしれません。

~薬剤師 鳥居英勝~