» 2014 » 10 月のブログ記事

エボラの話題で忘れがちですが、風邪やインフルエンザ、ノロウィルス対策も怠ってはいけません。当店でも今週に入ってから、風邪薬を求めにいらっしゃる方が急に増えてきました。

予防接種、うがい手洗い、栄養と休養、適度な運動、身体をあたたかくする、マスク、人ごみを避けるなど。わかりきったことを実行できるかが予防のカギになります。

それと、できることなら腸内環境を良くしたり、エビデンスのとれた保健薬をのんだりして、免疫を活性化させるとなお良いと思います。

私も、数か月前から腸内の善玉菌を増やすためにナノ型乳酸菌、疲れを感じたら薬用人参製剤、白血球の運動力を上げるといわれている熟成ニンニク製剤、それと、排膿散及湯といって漢方の抗生剤といわれているものを常用しています。おかげさまで、今のところ疲れ知らずの風邪知らずです。

昨年、空間除菌を目的とした二酸化塩素製剤のことがニュースになりました。色々なタイプの製品があるのですが、胸ポケットにつけたり首から下げるタイプのものは効果がないということでした。愛用されていた方はがっかりされたことと思います。

ただこれは、部屋の中など閉鎖的な環境で使用した場合にはある程度効果があるということは、データでもとれているようです。部屋置きタイプやスプレータイプのものなど、空間中により高濃度に散布できるものありますので、上手に利用するとウィルス対策になると思われます。

~薬剤師 鳥居英勝~

危険ドラックがどれだけ恐ろしいかはニュースの報道で広く知られていますが、身近な薬でも使い方を誤ると大変なことになります。例えば、市販の痛み止めや風邪薬。

あるダルク代表の方のお話によると、『誤った使い方で中毒のようになると、抜け出すには覚せい剤や麻薬よりも時間がかかる』そうです。

その理由は、市販薬は当然合法で誰でも買うことができる薬なので安心感が高い。そのせいか、はまるとどっぷりと浸かってしまいやすいためとのこと。

くすりは、毒にも薬にもなる代物です。本来の目的に合わせて、必要な量を必要な期間だけ服用することが原則です。※市販薬でいえば『痛み止め・咳止め・風邪薬』、処方薬だと向精神薬には注意が必要です。

☆市販薬でも処方薬でも、当然じっくりと長い時間服用する必要がある薬もれば、用法用量を適宜増減して使用する薬もあります。その場合は、専門家の説明に従って服用することが望まれます。

~薬剤師 鳥居英勝~

うっかりすると忘れそうになる食品による内部被ばく。最新の日本栄養食糧学会誌に気になる文献がありました。

『ローヤルゼリーが、セシウム・ストロンチウム・ヨウ素による内部被ばくを軽減するかも』というもの。

要旨は・・・ローヤルゼリーを一週間事前に摂取し⇒セシウム・ストロンチウム・ヨウ素を静注する⇒そうすると、先にあげた放射性核種が骨・筋肉・甲状腺などへ蓄積するのを軽減し、さらに尿からの排泄が促進される。具体的に何の成分が役立っているのか、製品によって品質にばらつきがある中でどの製品がよいのかは、要検討・・・とのこと。

ローヤルゼリーには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸が豊富に含まれていることが知られています。そのミネラル成分が、放射性核種が細胞や組織に入り込むのを防ぐことに役立つことは十分考えられます。

この文献を読んでまず思うのは、『内部被ばくを考える上で、福島第一原発事故の前にどのような食事を摂っていたかが、実はとても重要なんだ』ということ。

事故後は、ほとんどの方が水や食べ物に注意したと思います。それは、とても大切な事です。でも、事故以前から海藻や野菜などミネラルが豊富な食事を摂っていたかどうかが、内部被ばくを考える上でとても大事なんだなということをこの文献を読んで思います。普段からミネラル豊富な食事を摂っていて、細胞が栄養成分で満たされていれば、悪いものが入っても入り込む隙が少なかったと考えられそうです。

原発事故直後、子供を中心に水や食品による内部被ばくが心配されました。3年半経った今、その当時に比べて食品の安全性は大きく高くなったと思います。ただ、子供たちへの健康への影響が全くなくなったとは言い切れないのが本当のところだと思います。かといって、気にしすぎるのも良くない。

簡単にできることとして、海藻や野菜など、ミネラルを十分に、栄養バランスのとれた食事をする。健康のためはもとより、内部被ばくによる弊害を防ぐうえでも、日々の食事が大切なんだな~と改めて考えます。

