» 2013 » 1 月のブログ記事

インフルエンザが流行しています。今年の主流はA型のようです。

さて、インフルエンザの予防として、日頃の養生・うがい・手洗い・予防接種が大事であることはいうまでもありませんが、いざ家族が罹ってしまった場合に家庭内で感染が拡がるのを防ぐためにはどうしたら良いでしょうか。私は次のことが大切だと思います。

①全員マスク着用②出来るだけ接触を避ける③罹った人が使用した食器の除菌④病人が使用したティッシュなどを密閉して破棄する④二塩化酸素製剤の室内えの噴霧⑤携帯用二塩化酸素製剤の使用及びマスクへの噴霧⑥加湿

これらが生活する上での注意となるのではないでしょうか。

また、お医者さんの処方箋が必要になりますが、条件に適えばタミフルを予防的に服用することも効果あり。市販で手に入るものとして、葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯も、万が一感染した場合に症状が出始めてからすぐに服用すると治るのがグーッと早まります。

実際5歳になるわが子にも、周りに罹った子がいてインフルエンザの感染が疑われたとき(急な寒気を訴え始めたとき。この時はまだ熱は出ていなかった)に葛根湯を成人量服用させたところ、顔が一気に赤らんで速やかに寒気が消失したことがあります。まさに辛温解表にて邪気を吹っ飛ばしたかのよう。このときはインフルエンザを発症せずに済みました。

      ~薬剤師 鳥居英勝~

年頭所感 25/1/15

| 新着情報 |

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。

昨年は、山中教授によるiPS細胞の研究で山中教授がノーベル賞を受賞するなど、医学面で嬉しい話題がありました。この研究が進んで、1日も早く難病に苦しむ人の助けになるよう臨床化されたらと思います。

それを踏まえて考える事があります。いかに遺伝子治療やiPS細胞による治療など、これまでになかった先進的な医療が進んだとしても、やはり一番大切なのは毎日の養生なのでは。正しい生活があって初めて、健康ですがすがしい人生を送ることが出来るのではないでしょうか。生活に注意を払い、それでも病気になった場合には先進的な医療の力を借りれば良い。

いうまでもなく、病気になるには必ず理由がある。たとえ、iPSによって痛んだ臓器を取り替えて幸運にも病気が治ったとしても、最初に病気になったのと同じことをしていたら又繰り返してしまう。やはり、養生が健康のそして病回復の基本だと思います。

私は日々のご相談に応じさせて頂く中で、漢方薬の効果にしても何にしても、ただ飲んだだけでは決して治るものではなく、正しい養生を実行できてはじめて良くなることを実感しています。

私どもは、今年も毎日の養生法のご提案を大事にして、お客さまのご相談に応じて参りたいと考えております。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

       薬剤師 鳥居英勝