~薬剤師 鳥居英勝~

海なし県のまん中に住んでいて縁遠い話のように感じていましたが、そう暢気に構えてもいられません。世界的な脅威となっているエボラウィルス。流行を防ぐべく、空港では水際対策がとられているそうです。

感染⇒3週間程度の潜伏期間⇒発熱⇒下痢・嘔吐⇒死亡。・・・致死率は70%、助かるのは30%。ほかの感染症に比べて際立って致死率が高いのがエボラウィルスのこわいところです。

今朝のニュースで、『感染しても、発熱までで、下痢嘔吐には移行しない方は助かっている』と報道されていました。30%は助かる・・・。そこで、万が一に備えて何か身体造りができないか考えてみました。『下痢嘔吐までいかなければ助かっている』という現象に、対策のカギがあるかも知れません。

助かった方たちは、消化器症状に至らなかった。ということはこの方たちは、平素から腸内の環境が良くて胃腸障害がおこりにくく、さらにそのために全身の免疫が高くてウィルスをたたく力も強かったのではないかと考えられます。

~~~善玉菌が多く腸内環境が良いと、小腸にあるパイエル版が刺激されて、免疫が活性化して高くなることは今や広く知られています。免疫の60%もが腸内でできているそうです。~~~

といことで、全くの仮説ですが、腸内の環境を良くしておく、具体的には腸内の善玉菌を増やしておくことが、万が一感染してしまった場合に命を守る支えになるかもしれません。

手っ取り早く腸内の善玉菌を増やすには、良質の乳酸菌を摂ると効果的です。すでに下痢しやすかったり便秘がちな方は、善玉菌の割合が少ない可能性があります。このような場合、良質の乳酸菌を大量に、継続して摂取することが必要です。パイエル版を効率よく刺激できるようにナノ型にまで小さくされた乳酸菌も製品化されています。他にも、オリゴ糖・熟成にんにく製剤など、腸内免疫を高める素材はたくさんあります。逆に冷たいものなどでお腹を冷やすことは良くないようです。

エボラウィルスには?にしても、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整え、腸内免疫を高めておくことは、風邪はもとより、これからの時期流行しそうな、ノロウイルスやインフルエンザの予防には間違いなく有効です。

ちなみにノロウィルスによる胃腸炎も、初期は軽い発熱から始まり、嘔吐・下痢という転帰を辿ります。体力が弱い方などは命取りになることもあるので注意が必要です。

~薬剤師 鳥居英勝~

大人のオードムーゲが、ついに発売されました。製品名は『ACLミュールセラムローション』。最大の特徴は、ポリアクリル酸Naという成分が新たに配合されて、保湿作用と清浄作用が高まったこと。まさにオードムーゲの進化版といって良いと思います。

どのように良くなったかを少し詳しく説明すると・・・①ポリアクリル酸Naという保水成分が新たに配合され、保湿力がアップしました。⇒バリア機能が高まるので、より肌の正常化に役立ちます。また、肌にハリが出るのでしわ対策になります。②このポリアクリル酸Naにはアンモニアなどの老廃物やメラニンなどを吸着する作用があります。⇒肌のターンオーバー毎に、しみ・くすみを和らげる働きが得られます。③エタノール濃度が3%低くなり、使用感がより穏やかになりました。⇒オードムーゲで刺激を感じていた方にも、よりやさしくお使いいただけます。

私自身使ってみましたが、まず感じたのは肌への当たり柔らかいこと。使った後のしっとり感も良いようです。コットンにふくませて拭き取ったときの汚れ落としの効果は、オードムーゲと同等なようです。これまで、冬こどもが乾燥肌でかゆがるときの保湿に使う時には、エタノールで皮脂が取れすぎてしまわないか不安がありましたが、エタノール濃度が下がってやさしくなったことと、保湿力が高まったことで、今年の冬は安心して使えそうです。

ACLミュールセラムローションは、このような方にお使いいただきたいと考えています。

☆ニキビ世代を超えた方の乾燥肌・脂性肌の方に。・・・エタノールによる余分な皮脂を取り除く作用と、保湿作用のバランスが良いと思います。※皮脂の分泌が盛んな20代までの方、脂性肌の方は、これまでのオードムーゲでOKだと思います。

☆オードムーゲで刺激を感じる方・・・刺激の原因はエタノール。その濃度が少なくなったため、肌により優しくなりました。

アクルミュールセラムローションは、しみ・しわ・くすみへの効果もある、肌の正常化に役立つ薬用ローションです。

160ml:1200円+税 500ml:2600円+税

~薬剤師 鳥居英勝~